THE FIRST SLAM DUNK
言わずと知れた人気バスケ漫画を原作者本人が映画化した作品。原作の内容を敷衍し、あるキャラの背景を深堀しながら物語を展開している。原作を一度でも読んだことある人は楽しめるでしょうな。この記事はネタバレなし、過去の思い出語り的な雑談みたいになってるので、多くの人にとって、読む価値はないです。
―2022年公開 日 124分―
解説・スタッフとキャスト
解説:原作は、週刊少年ジャンプ(集英社)にて、1990年~1996年まで連載され、国内におけるシリーズ累計発行部数1億2000万部以上、テレビアニメも大ヒットした高校バスケを題材にした人気コミック。原作者の井上雄彦が監督として映画化。(KINENOTE)
監督・脚本・原作:井上雄彦
出演(声):仲村宗悟/笠間淳/神尾晋一郎/木村昴/三宅健太
ネタバレなし感想(ただの雑談)
スラムダンクは俺が中学生になるくらいの頃からジャンプで連載が始まった記憶がある。連載間もない頃からメチャ人気が出て、部活ではバスケ部がもてはやされるようになり、影響されまくって高校生になってバスケデビューする奴とかもいたくらいだ。俺は中学生の頃はサッカー部だったが、バスケに移ろうかなぁなんて思ったこともある。だがしかし、高校ではテニス部に入った(笑)。
原作者はスラムダンクより前に、『カメレオンジェイル』ってな作品をジャンプで連載してたはずで、俺はリアルタイムでそれも読んでいたが、内容はまったく覚えていないし、確かすぐに打ち切りになってたはず。
まぁともかく、連載当時を知るリアルタイム世代でなく、その後の世代でもこの作品に影響された人はメチャいると思うし、最近の日本のバスケ界にはNBA選手まで出始めていることについては、この作品の存在がある程度の役割を果たしたんではなかろうか考えられる。
連載当初、俺はコミックを買い集めてはいたものの、途中でこの作品に興味を失い買うのを止めた。さらにジャンプよりもサンデーやマガジンを購入して読んでいたので、最終回もリアルタイムでは読んでいない。
本作をコミックで最後まで読んだのは、おそらく大学生くらいの頃だったんではないか。何で俺がこの作品に興味を失ったかというと、水戸洋平の存在が、ただの湘北応援団かつ、桜木のことを深く知った上で、彼についてコメントするだけの人物になってしまったからだと思われる。
初期ではそこそこ存在感あったのに、彼が物語にあまり関わらなくなってから、なんかどうでもよくなってしまったのだ。バスケをする本筋とはまったく関係ないところで興味を失うのもどうかと思うが、そうだったんだから仕方ない。
てなことで、何が言いたいかと言えば、俺はこの作品にはさほど思い入れがないのである。であるから、話題になってた映画にもまったく興味がなく、劇場に行かずにスルーしようと思ってた。だが、原作ファンだった俺の奥さんが観たいということだったので、一緒に鑑賞したんである。
観てみたら、これは確かに劇場で鑑賞する価値はあるなぁと思わせる内容。試合の描写などは大画面大音量で観ると迫力があるし、原作では描かれていなかったシーンもたくさんある。
とくに、ある特定のキャラの過去がかなり詳細に語られ、なるほど、このキャラにはこういう背景があってバスケをやってたんかーーと思わせられる感じになっていた。
ということで、なかなか満足して劇場を後にしたわけだが、今作はFIRSTと名がつくわけだから、次は他のキャラを深堀りするSECONDへ続いてくれないと困る。この作者は完結してない作品がいくつかあったはずなので心配だが、これはやらないとダメだろ。無理だと思うが、水戸洋平に焦点を当ててくれてもいいんだぞ(笑)。
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