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映画 アンセイン ネタバレ感想 どいつもこいつも異常者ばかり

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アンセイン

シリアスかつ社会派な内容の映画のようで、ストーカーにまつわるスリラー映画にも見える作品。両方を意図して製作されたのかもしらん。ラストのオチを観るに、やっぱりスリラーなのかな? まぁそれはどっちでもいいのだ。面白いから。ネタバレあり。

―2018年製作 米 98分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:2018年にアメリカ合衆国で公開されたスリラー映画である。監督はスティーヴン・ソダーバーグ、主演はクレア・フォイが務めた。(wikipedia

あらすじ:ソーヤー・ヴァレンティーニは聡明な女性であったが、仕事面で色々苦労させられていた。母親(アンジェラ)の元を離れて一人暮らしするようになってからというもの、ソーヤーはアンジェラと疎遠になってしまった。しかし、転職が功を奏し、ソーヤーは以前のような苦労をしなくても良くなった。ところが、ソーヤーには別の悩みがあった。ここ2年ほど、ソーヤーはストーカーの被害に悩まされていたのである。ソーヤーは近所の病院に拠点を持つ自助グループの助けを求め、カウンセリングも受けることになった。カウンセラーに「数回自殺を考えたことがある」と打ち明けたばかりに、ソーヤーは精神科に入院させられることとなった。自分の所持品が没収されたことに腹を立てたソーヤーは警察に通報したが、警察は介入を躊躇した。その後、ソーヤーは他の入院患者と激しく口論した。その結果、彼女の入院期間が1日から1週間に延長された。程なくして、ソーヤーは自らのストーカーであるデヴィッドが病院の清掃員として雇用されていることを知った。デヴィッドはソーヤーに接近するために清掃員の職に応募したのである。ソーヤーは病院の職員に身の危険を訴えたが、その必死の姿が精神の不調によるものと誤解されてしまい、鎮静剤を投与されるに至った。度重なる鎮静剤の投与が原因で、ソーヤーの意識は朦朧とし、暴力性を増していた。鎮静剤が通常よりも多く投与されたのはデヴィッドの工作によるものだったが、医師たちはそれに気がつけなかった。看護師のボールズは過剰投与に気がつけたが、デヴィッドが関与しているとはつゆも思わなかった。ソーヤーは患者や病院のスタッフたちに怒りを抱いていたが、薬物中毒から立ち直ろうとしているネイト・ホフマンにだけは好感を持つようになった。ホフマンは「この病院と運営法人は保険会社からの金を目当てに正気の人をも入院させている」とソーヤーに語った。ソーヤーはデヴィッドが自らに付きまとうようになった理由をホフマンに語り聞かせた。ソーヤーは病院の終末期病棟でボランティアをしていたことがあり、その中にはアルツハイマー病の患者もいた。その患者の息子こそがデヴィッドであった。父親が亡くなった後、デヴィッドはソーヤーに付きまとうようになったのである。それを聞いたホフマンはソーヤーを励まし、「何があっても正気で居続けなければならない」と言った。ソーヤーはネイトと取り引きした。ネイトが病院側に無断で持ち込んだ携帯電話を使わせてもらえる代わりに、ソーヤーはネイトの娘を自由にする手伝いをすることになった。警察はこの期に及んでも介入に躊躇した上に、ソーヤーの弁護士が入院の同意書を理由にして彼女の即時退院に難色を示した。結局、ソーヤーに残された道は、退院の日を辛抱強く待ち続けることだけであった。デヴィッドがソーヤーとネイトの一連のやり取りを盗み聞きしていたために、事態はさらに悪化して行くのだった。

主演:クレア・フォイ/ジョシュア・レナード/ジェイ・ファロー/ジュノー・テンプル – ヴァイオレット/エイミー・アーヴィング/マット・デイモン

ネタバレ感想

※2018年8月現在、日本では未公開公開作品。ネタバレしてるので閲覧ご注意ください。

ソダ―バーグ監督作といえば『トラフィック』とチェ・ゲバラを題材にした作品が印象に残ってるもんだから、本作も史実に近いシリアスな作風かと思いきや、そうでもなかった。彼が製作したスリラー作品という解釈のほうが近いのかな。

いずれにしても、主人公の女性は精神異常者ではないものの、常識的人物造形になぞらえてみるとやっぱりどこかおかしいのであり、ラストの描かれ方から見るに、人間なんて全員異常者で虞犯的存在であることを示しているように見えた。

彼女は冒頭からラストまで、さほど好感の持てる人物としては描かれていないため、感情移入がしづらいキャラクターだ。

仕事上の競争で他人を蹴落とすことに良心の呵責を感じているようにはみえないし、母親も含め他人を信用してないというか、共感能力が低いのか、自らの欲望のみで人生を生きているように見える。

一見するとそれは強く生きる人間の理想的姿ではあるのだが、どうやら彼女のそうした強さは強がりであり、父との死別や今作の敵役から受けたストーカー被害のトラウマが色濃く残っているからこその言動であることが見て取れる。

そこを踏まえると彼女は気の毒ではあるが、この作品の良いところは、彼女を全面的には肯定的に受け入れられない存在として描き、その異常性を終盤近くで先鋭化させ、ラストに本来の自分を取り戻せたかのように見せておいて、そうではなく終わるところにある。

振り返ってみると、病院の患者だけでなく、医者や看護師や病院経営者、そして主人公の母親。犠牲になるジャーナリスト以外の人間はどこか性格に歪なものを抱えているように観えた。要するに、どいつもこいつも観方によっては異常者であり、人間なんてそんなもんなんだろう。

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