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映画 MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない ネタバレ感想

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない
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MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない

広告代理店で働く社員たちは、同じ一週間をループしていた。後輩からその事実に気付かされた主人公の吉川は、後輩たちと協力して他の社員にもループにハマっていることを認識させていくのだがーー。タイムループから抜け出しすためジタバタしているうちに、社員たちが絆を深めていくコメディタッチのドラマ。ネタバレあり。

―2022年公開 日 82分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「14歳の栞」で注目を集めた竹林亮の監督・脚本で贈る、「新感覚オフィス・タイムループ・ムービー」。ある小さな広告代理店では社員全員がなぜか同じ一週間を繰り返していた。絶望の月曜日を迎える彼らはチームプレイで、この無限地獄を無事脱出できるのか。主人公・吉川朱海を演じるのは若手女優・円井わん。いつまでたってもタイムループに気づいてくれない永久部長役にマキタスポーツ。(KINENOTE)

あらすじ:とある小さな広告代理店で働く主人公・吉川朱海(円井わん)は、「この仕事が終わったら、憧れの人がいる大手広告代理店へ転職する」と燃え上がる野心を持って仕事に取り組んでいた。しかし、次から次に降ってくる仕事で、余裕はゼロ。プライベートも後回し。月火水木金土日、休みなく働き続けていた、ある月曜日の朝。後輩2人組から、こう告げられる。「僕たち、同じ一週間を繰り返しています! このタイムループを、夢の出来事だと思って忘れないために、合図を覚えてください。鳩です……」。ひとり、またひとりと、「白い鳩」の合図に導かれ、タイムループの中に閉じ込められているのを確信する社員たち。だが、その脱出の鍵を握る永久部長(マキタスポーツ)は、いつまで経ってもタイムループに気づいてくれないのだった。(KINENOTE)

監督:竹林亮
出演:円井わん/マキタスポーツ

ネタバレ感想

前から気になってた作品をレンタル配信で鑑賞。何で気になってたかというと、タイムループの話だから。俺は時間移動とかタイムループ系の話が好きなのである。何で好きなのかは、いろいろと哲学的示唆ーーというと大げさなんだが、俺の私的な疑問を考えるのに役立つからである。

で、邦画の時間移動系作品と言えば、『時をかける少女』とかありますな。ちなみに今作を観る前から感じていたのは、今作は『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』『サマータイム・マシン・ブルース』的なノリの作品なんだろうなということ。実はこの2作、俺は全然好きじゃないのだ。であるから、それと同じようなノリのコメディなら見なくていいじゃんと思ってたんだが、もしかしたら、上述した哲学的云々が得られるかもーーと淡い期待を持って鑑賞したのである。

結果として、そんな示唆は微塵もなかったのだが(笑)、それでも今作は楽しめた。短い時間できれいにまとまってるし、最後まで飽きさせずに観られる。しかも、単なるドタバタコメディってわけでもなく、主人公の成長物語みたいになっているところにも感心した。あとは、仕事においてチーム内のコミュニケーションってのは、やっぱり大事なんだなぁと思わせてくれるところとか。

主人公の吉川は今の広告代理店から、大物の有名人がいる大手に転職したがっている。それなりに優秀な社員のようなので、それが現実のものとなりそう。であるから今の職場なんてどうでもいいのだ。他の社員のことも大して評価していないし、自分のほうが実力は上。サッサと退職したいのであるーーというように俺には見えた。

ところが、後輩からタイムループを認識させられた彼女は、何とか全員にその事実を知らしめ、ループの原因となっている永久部長にもそれに気付いてもらうためにジタバタすることに。で、そのミッションを実行するのは一人では無理なので、ループを知った同僚たちと協力し合うことになるんである。

で、いろいろ起った中で彼女は、今の職場で働くことにやりがいを見出していくようになるのである。つまり、大手にはいかない決断をする。この選択に至る原因はいろいろあるんだけど、ともかくこの部署の社員たちは、タイムループから脱するためにジタバタする中で、今ままで皆無と言っていいほどだったコミュニケーションを密にしていくのである。密にしていくこと何が起こるか。チームに団結力が生まれ、仕事が効率化されていくのである。

なるほど。と思いました。これって鑑賞してる人たちの現実の仕事でも同じじゃね? と思った。自分を顧みると、コミュニケーション取ってない人がたくさんいるなぁと思いました。でも、なんか面倒くさいんだよねぇ。しかも仕事に対するモチベーションもほとんどなくしてるから。

しかし、この作品のようにチームとして達成すべき切実な目標があれば、どうあっても協力しあう必要があるし、チームとして動くことで力が増して、いい仕事ができる雰囲気が醸成されていくってことなんだろうねぇ。

じゃあ、俺の現実の仕事において、みんなと達成することって何よ? と、一応管理職なので考えてしまったわけである。何でコメディ観て自分の仕事を顧みなくちゃいけなくなるのかと思いつつ、そういう感想を抱いてしまったんだから仕方ない。

 

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