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映画 アシスタント ネタバレ感想 ネットフリックス配信のマレーシア作品

アシスタント
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アシスタント

無実の罪で刑務所に入れられた男が10年後に出所。妻子を殺した犯人を捜して復讐を企てるサスペンスアクション。男を助けることになる相棒がトチ狂っててどう収集つけるのかと思ってたら、なるほどそういうことかとは思わせてくれるが、内容は普通。ネタバレあり。

―2022年配信 馬 123分―

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あらすじ・スタッフとキャスト

あらすじ:刑務所を出た男は、ある狂気的なアシスタントの協力を得て、復讐(ふくしゅう)を胸に誓う。(Netflix)

監督:エイドリアン・テー
出演:リディル・プトラ/ハイルル・アズリン/ヘンリー・ヒー/ファラリ・ハーン/チュー・キンワ/コビー・チョン/トニー・ユソフ

ネタバレ感想

ネットフリックスで配信されてたので鑑賞。マレーシア映画って珍しいなぁ。これまでにも観た記憶がない。てなことで、役者陣も当然知らない人ばっかり。こういうマイナー作品が観られるのは配信サイトのいい所ではあるかな。

とはいえ、その中から掘り出し物的に面白い作品に出会うのはなかなか難しいもんで、どっちかというと大したことない作品のが多い印象。んで、本作はどうかというと、それなりに楽しめはするものの、そんなに素晴らしいわけでもない。

あらすじは冒頭に紹介した通り。主人公のザフィクの親友が儲かってるビジネスマンとして最初に登場してくるんだけど、こいつが親友の面しておきながら、どうせ嫌な奴なんだろうなと思ってたら、その通りで拍子抜け。しかも、ビジネスに成功した強者であると思わせておきながら、こいつよりもさらにあくどい奴がいて、この男は単にその黒幕にいいように使われていた傀儡に過ぎなかったという。

であるから、主人公の最後の仇討相手はその黒幕ってことになる。もちろんそいつをぶっ殺すところもラストできちんと描かれているから、そこには不満はない。

話のポイントとなるのは、主人公の前に現れる相棒役の男=フェロスの存在。こいつはザフィクの奥さんの親戚を名乗って近づいてくる。なんだか狂的なキャラで、格闘にも優れている、人を殺すことにも何のためらないのない「覚悟を持った」男なのだ。いっぽうのザフィクは、復讐を誓っているとはいえ、肝心なところで非常になれないので、フェロスのぶっ飛んだ行動についていけなくなってくる。

じゃあこのフェロスとの関係をどのように清算するのか、もしくは解消するのかってところに興味を惹かれて見てたら、なんとこの人、ザフィクの別人格だったのである。細かい説明はないけども、どうやら刑務所に入ってた頃に復讐に燃える主人公がつくり上げた別人格ってことなんだと思われる。

こいつのサイコパスぶりがなかなか良かったんだけども、タネを明かされてみれば、どっかで見たことあるような、そんなオチかいってな感じ。とは言え、わかる人にはわかるんだろうけど、個人的にはこの展開には予想がつかなかったアホな俺は、それなりに関心してしまった(笑)。

ところがところが、ラスト。なぜかザフィクにはもう一つの人格があったらしく、それは女性なのである。あれ、この人だれ? 親友の会社の秘書? 奥さん? 誰? 俺にはこの人格が何者なのかサッパリわからないのであった。ちゃんと名前も名乗ってたけど、誰だっけ? ちゃんと見てたつもりなんだけど、いつもの節穴映画鑑賞ぶりが露呈。でも、いちいち見返して誰だったのかを納得したいと思うほどの情熱はわかなかったので、わからないままにしてこの感想を終える(笑)。

この作品は、ネットフリックスで鑑賞できます。

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