THE GUILTY ギルティ
―2019年公開 丁 88分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:第34回サンダンス映画祭観客賞受賞のサスペンス。警察の一線を退き、現在は緊急通報司令室のオペレーターとして勤務するアスガーは、今まさに誘拐されている女性自身から通報を受ける。微かに聞こえる音だけを手がかりに、アスガーは誘拐事件の解決に挑む。監督は、本作が長編デビュー作となるグスタフ・モーラー。出演は、「光のほうへ」のヤコブ・セーダーグレン。(KINENOTE)
あらすじ:アスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)はある事件をきっかけに警察官としての一線を退き、緊急通報司令室のオペレーターとして、交通事故による緊急搬送を遠隔手配するなど些細な事件に応対する日々を過ごしていた。そんなある日、今まさに誘拐されているという女性自身からの通報を受ける。車の発車音、女性の怯える声、犯人の息遣いなど、微かに聞こえる音だけを手がかりに、アスガーは事件を解決することに……。(KINENOTE)
監督:グスタフ・モーラー
出演:ヤコブ・セーダーグレン/イェシカ・ディナウエ/ヨハン・オルセン/オマール・シャガウィー
ネタバレ感想
うーむ。密室劇で大きな場面転換もないので、退屈といえば退屈。アスガー氏は何かの捜査上のミスで警察の緊急電話係になっている。で、ある女性の拉致事件に絡むことにより、彼自身の過去も少しずつ明るみになっていくというーー。
退屈だなぁ。拉致事件の真相には、そういうことかと思わされたけども、アスガー氏がギルティなんだろうなってのは、なんとなく予想がついちゃうからな。まぁいずれにしても、それなりにまともな人間は、人殺しちゃったら、両親の呵責に耐えられなくなっちゃうんだろうということか。
劇場で鑑賞できてたら、もう少し物語に入り込めたかも、とは思ったけど、さほど楽しくはない。
事件の場面をまったく描写せずにセリフと音だけで情景を鑑賞者に想像させる見せ方とか、アスガー氏が事件を通して己の過去の行為に対して向き合うようになっていく展開なんかはいいと思うんだけど、やっぱりなんだか全体的に物足りなさがあるのだ。
変だなーと思うのは、緊急連絡を受ける警察の部屋で、あんな単独行動って許されるもんなんだろうか。しかも、名指しで通報受けるとか、可能なんですかね? リアル世界でその辺はどうなっているのか知らんけども、あんまりリアリティを感じなかったなぁ。
コメント