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映画 戦場のピアニスト ネタバレ感想

戦場のピアニスト
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戦場のピアニスト

―2003年公開 波=仏 148分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:ナチス占領下のポーランドを生き抜いた実在のユダヤ人ピアニストを描いたドラマ。監督・製作は「ナインスゲート」のロマン・ポランスキー。脚本は「セクシュアル・イノセンス」のロナルド・ハーウッド。音楽は「ナインスゲート」のヴォイチェフ・キラル。撮影は「ぼくの神さま」のパヴェル・エデルマン。美術は「シンドラーのリスト」のアラン・スタルスキ。出演は「マリー・アントワネットの首飾り」のエイドリアン・ブロディ、「ブレイド2」のトーマス・クレッチマン、「私家版」のフランク・フィンレイ、「リタと大学教授」のモーリン・リップマン、「リトル・ヴァンパイア」のエド・シュトッパルト、「オーロラの彼方へ」のジェシカ・ケイト・マイヤーほか。キネマ旬報2003年度外国映画ベスト・テン第1位、同読者選出ベスト・テン第1位、2002年カンヌ国際映画祭パルムドール(最優秀作品賞)、全米批評家協会賞最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀主演男優賞・最優秀脚本賞、英国アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞、米国アカデミー賞最優秀監督賞・最優秀主演男優賞など、多数受賞。(KINENOATE)

あらすじ:1939年、ナチス・ドイツがポーランドに侵攻。ワルシャワのラジオ局でピアノを弾いていたウワディスワフ・シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)とその一家は、ユダヤ人に対するゲットーへの移住命令により、40年、住み慣れた我が家をあとにする。ナチスの虐殺行為がエスカレートする中、ウワディスワフはカフェのピアノ弾きとして日々を過ごす。42年、シュピルマン一家は大勢のユダヤ人と共に収容所へ送られるが、ウワディスワフは警察の友人の手で一人収容所行きを免れた。43年、ウワディスワフはゲットー脱出を決行。旧知のポーランド歌手ヤニナ(ルース・プラット)の手引きで隠れ家に移った彼は、僅かな食料で食いつなぎひっそり暮らし続けた。だが隣人に存在がバレて脱出、親友の妹ドロータ(エミリア・フォックス)と彼女の夫のもとを訪ね、新しい隠れ家に住む。夏になる頃、ワルシャワ蜂起が始まり街は戦場となった。ある晩とうとう、ドイツ軍将校(トーマス・クレッチマン)に見つかってしまったウワディスワフ。彼がピアニストてあることを告げると、将校は彼にピアノを弾かせた。演奏に感動した将校は、ウワディスワフをかくまってやり、その数週間後に終戦が訪れるのだった。(KINENOTE)

監督:ロマン・ポランスキー
出演:エイドリアン・ブロディ/トーマス・クレッチマン

ネタバレ感想

ナチスが侵攻してきたポーランドで暮らすユダヤ人ピアニストの受難を描いた物語。なかなか有名で評価も高い作品のようだ。

ピアニストのシュピルマンはポーランド内では有名らしく名の知られた人らしい。であるから、ユダヤ人の警察の助けで収容所ゆきを免れるわけだが、家族は全員連れていかれてしまう。しかも、劇中でその後は描かれない。あれ、どうなっちゃったんだろうね。みんな殺されちゃってたんなら気の毒。

シュピルマンは一人難を逃れてからは、知り合いを頼って逃亡生活を続ける。戦場と化した町の中をさまよい、寝床を探し、飯を食い、引きこもりの毎日。ピアノを目の前にしても音で存在がバレてしまうから演奏もできない。

ただもう、生き残るための描写が延々と続くだけなので、ここがけっこう退屈。彼の受難を詳細に描くという意味では必要なシーンなんだろうけど、この尺の長さはちょっと辛いかな。

で、ナチスが連合軍に追い詰められていき、ポーランドから撤退の準備をしている最中に、シュピルマンはナチスの将校と遭遇してまうのである。ただ、この将校は音楽好きだったようで、シュピルマンにピアノを演奏させるのである。このシーンがこの作品のクライマックス。

1曲をきちんと演奏し終えたシュピルマンに対して、将校は食料を与えて見逃してやるのだ。程なくしてナチスは敗戦することになり、この将校は捕虜として連合軍側に捕まってしまう。シュピルマンは彼が救出を求めていたことを友人から聞くが、名もなき将校の消息を掴むことはできなかった。その後、将校は収容所で亡くなってしまったそうだ。

実話を基にした作品ってことで、その悲惨さは目を覆うばかり。ナチスの非道はかなりのもんだが、一人ひとりの兵士たちも生身の人間。それが、なんであんなひどい虐殺をできてしまうような状態になるのだろうか。しかし、これが戦争なのである。そして、その戦争を引き起こしているのは、自分たちは戦場に出ず、血を流さない奴らなのだ。

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