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映画『御法度』結末 ネタバレ 衆道の嵐、吹き荒れちゃいます!

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御法度 (1999)

解説:巨匠・大島渚監督が、幕末に生きた新撰組の世界を独自の解釈で綴った異色時代劇。幕末の京都を舞台に、ひとりの妖艶な美少年隊士をめぐって引き起こる愛憎劇を描く。同性愛をモチーフに、耽美的な色彩で捉えた映像が秀逸。坂本龍一の音楽も、不思議な魅力を奏でている。ビートたけし、松田龍平、浅野忠信、武田真治共演。幕末の京都。時代の流れに逆行し、幕府の非常警察として抗争に明け暮れる新撰組に、惣三郎という新人が入隊する。妖しい魅力を放つ美少年・惣三郎に対し、次第に心を惑わす血気盛んな剣士たち。やがて隊内は、嫉妬や羨望を交えた不穏な空気に包まれるが・・・。(all cinema ONLINE)

監督:大島渚
出演:松田龍平/ビートたけし/武田真治/浅野忠信/崔洋一

以下、ネタバレしてます。あと、この記事は2003年に書かれたものです。

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原作に忠実な作品

この作品の原作は司馬遼太郎の『新撰組血風録』の加納惣三郎メインの話、「前髪の惣三郎」と井上源三郎メインの「三条磧乱刃」をミックスした脚本となっています。物語の骨子となるのは前者で、後者のエピソードは原作では井上と国枝という隊士のお話なのですが、本作では国枝の役を惣三郎に代えて描かれていますね。

そこらへんは原作とは多少異なるものの、セリフ、心理描写などは忠実に再現されています。そして衣装含め、映像美も素晴らしい作品です。

松田龍平やばいです

で、この物語は衆道、つまり男色、いわゆる同性愛が話の筋。松田龍平の演じる加納惣三郎はマジで妖しいですよ。怖いですね、本当に。

何と言いますかね、あまり言いたくないですが、その、艶があるというか、シッポリ感と言うか、しなのある、なまめかしい姿態を巧く映像と演技で表現されていて、その、つまりですね。彼の顔はナイスガイとは言えないですが、その中性的なですね、気味が悪いのですが、要するに色気があるんですね。

湯沢という平隊士とのベッドシーンなどはですね、あれはもう、女性です。しぐさから何から、女性なんですよ!! いや、むしろ女性よりも女性なんです!! 気持ち悪いですね。ムズムズしますね。

認めたくはないが

しかし、ココなんですよ、この作品のスゴイいところは。つまり、その方面にまったく興味を覚えない人間の多くが、加納惣三郎の持つ妖しい雰囲気に取り込まれそうになってゆくんですな。もちろんみんな、それを本能的に否定したがる。作品を見ている我々も同じです。

作中、沖田総司が上田秋成の『雨月物語』の話をする場面がありましてね、あれを見て思ったんですけど、男同士の信頼関係とか、友情とかですね、そういったものも、突き詰めて考えると、そういった男色の感覚を呼び起こすことはないとも言えないんじゃないかと思いますな。全面的に肯定はしたくないものの。

同性だからこそ共有できる感覚というのは当然あるわけでして、女性と会った後に男友達と会うと、「ああ、やっぱり同性の友達はいいものだ」と思った経験のある人はいるはずと思います。こうした感情は、ごく表面的な部分ではありますけどね。そういえば、年上の知人が、「男同士の友情は精神的ゲイみたいなもの」と言ってたことがありました。なるほど。と思いましたね。

化け物は斬れ!

ハイ、そういうわけでラストシーン。土方は「あいつには化け物が巣食った」と惣三郎に対して思ったのち、苛立たしげに、目の前

にあった桜の木を刀で斬り倒します。

土方の切りたかったのはきっと、自分の中にも必ずいるはずの化け物だったんでしょうね。

いや、本当に素晴らしい作品だと思います。

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