スピリットウォーカー
12時間ごとに違う人間の身体に入れ替わっちゃう男。自分は誰なのか、何だかよくわからないままにジタバタしている間に、男は自分が大きな陰謀の中にいることを知っていく。設定はなかなか斬新だし、アクションもいいけども、何が何だかよくわからない作品。何だかよくわからないのでネタバレもできない。
―2022年公開 韓 108分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:ハリウッドでのリメイクが決定した韓国製SFアクション。交通事故現場で目覚め、すべての記憶を失った男。しばらくすると彼は、また馴染みのない場所で、別の顔になって目を覚ます。なぜか彼は、12時間ごとに異なる人間の体に入れ替わっていたのだ……。出演は「マルモイ ことばあつめ」のユン・ゲサン、「LUCK-KEY/ラッキー」のイム・ジヨン。(KINENOTE)
あらすじ:交通事故の現場で目覚めた男は、すべての記憶を失っていた。鏡に映る自分の顔も、名前も、全てがしっくりこない。しばらくすると、男はまた馴染みのない場所で目を覚ます。今度は先ほどとは違う顔で。やがて彼は、12時間ごとに違う人間の体に入れ替わっていることに気づく。そして突如として、謎の女が彼に銃口を向ける。一体なぜ? 何が起きているのか?そして本当の自分は何者なのか?自分が生きているのかさえ定かではない。真実を求めて走り始めた男は、やがて自分が巨大な陰謀の渦中にいることを知るが……。(KINENOTE)
監督:ユン・ジェグン
出演:ユン・ゲサン/イム・ジヨン/パク・ヨンウ/パク・チファン/ユ・スンモク
ネタバレ感想
『犯罪都市』で極悪な犯罪者を演じて存在感を見せつけていた、ユンゲサン主演作品ってことで、公開当時から期待してたのを、ようやくレンタルで鑑賞。
12時間ごとに他人の身体に乗り移っちゃう設定てのが荒唐無稽で、それは何かの薬の副作用で起るらしい。そういう説明があるけども、それで納得がいくかというとそんなことは当然ない(笑)。まぁでも、その設定を腐したって仕方がないのであり、そういうもんなんだと思って鑑賞するべき作品。
――なんだけども、それを不問にしても、わかりづらい話だったなぁ。結局俺には、主人公が何の陰謀に巻き込まれてるのかすらよくわからんままに、劇終を迎えてしまった(笑)。世間の評価はけっこう高いみたいだし、ハリウッドでリメイクが決まってるなんて話もあるそうなんで、みんなきちんと内容を理解してるんだろうなぁ。ボンクラなのは俺だけってことだろう。
酒飲みながら観てたってのもあるけども、本当に何だかよくわからんかった。ところどころのアクションとか、主人公を助けることになる浮浪者のオッサンとのくだりとかはユーモアもあるし、この浮浪者がなかなか使える奴ってところなんかは良い。あとは、12時間で別の人間に乗り移っていくうちに、事件の全貌が明らかになっていくーーという展開もすごいと思う。
だが、なんだか話を理解できぬままに、次から次へと違う人に精神が入れ替わってっちゃうようにも見えて、ボンクラの俺は話にほとんどついていけないのであった(笑)。であるから、こんなボンクラな感想しか述べられない。
ちなみに、12時間、主人公に身体を乗っ取られている本人の精神は、その間はどこに行ってるんだろうね。その辺の説明はなかったような気が。単に、気を失っているような感じなんだろうか。まさにタイトルが示すような内容ではあったが、その面白味を存分に味わえなかったのは残念でありました。
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