ファイナル・アワーズ
―2013年製作 濠 86分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:地球最後の日にある男が最後に選んだ道を描くSFドラマ。巨大隕石が海に墜落し、地球滅亡まであと12時間。ジェームズは友人知人と馬鹿騒ぎをして人生を終えるつもりだったが、暴徒と化した人々から逃げる途中、ローズという名の少女を助け…。(KINENOTE)
あらすじ:巨大隕石が海に墜落し、地球が滅亡するまであと12時間。地球最後の日、友人知人と馬鹿騒ぎをして人生を終えるつもりだったジェームズは、暴徒と化した人々が蔓延る中、パーティー会場へ向け車を走らせていた。途中、暴徒に捕まった少女を見かけ、ジェームズは仕方なしに彼女を暴徒から救い出す。少女の名はローズ。ローズは、はぐれてしまった父親を探し一人で彷徨っていたのだ。彼は成り行き上ローズの願いを聞き入れ、彼女の父親を探しに町を出るが——。(amazon)
監督:ロバート・コノリー/ザック・ヒルディック
出演:ネイサン・フィリップス/ジェシカ・デ・ホウ/アンゴーリー・ライス
ネタバレ感想
適当なあらすじ
地球に隕石が落下。その衝撃波により各大陸は滅亡の危機に瀕しており、ジェームズの住む地域は役12時間後にその衝撃波が襲ってくるらしい。彼には彼女っぽい人が二人いて、冒頭のシーンではその一人とセックスしてる。で、事後の会話で彼女は妊娠していることが発覚。
しかしジェームズは、最後の日を無感覚で過ごしたいらしい。だから、ドラッグをやってどんちゃん騒ぎを計画している友達の家に遊びに行き、そこで最期を迎えたい。だから、妊娠してる彼女を置き去りにしてパーティー会場へ車を走らせる。
街は荒廃し、一部暴徒化した人々が荒れ狂っている。そんな中、偶然にも彼は、一人の少女=ローズを保護した。ローズは父親とはぐれてしまったので、その際に父と集合場所に決めていたオバサンの家に連れてってほしいとジェームズは頼む。でも、ジェームズはパーティに行きたい。で、いろいろあってローズを連れまわした彼は自分の姉の一家に彼女を預けようとするも、姉の一家は人類滅亡を悲観してすでに命を絶っていた。
仕方なくパーティ会場にローズを連れていくジェームズ。誰かにローズを託し、オバサンの家に連れて行かせてやろうと思ったのだ。しかし、会場の人間にそれに該当しそうなやつはいない。もう一人の彼女ともなんだかうまくコミュニケーションが取れないし、パーティーの主催者である友達もトチ狂っててなんだかよくわからない。
いろいろあって、ローズは会場の基地外女に薬を飲まされており具合が悪くなってしまった。ジェームズは会場を後にし、母親のもとへ急ぐ。母親には自分が帰ってこないことを一しきりなじられたが、ローズは回復した。
ジェームズは母に別れを告げ、ローズのおばさんの家に向かう。しかし、ローズの帰還を待たず、彼女の一家は全員自殺していた。ローズはジェームズを説得し、妊娠してる彼女に会うべきだと諭す。ジェームズは少ない残り時間、車を走らせて妊娠した彼女に会いに行く。
彼女は砂浜にいた、沖を見ると、今にも衝撃波が到達しそうだ。ジェームズは彼女に謝罪し許しを請う。抱き合う二人は衝撃波に飲み込まれていくのであったーーというのが適当なあらすじ。
地球滅亡。最後の時間に何をするのか
地球滅亡が確実になった日に、一人の独身男がどのように最後の時間を過ごしたかーーという話だった。ジェームズはそれなりにまともな感覚の持ち主だなと思わせる部分もあるものの、けっこう酷い野郎だと思わなくもないシーンも多い。
特に、重大な別れの選択をする際に、彼は必ず、その都度の相手を連れていく選択をしない。最初は妊娠した彼女(後に戻ってくるけど)。続いて、母親。連れてってやれよ、何で置き去りにするの? てか、せめて母親にどうしたいかくらいの意思は尋ねろや。
さらに、ローズちゃんも置き去り。彼女には妊娠した彼女に会いに行くよう励まされるわけだが、彼女をどうこうするとかその辺の会話がまったくなく抱き合って終わり。どんだけこの少女大人なんだよと思っちゃう。連れていくかどうかという意思は尋ねてやれや。
というように、その都度の重大な選択に彼のわがままさというか、客観的な思考の欠如を感じて、最後までは観られたけども、あまり楽しめなかった。でも、仮に自分がああいう状況に置かれたら、どんな行動を取るんだろうか。なるべく潔く死を迎えたいけど、無理だろうなぁ。きっとジタバタするぞ(笑)。
コメント
クソみたいな感想は無視していい、良い映画。
ほんとにその通りで、良いと思ったことが大切と思います。コメントありがとうございました。