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映画 スーパーサイズミー ネタバレ感想 大事なのは自己管理

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スーパーサイズ・ミー

アメリカ、そして資本主義のはびこる世の中における食文化に対する風刺としてはけっこうよくできていて、内容も示唆的なドキュメンタリー。ネタバレあり。

ー2004年公開 米 98分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:2004年サンダンス映画祭ドキュメンタリー部門で上映されるやいなや、ファーストフード王国のアメリカを騒然とさせ、世界各国で大きな反響を呼んでいる人体実験(!)食生活ドキュメント「スーパーサイズ・ミー」。監督のモーガン・スパーロックは、肥満症に悩む2人の若い女性が自分たちが肥満になったのはハンバーガーが原因とマクドナルド社を相手取り訴訟を起こしたニュースを契機に、食文化へ警鐘を鳴らすべく製作した。1330日間ファーストフードを食べ続ける自らの人体実験に加え、医務総監、食品会社のスポークスマン、法律家から政治家まであらゆる専門家にインタビューをし、様々な角度からこの問題を分析する。サンダンス映画祭最優秀監督賞を受賞後、肥満の責任をファーストフード業者に求める訴訟を禁止する通称チーズバーガー法案が、米下院で可決。時を同じくして、本作との関係性を否定しながらもマクドナルドはスーパーサイズをメニューから廃止した。(KINENOTE

あらすじ:ある日、モーガン・スパーロックは、肥満症に悩む若い女性2人が「こうなったのはハンバーガーのせい!」という理由でファーストフード店を訴えた報道を目にする。そして、スパーロックは最高で最悪のアイデアを思いついてしまった。それはまさしく僕を特大にしよう<スーパー・サイズ・ミー>!。彼が挑んだのは、食事を30日間某大手ファーストフード店に限定し、下記のルールに従って自ら人体実験し、映画をつくること。~中略~スパーロックは自らの体を張った実験だけに留まらず、全米20都市を旅し、学校給食の調理師、体育教師、弁護士など多彩な人物への取材を敢行。食生活がどれだけ人間形成に影響を与えるかを検証する。果たして、人はファーストフードのみで生きることができるのか?30日後のスパーロックのカラダにはいったい何が起きるのか?(KINENOTE

監督・脚本・製作・主演:モーガン・スパーロック

ネタバレ感想

上映当時、けっこう話題になってた本作品、いずれ鑑賞しようと思っているうちに、10数年も時が過ぎていた。今回アマゾンプライムで発見してようやく鑑賞。映画作品的にどうかというと、そんなに面白くはない。ただ、アメリカ、そして資本主義のはびこる世の中での食文化に対する風刺としてはけっこうよくできていて、内容も示唆的なドキュメンタリーだ。

この作品に出てくるファストフードの企業は大義名分的に社会貢献活動もしていることをアピールしているが、けっきょく、それらは建前みたいなもので、彼らの商品を過剰に摂取することが健康を害する可能性があることがわかる。

もちろん、消費する立場の人間たちが、毎日のようにこれらの商品を食っているのなら、自己管理ができていないわけだから全面的に企業に非があるわけではない。ただ、ないにしても、過剰に摂取すると害をおよぼす可能性があるわけだから、そこに罪がないかといえば、ないとも言い切れない。

とか言っている俺も、マックは好きだし、今でこそ年に数えるほどか、もしくは全く利用しないこともあるくらいにはなったが、若いときは結構お世話になっていた。なぜって、友だちとのんびりしゃべったり時間つぶししたりするにはいい場所だったし、なんだかんだ、商品が旨いからだ。

この作品の恐ろしいのは、自らの体で実験を行う監督自身が、マックを食し続ける毎日を紹介することで、その食物に中毒性があることがわかってくる点だ(内容をそのまま受け取るなら)。

ある意味、タバコやアルコールと同じように毒なのである。ただ、これらの食物を過剰摂取しても、タバコやアルコールに比べると他人に害を及ぼす可能性は少ない。タバコは副流煙と匂いが問題になるし、アル中は他人にも暴言や暴力で迷惑をかける。

ところが、食いすぎによる肥満は、直接的に他者への害を及ぼすことは少ない。あるとしたら、電車や飛行機で隣に座ってほしくないとか、そういう部分だろうか。それも迷惑といえば迷惑だが、今の社会ではただちにそれを排除しようとする動きはない。いずれそうなるのかもしれない、もしくはそういう動きもあるのかもだけど。

この作品においてもうひとつ恐ろしいのは、子どもの給食の場面だ。給食提供を民間企業が担っている学校では、その提供されている品がおそろしく不健康そうだ。

もともと食文化的に貧困な国と思われるアメリカでは、あれらの食品が貧相かつ不健康を誘発するものには思われないのかもしれないが、それにしても、あんな加工食品ばかりを毎日食わされているのは気の毒だ。

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食文化後進国(俺が勝手にそう思っているだけ)だからああいう風景が日常なのかもしらぬが、実は日本においても、毎日の食生活は加工食品によって席巻されている。

であるから、あまり他人事ではない。俺は子供のころ、毎日のように母親のつくってくれた料理を食していたので、なかなかバランスよく栄養を摂取できていたと思う。

小学校の給食も校内でつくられたものが提供されていた。中学・高校の弁当は母親が毎日つくってくれていた。中には冷凍食品もあったが、おかずの大半は母の手作りだった。恵まれていたと思う。

ひるがえって現在の自分は、一人暮らしのため、自分でつくる弁当のおかずは、冷凍食品ばかりだ。こんなもんばかり食わないで食材をちゃんと料理するべきとは思うものの、一人分の飯なんて、わざわざ作る気になれない。夜の食事も似たり寄ったりだ。それか、外で安い酒を飲んでいるか。

要するに、今の俺の食生活は、かなり貧困である。だからたまに、実家に帰って母親の飯を食わしてもらいたくなる。近い割りにあまり帰ってないけど(笑)。

とか俺の話なんてのはどうでもよくて、ともかくこの作品を鑑賞して思うのは、食生活大事!

ということだ。一応、運動はそれなりにしているんだけども、食生活はかなり適当なので、反省すべきだなと思わされた。ではどう改善すべきなのかというと、できるだけ料理しろということになる…。めんどくさいなぁ。

これはもうあれだ、早く結婚相手を探して、2人以上分の料理をつくる環境に生きるしかないな。一人だと作る気にならんが、一緒に食べる人がいるなら作ってもいいかなと思うからだ。

過去にそういう生活をした経験もあるから、おそらくできるだろう…しかし、結婚相手なんて簡単に見つからんわけだから、何とかセルフコントロールするしかない。と、また自分の話になってしまった。

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