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映画『ブロブ 宇宙からの不明物体』ネタバレ感想 

ブロブ
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ブロブ 宇宙からの不明物体

アラフォー世代の映画好きな人なら、きっと地上波の放映でも見たことがあるであろう作品です。久しぶりに見たらすごく面白くて、びっくり。当時はそんなに楽しく見た覚えはなかったんだけど。ゼリーが好きな人は鑑賞注意(笑)。軽くネタバレ

―1989年公開 米 95分―

 

解説:アメリカの田舎町に突然轟音とともに落ちてきた宇宙からの侵略者と戦う若者たちの姿を描く。58年の「マックイーンの絶対の危機」のリメイク版で、エグゼクティヴ・プロデューサーはアンドレ・ブレイ、製作はジャック・H・ハリスとエリオット・カストナー、監督・脚本は「エルム街の悪夢3 惨劇の館」のチャック・ラッセル、共同脚本はフランク・ダラボン、撮影はマーク・アーウィン、音楽はマイケル・ホーニッグが担当。出演は「プラトーン」のケヴィン・ディロン、ショウニー・スミス、ジョー・セネカほか。(KINENOTE)

あらすじ:アメリカの田舎町、アーバーヴィル。ある夕方、火の玉が森に墜落するのを見た町の名物男、缶男(ビリー・ベック)は好奇心からその現場に向かうが、クレーターの底に動く粘液状の塊が腕に取りついてしまう。そこへデート中のメグ(ショウニー・スミス)とポール(ドノヴァン・リーチ)の車が通りあわせ、2人は彼を病院へ運ぶが、その物体はいつしか缶男を食べつくし、ポールに襲いかかる。それを目撃したメグは一部始終を病院に駆けつけたハーブ保安官(ジェフリー・デマン)に話すが、彼は町の不良少年ブライアン(ケヴィン・ディロン)の悪戯だと思っていた。その間にも町に出た物体は次々に人々を飲み込んでゆき、巨大化していった。ブライアンはメグから事の次第を聞かされるが相手にしないでいたところ、彼の親友で食堂のウェイトレス、フラン(キャンディ・クラーク)が物体に襲われるのを目の当たりにして、それと戦う決心を固める。やがてその物体の正体が、政府の科学調査団と称する科学者メドウス博士(ジョー・セネカ)の行なった細菌実験の産物であることを知ったブライアンとメグは、町をすっかり飲み込んでしまう勢いの物体を、人工雪製造機で凍らせようと一計を策し、そしてそれはタンクの爆発による氷の雲の結晶体の落下で成功をみる。戦いは勝ったのだ。ところが町のミーカー牧師(デル・クローズ)はこの世の終わりを予言する。なぜなら彼は怪物の結晶体をビンの中に入れて持ち歩いているから。その最後の審判の日を待ちながら…。(KINENOTE)

監督:チャック・ラッセル
出演:ショウニー・スミス/ドノヴァン・リーチ/ケヴィン・ディロン/ジェフリー・デマン/キャンディ・クラーク

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バイク少年はイイ奴です

中学生の頃、地上波で観て以来の鑑賞。ゼリーというかスライムみたいな生物が、意思があるのかないのか分からんけど人間を襲ってくる話。ブニョブニョだから銃もほとんど効き目なし。唯一冷凍されると動きが止まる。そう考えると、原初形態な生物の力強い生命力を感じさせる作品でもある。

序盤、不良少年が出てきた時、イーサン・ホークかと思ってしまったが違った。ケヴィン・ディロンというらしい。どっかで見た顔だなと思ったら、マット・ディロンと兄弟。そして、『プラトーン』に出てたアイツであった。イカレすぎてて、一緒に蛸壺で戦うのを仲間の黒人嫌がられている奴(笑)。他の役者はよく知らん人たちだな。

にしても、あの不良、バイクこかせすぎだろ(笑)。ほぼ無傷ですんでいるのは彼のドラテクなのか? 彼ははみ出しもんだけど、なかなかイイ奴である。硬派である。ヒロインはなかなか弟思いだし勇気もある娘で、その辺もよいのではないか。

バタバタ人が死にます

ということで、前回見たのが20年以上も前なのでほぼ初見て感じで見たら、非常に面白かった。映像はちょっとチャチだけど、それはまぁ、仕方ない。内容がいいからそんなに気にはならないのである。

どこがいいかっていうと、この映画では主要キャラっぽい登場のさせ方をした人間が、けっこうバタバタと、しかもアッサリ死んでいくのである。この手の映画だと、死ぬにしても登場人物同士でいろいろあった上で、少しずつ数が減っていくもんだけど、この映画は違う。さくさく犠牲になる。そこがいいのである。

当時のモンスター系パニックは良作多いね

こういうモンスター系パニック映画で主要人物と思われた人がサッサと退場してくパターンて珍しくないかなぁ。この当時の作品は、これが普通だったんだろうか。ちょっと調べてみるとまさに同じ年につくられたこれも良作、『リバイアサン』なんかはそうでもなかったような。他に前後5年くらいでは『エイリアン2』、『グレムリン』『ザ・フライ』『ザ・フライ2』『ゴジラVSビオランテ』が撮られている(挙げたのは全て面白い作品なので、興味ある方は見てください)。全部、そんなことなかったような…。

て考えるとけっこうすごいのでは? 以降に撮られた作品でも、なかなかこういうのってないと思うんだな。フランク・ダラボンが脚本に携わっているとこなんか見ると、さもありなんという感じもするが、彼は『ザ・フライ2』の脚本もやってたみたい。

てことで、この作品と同時代の映画をいろいろ調べてたら、地上波で楽しく鑑賞してた頃の映画がたくさん出てきて、懐かしさで哀しくなってきたのでこの話題はもう止める(笑)。

時代を感じる作品だ

襲ってくる相手は宇宙生物と思わせておいて、実は人間が創った兵器である。アメリカのある機関が実験・研究した中で創りだした生物兵器? なのである。その組織の一員が「ソ連には作れまい」的なセリフを言ってた。時代を感じるなぁ。この映画が作られている最中は、まだ東西冷戦が続いていたんだねぇ。面白かったです!

あと、全然関係ないけどドラクエ3が流行ってた小学生の頃、理科の授業でスライムみたいなのをつくらされた覚えがある。どうやったらあれができるのかを学ぶべき授業だったんだろうが、つくりかたは全く覚えていない。つくったことだけを、この映画を見たら思いだした。

つくったあとどうしたかというと、しばらくは自分の部屋においておいたが、そのうち飽きてどうでもよくなって、母親に捨ててもらった(笑)。

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The thingは邦題で、原題「unseen」と言いましてね、おそらく「見えない」とかそんな感じの意味ですかね。そうなんです、この映画に出てくる、奇怪な、恐ろしい、怖い、怖い生物は、人間の目には見えないのです。ネタバレあり。

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