人造人間13号
なんで邦題がこんななのかはよくわからん。あのゾンビみたいなのが劇中で13人出ていたんだろうか。数えてないけど、もしかしたらそのくらいの数がいたのかも。別に特筆すべき点はないけども、それなりに面白く観られるホラーパニック。ネタバレあり。
―2015年公開 米 87分―
解説とストーリー・スタッフとキャスト
解説:「Yahoo! 映像トピックス」映画部門初登場第3位、映画ファン注目の話題作!
「バイオハザード2」「サイレントヒル」などを手がけたドン・カーモディと「スター・ウォーズ」でアカデミー賞美術賞を受賞したロジャー・クリスチャンがタッグを組んだ、今までにないクリーチャー・ホラー。陸の孤島で繰り広げられる、科学捜査研修生とクリーチャー(人造人間)たちとのバトルでは、科学捜査術・銃撃・爆撃・護送バス暴走と何でもあり! 主演のキャサリン・イザベルの絶叫ぶりにも注目。(amazon)ストーリー:CSI(犯罪科学捜査官)を目指す大学生たちが、担当教授たちと卒業試験のために人里離れた《死体農場》を訪れる。第二次大戦中、生体実験を繰り返していた収容所跡地に造られた死体農場は、地元では「悪魔がいる」と噂されているらしい。不穏な空気を感じながらも、順調に課題をクリアしていく学生たち。だが、そのうちの1人から「死体が動いている」という報告が入る。教授や他の学生はただの悪ふざけと取り合わなかったが、1人また1人と消息を絶っていく…。(amazon)
監督:ローウェル・ディーン
出演:キャサリン・イザベル/ブレンダン・フェア/ブレンダン・フレッチャー
ネタバレ感想
これはゾンビ映画だね
この映画で襲ってくる生物は、軍かなんかの実験によって生まれたものらしい。こいつらは人間よりも力が強めで、皮膚もカタイようだ。
だから、活動停止するには頭部を破壊する必要がある。で、こいつに襲われて噛まれて死んじゃうと感染するのかなんなのか、復活して人間を襲い始める。
てなことで、これも数あるゾンビ作品の一つと言えそうだ。なかなかのグロ描写とかはあるものの、全編通してさしたる目新しさはない。でも、最後まで面白く観られるから、こきおろしたくなるほど悪い作品ではないのは確か。
主人公のキャラがよい
いいと思ったのは、主人公と思われるメグという女性キャラ。彼女が怪物に初めて襲われ、その窮地を脱出するまでのシーンは、一番楽しめるポイントだった。
本作に出てくる若者集団は、医学を学びつつ将来は警察機関とかに就職しようとしているらしい。その実習として教授に呼ばれ、物語の舞台となる地を訪れる。そこはもともと軍の敷地で、死体を使った実験をしていたところらしい。
その場所に、教授が用意した死刑囚? と思われる人たちの死体を点在させて、その死体の死因を探る実習のようだ。
で、彼女のよさは、自分の学習した知見を使いつつ、ゾンビたちに気丈にも立ち向かうところ。
とはいえ、終始強いわけでもなく、間違えて恋人? の肩を銃でうっちゃったり、時にはなすすべなくわめくだけだったり、その辺の描き分けに好感を持った。
あと、ジャケットの写真よりも物語中の彼女のほうがキレイであるので、その辺もよろしいポイントですな。
教授の扱いは酷い(笑)
てことで、突っ込みどころとしては、一つ。あの教授、最初はゾンビの存在を全く認めようとせずに、冷静に試験を進めようとしてたのに、何かの拍子で事の次第を全部悟っちゃう。それ以降の180度な変わり身には笑った。
そんで、中盤以降、主人公とその恋人をバスに隠れさせて、「ここで待ってろ」と言い残してゾンビ討伐に出かける。
しかし2人の生徒は教授を待つことなく、すぐに行動を開始。哀れ教授は一人でてんやわんやした後に、走っていたら偶然彼らと合流。特に怒ることもなく冷静に会話を始めるのは、大人の貫録だったのだろうか(笑)。
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