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映画 AKAI ネタバレ感想 浪速のロッキー赤井英和の足跡をたどる ドキュメンタリー

AKAI
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元プロボクサーにして俳優、赤井英和のボクシング人生について、彼の息子が取材したドキュメンタリー作品。ボクサーの赤井がなぜ人気があったのかはわかるんだけども、個人的に知りたい部分に触れられてなかったのが残念。ネタバレあり。

―2022年公開 日 88分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:俳優、タレントとして活躍する赤井英和の素顔に迫るドキュメンタリー。米国で映像を学び、現役のプロボクサーでもある赤井の息子・英五郎が監督を務め、プロボクサー時代の試合映像から俳優デビュー作「どついたるねん」の映像、貴重なインタビューで綴る。「どついたるねん」の監督、阪本順治が全面協力。(KINENOTE)

あらすじ:俳優、タレントとして世代を超えて愛される赤井英和。しかし、まだ多くの人が本当の“AKAI”を知らない。かつてはプロボクサー。1980年に鮮烈なデビューを飾り、戦績は21戦19勝16KO2敗。もっと前へ、もっと強く。ひたすら、どつき倒す。倒れても立ち上がる。その歩み止めない、戦いを止めないスタイルは最高に強く、最高にカッコよかった。彼は本物のヒーローだった。そして、人々は大阪市西成区生まれの“AKAI”をこう呼んだ。“浪速のロッキー”と。本人は純粋にボクシングを愛し、相手をどつきまくっただけ。その姿は40年の時を経た今も変わらない。本作は、アメリカで映像を学んだ現役のプロボクサーで赤井の息子・赤井英五郎が監督を務め、赤井の俳優デビュー作「どついたるねん」(89)の阪本順治監督が全面協力。再起不能のダウンから復活を遂げ、自分自身と重なる主人公を演じた「どついたるねん」と世界王者に挑戦したブルース・カリー戦、引退の引き金になった大和田正春戦の息を呑む迫力の試合映像、そして貴重なインタビューで綴られる。(KINENOTE)

監督:赤井英五郎
出演:赤井英和/エディ・タウンゼント/大和田正春

ネタバレ感想

レンタルで鑑賞。赤井英和がボクシングを始めてプロになり、引退をしてから役者の道を歩むようになるまでの期間を、当時の動画や阪本順治監督の作品で赤井の俳優デビュー作となる『どついたるねん』の映像なども交えて描いている。

良いなぁと思ったのは、赤井が教えを受けたエディ・タウンゼント爺さんの当時の映像が観られるところ。赤井との関わりの中で、ボクシングだけでなく人生の師とも言えるような、とてもいい指導者だったんだろうと思わせる。

もう一つは、赤井がボクサーとして人気を博していた当時の様子がよくわかるところかな。チャンピオンにはなれなかったものの、そのキャラと容姿とファイトスタイルから、彼の魅力が伝わってくる。

ただ、彼はボクサーとしての素質はすごかったんだろうけど、試合を観た限り、ライトなボクシングファンの俺からしてみても、危なっかしい試合してるなぁと思っちゃう。

1ラウンドから特攻精神で相手をなぎ倒していくんだけど、ディフェンスが…。派手に倒してるから人気が出るのはわかる。しかし、けっこうパンチもらっちゃってるからね。

敗北を喫する世界戦もかなり危うい内容で、キャリア終盤のほうの試合なんて目の輝きもなくなっちゃってるように見えるし、強みでもあった特攻ボクシングすら影を潜めちゃってる印象だった。これはエディ爺さんとの出会いが遅かったということもあるかもしれないけど、ジムとして彼の育成やプロモートがうまくできていなかったんじゃないか…。

まぁでも、その話題はいったん中断して良いところをもう一つ挙げておくと、インタビューしてるのが監督を務めた自身の息子というところか。なんとなく画面からこの親子が仲良いんだろうなってのが伝わってくるし、親父としての赤井の愛情が感じられるのだ。

しかしだ、だがしかし、中断した話に戻ると、俺は監督が赤井の息子だからこそ、もっと掘り下げてほしいことがあったんだよなぁ。それは何かというと、作中でもチョロッと触れられていた、ジムからの蒸発事件が起きてしまった要因であったり、ジムの会長だった津田氏のことを当時、どのように感じていたのかということだ。

この話については『どついたるねん』の記事でも触れたように、浅沢英氏なるライターさんが『浪速のロッキーを捨てた男』というノンフィクション書籍において真相に迫っているんだが、取材された赤井自身が多くを語っていないために、著者の推測のようなことしか書かれていない。会長自体はもう故人だし。

だからこそ、相手が息子であれば赤井も語る気になるんじゃないかと期待したんだが、その部分はまったくスルー。

確かに、息子に語る分には語れるのかもしれないが、赤井は義理堅い人間のような気がするので、いろいろあったっぽいが、恩もあるだろう会長のことは、これまでも多くを語らなかったし、その語ってこなかったことが映画として公になってしまうのは避けたかったんだろうと想像はできる。ただ、鑑賞者としてはそこに期待してしまっていたので、ここが残念。

劇中で津田会長のことに触れられたシーンはほぼない。名前がチョッと出てきたような覚えもなくもないーー程度なもん。要するに、彼のことにほとんど言及されてないことで、こうした作品構成そのものが、赤井の恨みの深さなんじゃないかと俺は邪推しちまう始末であった。

仮にこの話について興味がある人は、さっき紹介した書籍のリンクを下に貼っておくので参照していただきたい。

あと、この作品は阪本順治監督の協力を得ているらしいので、『どついたるねん』の映像が出てくるのはいいとして、使っている場所について注記がないのはいかがなもんか。『どついたるねん』観てない人は赤井のリアルな映像と、映画の中の彼の区別がつかないケースがあると思うんだけど。

映画 どついたるねん ネタバレ感想 赤井英和主演のボクシング作品
阪本順治監督のデビュー作にして、元プロボクサーの赤井英和が役者として主役デビューした作品。内容はタイトル通り、「どついたるねん!」である。ネタバレあり。 ―1989年 日 110分―

 

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