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映画 ザマウンテン 決死のサバイバル21日間 ネタバレ感想

ザマウンテン
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ザ・マウンテン決死のサバイバル21日間

セスナ機に乗り合わせた二人の男女が事故で墜落して高山に取り残される。怪我もしてる中で食料もわずか。生き残りをかけてジタバタする中で、親密な関係になっていく。サバイバルを通して男女の絆が深まるロマンス的な作品。ネタバレあり。

―2017年公開 米 112分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:ケイト・ウィンスレットとイドリス・エルバ共演によるサバイバルアドベンチャー。翌日にN.Y.で結婚式を行うアレックスと、ボルティモアで手術の執刀をするベン。予定の飛行機が嵐の接近で欠航し、見知らぬふたりはセスナ機で目的地まで同乗することに。【スタッフ&キャスト】監督:ハニ・アブ・アサド 原作:チャールズ・マーティン 脚本:クリス・ワイツ 撮影監督:マンディ・ウォーカー(KINENOTE)

あらすじ:翌日にNYでの結婚式を控えたアレックスと、ボルティモアへ緊急手術に向かう医師ベン。予定の飛行機が嵐の接近で欠航し、見知らぬ2人はセスナ機をチャーターして目的地まで同乗することに。しかし、飛行中にパイロットの容体が急変し、コントロールを失ったセスナ機は山中に墜落。パイロットは死亡し、2人も傷を負う。残された食料もわずかで、救助を待つか、移動するか、選択を迫られた2人に大自然の猛威が襲いかかる――。(amazon)

監督:ハニ・アブ・アサド
出演:ケイト・ウィンスレット/イドリス・エルバ/ボー・ブリッジス

ネタバレ感想

レンタル配信で鑑賞。何で観たいと思ったかというと、遭難映画だから。自分が山登りすることもあって、YouTubeでも遭難動画見たりするんだけども、極限の状況で人間が取る選択ってのは、かなり興味深いのである。

であるから災害パニックとか遭難作品を観るわけだが、今作はサバイバル状況を題材にしつつ、その窮地を脱するべくジタバタする男女の間にロマンスが生まれるという内容で、こういうタイプの作品って実はけっこう珍しいのではないか。

例えばアクション作品などで偶然助け合うことになった男女が最終的に恋仲になっちゃう展開ってのはありがちかつ面白いものでもあって、そうした作品はあげればキリがないくらい。

有名作品で言うならキアヌリーブスとサンドラブロックの『スピード』とかね。あれは駄作の2で二人は別れちゃってるので、「異常な状況下で結ばれた男女は長続きしない」ってな1でのセリフを地で行っちゃってる(笑)。

しかし、死と隣り合わせのパニック状態で、協力し合いながら死地を脱した男女が、深い絆で結ばれることは確かにありそうで、今作はまさにそれが成就することになる。繰り返しになるがそういう意味では、この作品は遭難映画というよりは、ラブロマンスな内容だったなぁというのが率直な感想。

そういうこともあってか、遭難中のジタバタ劇はさほど面白くないんだよねぇ。むしろ、二人の男女が危機的状況の中でお互いの仲を深めていく状況設定として大自然の驚異という背景が使われているような感じ。

なので、サバイバル劇を期待していた俺としては少しもの足りなさを感じてしまった。二人は21日間もジタバタしてたのに、あまりやつれた印象もないので、悲壮感があまり伝わってこないし。

撮影はけっこう過酷な状況で行われたらしいんだけど、その苦労があまり作品に反映されてない気がして、なんかもったいない作品でありました。ボーブリッジスもチョイ役ですぐいなくなっちゃうし。

ただ、犬の賢さと可愛さは実によろしい。よろしいでありました。犬万歳。

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