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映画 スケルトンキー ネタバレ感想 ラストに驚くけども結末までの展開はどうか

スケルトンキー
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スケルトン・キー

昔から存在を知ったんだけど、スルーしてたミステリーぽいホラー作品。人が大勢死ぬスプラッター映画とは異なって、フードゥーという呪術をめぐる呪われた屋敷の謎を解くために主人公が奮闘する。果たしてその結末は――ネタバレあり。

―2005年製作 米 103分―

解説:『ブライダル・ウォーズ』のケイト・ハドソン主演によるミステリーホラー。古い因習が残るルイジアナ州で看護師として働くことになったキャロラインに、古呪術“ブードゥー”の魔力が襲い掛かる。“Blu-Ray Best Library”。【スタッフ&キャスト】監督・製作:イアン・ソフトリー 製作:マイケル・シャンバーグ/ステイシー・シェア 脚本:アーレン・クルーガー 出演:ケイト・ハドソン/ジーナ・ローランズ/ジョン・ハート/ピーター・サースガード(KINENOTE)

あらすじ:看護士のキャロラインは、老婦人のヴァイオレットと脳梗塞で全く身動きが出来ない夫のベンが住む古い屋敷に住み込みで働くことになった。不思議なことに、その屋敷には鏡が一つもなく、至る所に魔よけのレンガ屑が撒いてあった。働き始めて間もなく、キャロラインはベンから「助けて欲しい」とSOSを出される。不審に思った彼女は、呪術に詳しい友人のジルに話を聞き、どうやらベンは、ヴァイオレットの呪術によって呪われているらしいと感じる。キャロラインは何とかしてベンを助け出し、屋敷からも脱出しようとするが、その前にヴァイオレットが立ちはだかる。彼女はこの地に伝わる古呪術“フードゥー”の使い手だったのだ。さらに、昔この屋敷ではある惨劇が起こっていた。 (Wikipedia)

監督:イアン・ソフトリー
出演:ケイト・ハドソン/ジーナ・ローランズ/ジョン・ハート/ピーター・サースガード

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ネタバレ感想

別段怖いわけでもなく、むしろ後半までの展開は退屈に感じる人もいるかも。俺は退屈であった。なんというか、屋敷の呪いの謎に迫るにしても、それらのシーンにさほどハラハラ感を持つようなことなく、ただストーリーを追っているだけのように感じちゃうのだ。だから、眠かったなぁ。

しかしだ、なかなか評判の良い作品だけあって、それだけでは終わらないのが、この映画のすごいところだった。てなことで、以下はネタバレ。

ラスト、キャロラインはヴァイオレット婦人の中の人(セシール)に体を乗っ取られてまうのである。そしてキャロラインはヴァイオレット婦人の中に意識が移っちゃう。つまり、この物語の過去の時代、屋敷の主人たちに仕えていた召使夫婦、セシールとジャスティファイが黒幕なのである。

この2人は、過去エピソードの中で、フゥードゥーの呪術師であることが紹介され、地域住民に呪術で人助けをしていたと紹介される。しかしあるパーティのとき、家主の2人の子どもに呪術を教えていたことが発覚。パーティに出席していた白人の金持ちどもにつかまり、首を吊られて焼き殺されてまうのである。

ところが、この描写は真実ではなかったことがラストでわかる。セシールとジャスティファイは、家主の子どもたちに呪術を教えていたのではなく、すでに子どもに呪術の呪いを信じさせており、身体を入れ換えて乗っ取った後だったのだ。つまり、白人たちに捕まってリンチされて殺されたのは、家主の子どもたちだったのである(残酷)。

で、その次にこの家に移り住んできたのが、現在のパートのヴァイオレットと旦那のベンだ。ちなみに、キャロラインがこの家で働き始めた時点で、ヴァイオレットはすでにセシールになっていて、本来の中の人は、死んでいると思われる。ベンの中には弁護士が入っている。つまり、弁護士の中にジャスティファイがいたのだ。それはラストのほうで彼がキャロラインではなくヴァイオレットの味方をして彼女を捕らえたことでもわかる。

ということで、ラストでヴァイオレットの体にいたのは、キャロラインで、ベンのほうには弁護士が入っている。一応生きてはいるものの、いきなりあんな状況を生きていけとか言われても、絶望するしかない。このラストのくだりがこの物語のものすごく恐ろしいところで、救いのない部分である。主人公の女性が人間的にイイ人なところが、余計に気の毒。

それ以外の部分はさほど面白くないとはいえ、そこに至るまでの展開についても、振り返って考えるとよく練られていたんだなと感心した。だからこそ、ラストに「そういうことだったのか」と思わされるので。ただ、ラストに至るまでは、やっぱり退屈なんだけど。

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