TAU/タウ
スリで生計を立てるジュリアがある日、路上で拉致される。謎の施設で目が覚めた彼女は、ある実験のサンプルとして扱われることに。果たしてジュリアは無事脱出することができるのかーーネタバレあり。
―2018年製作 米 97分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:2018年のアメリカ合衆国のSFスリラー映画であり、フェデリコ・ダレッサンダロによって監督され、ノガ・ランドーによって脚本が書かれた。マイカ・モンロー、エド・スクライン、ゲイリー・オールドマンが出演する。2018年6月29日にNetflixでNetflixオリジナル映画として配信開始された。(wikipedia)
あらすじ:若い女性のジュリアは誘拐され、体内にインプラントを埋め込まれて監禁され、サブジェクト3と呼ばれて脳機能の実験対象となる。ジュリアは他の実験対象たちとともに脱走しようとして失敗し、ただひとり生き残る。ジュリアは残酷な研究者アレックスのスマートハウスに監禁されて引き続き実験対象となり、インプラントによって苦痛を与えられ、スマートハウスとロボットを制御する人工知能のTAUによって管理される。脱出するために、ジュリアはTAUに話しかけ、教育して味方にしようとする。アレックスは国防省との契約の締め切りに追われる。ジュリアはTAUが失敗を重ねるよう仕組み、そのたびにアレックスは罰としてTAUのコードを部分的に削除する。アレックスは研究の最終段階としてインプラントをジュリアから除去して殺そうするが、ジュリアは逆襲し、アレックスの手を切り取りその掌紋でスマートハウスを破壊して脱出する。(wikipedia)
監督:フェデリコ・ダレッサンドロ
出演:マイカ・モンロー/エド・スクライン/ゲイリー・オールドマン
ネタバレ感想
超適当なあらすじ
スリをして生計を立ててる不良娘のジュリアはある日、何者かに拉致されてまう。監禁先で目が覚めた彼女の首筋には何かの機会が埋め込まれていた。どうやら彼女は何かの実験体として扱われるらしい。
ジュリアはなんとか檻から外に出ようとジタバタしてみると、そこは先端技術を扱う会社のCEО、アレックスの自宅であった。アレックスは自宅で未来を担う何かの技術開発をしているようだ。
脱出を試みるジュリアだが、玄関はアレックスの指紋でしか開かない。そして、人工知能を有したTAUと呼ばれるコンピューターが制御するこの家には、邸内をガードする殺人ロボットが配備されていて、ジュリアと一緒に監禁されていた2名はこのロボットに惨殺されてまう。果たしてジュリアはサイコサイエンティストの住む家から逃れることができるのかーーというのが超適当なあらすじ。
ジュリアはなかなかの善人
ネットフリックスで見つけて鑑賞。ジュリアがスリの技術を駆使して謎の建物から脱出する話なのかと思っていたら、少し違った。脱出を図るのは同じだが、その方法はアレックスの自宅を制御しているTAUと交流を図り、彼(オスだと思われる)の情に訴える手法をとる。
そんなことできんのかよと思わなくもないが、このTAUとかいうのがけっこうボンクラ野郎で、まぁそれは製作者のアレックスがボンクラというべきなのかもだが、頭がいいのか悪いのかよくわからない。好奇心旺盛なのはいいとして、高性能のコンピューターが「家の外」の概念を知らないとか、人類や生命の歴史を知らないとか、アレックスがプログラミングしてなかったからということらしいけども、そんなことあるだろうかね。
しかしある意味では、ジュリアにとってはサイコなアレックスと比較すれば与しやすしと感じなくもないので、彼女の作戦としてはよかったかなと思う。
TAUはそんな感じなんだが、殺人ロボットはすごい。かなり強い。変形とかしちゃうし、狭いところでも稼働できちゃうし、アレックスの発明としては、こっちのほうがすごいんじゃないかと思えてきちゃうくらい。
しかし、この娘、どうしようもない奴と思わせておいて、けっこう性格のいい娘で、監禁してたほかの奴らも助けようとしてるし、TAUの記憶が消されそうになった時に自分を犠牲にして助けにくるし、なかなかの善人。その反面、アレックスにマウントとってタコ殴りにしたり、奴の手をちょん切ったりと、その辺の覚悟を持ってやるべきところはやっちゃうのがカッコよくて、そこが感情移入しやすくはあったかな。
この作品は、ネットフリックスで鑑賞できます。
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