ザ・モンスター(2016)
軽く幼児虐待していた様子すらあるダメ人間な母親が、娘を元夫に引き渡すことになった別れの日に、娘を乗せて森の中を車で走っていたら、謎のモンスターに襲われるはめに。モンスターから身を守る行為の中で、彼女は母親として成長していく。同時に、娘も己の力で道を切り開く勇気を得ていく、母娘の成長を描いたモンスターパニック。ネタバレあり。
―2017年公開 米 89分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:「ルビー・スパークス」のゾーイ・カザン主演によるサバイバル・ホラー。シングルマザーのキャシーは10才の娘を車に乗せ、深夜の田舎道を走行中、突然の嵐に遭い、路上で立ち往生してしまう。二人は助けを求めて歩き出すが、ただならぬ雰囲気に気付き始め……。監督・脚本は「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」のブライアン・ベルティノ。共演は「スタンドオフ」のエラ・バレンティン、『アポカリプス・トゥモロー』のアーロン・ダグラス。特集企画『未体験ゾーンの映画たち2017』にて上映。(KINENOTE)
あらすじ:シングルマザーのキャシー(ゾーイ・カザン)は、10才になる娘リジー(エラ・バレンティン)を車に乗せ、深夜の夜道を急いでいる。だがその田舎道には徐々に嵐が近づき、やがて車は路上でクラッシュして立ち往生してしまう。二人は助けを求めて道を歩くが、ただならぬ周囲の雰囲気に気付き始める。森の中には“何か”が潜んでおり、不気味な金切り声を上げながら母娘に襲い掛かってくるのだった……。(KINENOTE)
監督・脚本:ブライアン・ベルティノ
出演:ゾーイ・カザン/エラ・バレンティン
ネタバレ感想
冒頭からほぼネタバレしちゃっているが、上記に記載したようなお話です。あのモンスターは何だったのかはよくわからん。素手の人間だと対抗できないもの、火を使って燃やしてしまえば勝てるという意味では、それほど脅威ではないんだが、この母娘にとっては十分な化け物だったのだ。
いずれにしても、母娘がそれぞれ過去を回想するシーンなどを織り交ぜて、母娘の憎みながらも愛し合っている情愛みたいのを描いてくるシーンが、必要なのはわかるけども、退屈で眠い。そして、全体的な展開ものんびりしているし、大きな動きもあまりないので、眠たい。
ともかく、母娘の心の交流を中心に描いたモンスターパニック物語として観れば、多少は新鮮に思えるかもしれない。いろいろな要素を詰め込んで中途半端になっている内容のモンスターパニックも多いからね。でも、そうやって贔屓目に観ても、さして面白くはない。
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