悪魔の棲む家(2005)
一家惨殺事件のあった空き家に引っ越してきた家族が、家の持つ怪しい力によって生活が滅茶苦茶になっていき、命の危険にさらされていくホラー。実話を基にしているそうだが、実話っぽさがほとんど感じられない超常現象的内容。ネタバレあり。
―2005年製作 米 90分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:家の中から聞こえる声に導かれ、家族内に不協和音が高まり惨劇が繰り広げられるホラー。監督は本作で長編劇場用映画デビューをしたアンドリュー・ダグラス。製作は「アルマゲドン」のマイケル・ベイ。「マシニスト」のスコット・コーサーが、1979年に公開された「悪魔の棲む家」に、さらに現実に起きたエピソードを盛り込み脚色。出演は『X-ファイル 3rd season』のライアン・レイノルズ、「マルホランド・ドライブ」のメリッサ・ジョージ、「ドッグヴィル」のフィリップ・ベイカー・ホール。(KINENOTE)
あらすじ:1974年11月13日午前3時15分、ニューヨーク州ロングアイランドにあるダッチコロニアル様式の大邸宅の地下室で目覚めたデフェオ家の長男が、就寝中の両親と4人の兄弟たちをライフルで順番に殺害する凄惨な事件が起こる。逮捕された長男は、家の中の“声たち”が殺人を犯すよう自分を駆り立てたと主張する。その事件の1年後、ジョージ・ラッツ(ライアン・レイノルズ)と妻キャシー(メリッサ・ジョージ)は、格安の値段で売りに出されたこの大邸宅を購入。3人の子供たちと共に引っ越してくる。しかし引っ越し直後から家には不気味なささやき声が響いていた。末娘チェルシー(クロエ・グレース・モレッツ)が目に見えない友達ジョディと交流し始めた頃、子供たちにこの屋敷で起こった事件を話していたベビーシッターのリサ(レイチェル・ニコルズ)がクロゼットに閉じこめられたり、新居を祝福にきたキャラウェイ神父(フィリップ・ベイカー・ホール)がハエの群れに襲われたりと、不気味な出来事が次々と起こった。そしてジョージは、午前3時15分に目を覚まし、何かに取り憑かれるように薪割りを続け、ついには家族から離れるかのように昼も夜も地下室で過ごすようになる。そんなジョージの姿に不安を感じたキャシーは、自ら1年前にこの家で起こった殺人事件の概要を調べ、その凄惨を知る。さらにキャラウェイ神父との会話から“家”に邪悪な“何か”が巣食っていることに気づく。一方、“家”の声に支配され始めたジョージは地下室で壁の奥に隠された、邪悪な声が響き渡る謎の通路を発見する。そして、完全に目覚めてしまった“家”によって恐怖の惨劇は再び繰り返される。(KINENOTE)
監督:アンドリュー・ダグラス
出演:ライアン・レイノルズ/メリッサ・ジョージ/ジェシー・ジェイムス/ジミー・ベネット/フィリップ・ベイカー・ホール/クロエ・グレース・モレッツ
ネタバレ感想
アマゾンプライムで見つけて鑑賞。どうやら今作はリメイク版で、先行する作品はシリーズ化されてるらしい。全然知らなかったなぁ。実際に起きた事件が基になっているそうだが、どうも霊的な現象がわんさか起こるので、だいぶ話を盛ってるのかなという印象。
しかも、その話自体も別に面白くもなければ怖くもない。よう考えたらこの手の“呪われた家”的な内容の作品っていっぱいあるし、それらを鑑賞してきたので、この作品はその中でも代表的なものなのかもしらんけど、今さら見なくてもよかったと思っちゃった。
主演はライアンレイノルズとメリッサジョージ。二人の娘役として幼い頃のクロエちゃんが出てますな。彼らが住むことになった家でどうしておかしな霊現象が起こるのかなど、その原因となるものは一応紹介されてるので、それはいいと思うんだけども、その呪われた家から脱出して距離を置くことによって、家族は救われましたーーみたいなラストはけっこう拍子抜け。
犬だけが死に損みたいないな感じになっちゃってるし、どうせやるなら、家に巣食うケッチャムとかいうオッサンの霊と血みどろの対決を経て勝利ーーみたいな展開のほうがよかったように思わなくもない。
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