すべての終わり
天変地異だか異星人の侵略なのか、よくわからんけど、大変なことが起きちゃったアメリカ西海岸地域。主人公の男が未来の義父とともに、婚約者を救いに西海岸へ車を走らせるロード―ムービー。ネタバレあり。
―2018年製作 米=加 113分―
あらすじ・スタッフとキャスト
あらすじ:原因不明の大異変が発生。米国全土が戦場と化す中、行方不明になった妊娠中の婚約者を捜すため、若き弁護士が危険を承知で、未来の義父とともに西海岸へ向かう。(NETFLIX)
監督:デヴィッド・M・ローゼンタール
出演:テオ・ジェームズ/フォレスト・ウィッテカー/カット・グレアム/ケリー・ビシ/マーク・オブライエン
ネタバレ感想
いきなりネタバレするけど、この作品で起こる異変の原因は何だったのかは、最後まで判明することなく劇終を迎える。何だったんだろう? その謎を解き明かす話ではなかった。
それよりも物語の大半で費やされるのは、主人公と義父が西海岸へひたすら車で移動する最中に体験するさまざまなこと。途中で仲間になるネイティブアメリカンの女の人とか、主人公と義父の2人だけで移動するシーンとか、ともかく道中いろいろあったことで、ギクシャクしていた関係が良好になっていく様を描きたかったんだろうか。
もしそれが描きたかったんなら、別に失敗だとは思わないけども、全然面白くなかった。彼らが道中で出会う人も、類型的というか、ありがちなパターンばかりだし、そこで描かれる主人公側の行動や考え方も、どっかで見たようなシーンばかり。ネイティブアメリカンの女の子を仲間にしたのはよかったけど、あんな風に退場しちゃうんだったら、物語に必要だったのかどうか、よくわからん。
ラスト、主人公は無事に婚約者と再会できるんだけど、だから何なんだよ。観ているほうは何の感動もしないぞ。婚約者と一緒にいた男の行動も、予想できる範囲だし、何を表現したかったのかよくわからん映画でした。婚約者の女性が美人だったので、そこくらいしか褒めたい部分はない。
この作品はネットフリックスで鑑賞できます。
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