ロイヤルネイビー 米軍最強兵器を破壊せよ!
―2019年製作 英 85分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:元英国海兵隊員が米国の闇に立ち向かうヒロインアクション。黒ずくめの男に拉致された元海兵隊員のエマは、無人の工場で何者かが女を殺す場面を目撃する。犯人は米軍のステルススーツを装備しており、姿が見えない。彼女は工場からの脱出を試みるが…。(KINENOTE)
あらすじ:元海兵隊のエマは、ある日、黒づくめの男に気絶させられ連れ去られてしまう。目を覚ますと、彼女は無人の工場にいた。そして、何者かが若い女を殺す場面を目撃してしまう。犯人は米軍が開発したステルススーツを装備していて姿が見えない。脱出しようと工場内を見て回るが、ドアにはすべて南京錠がかかっていて出られない。工場の外は軍事用ドローンが見張っているようだ。逃げ切れないと悟った彼女は、自身の力で見えない敵を殲滅することを決意する。 (amazon)
監督・脚本:ジャスティン・エドガー
出演:レベッカ・ロジャース
ネタバレ感想
冒頭の画像ではなく、レンタルのパッケージのジャケ写の美女と本編の女優って同一人物!? 本編の人も決して不細工ではないけど、なんかあか抜けない感じ(ごめん)。最初から地雷映画だなと思って借りたら期待に違わぬ駄作。でも、たまにはこういう作品も観ておかないと。酷い内容だけど、その酷さを楽しむという意味では娯楽性の高い作品です(笑)。
てなことで、全編通してツッコミどころ満載のお笑い映画。まず、主人公のエマは元海兵隊の技術者。現在はシングルマザーとして生後間もない娘を育てている。で、余暇を使って格闘技のトレーニングをしているみたい。
ところがこの母親。娘を溺愛しているようでいて、けっこうな育児放棄をしているように見える。例えば、自分が友達と遊びたいからって、女遊びばっかしてる元旦那に娘を預けちゃう。信用してない相手になんで娘を預けるのよ。んで案の定、元旦那から連絡がこなくてやきもきしちゃう。
で、元旦那に預けてた娘は高熱をだしちゃってる。やばいと思ったエマは、元看護士の母親から必要な薬を聞き出して薬屋に向かうことにするのだ。
一人で…。
何でだよ! 娘連れてけよ!
まぁとにかく一人で表に出たら、なんか不穏な空気。勘がよすぎるだろあんた。ところが警戒してるくせしてあっさりと黒服の人間に背後から羽交い絞めにされて失神して連れ去られてまう。
その後、なんかようわからん工場みたいなところで彼女は目が覚める。いったいなぜ自分は拉致されたのか、施錠されてて外に出られない状況からどうやって脱出するのか。早く脱出しないと娘が独りで家に置き去りになっている(あんたのせい)ーーと彼女がジタバタするのが適当なあらすじ。
そこからもまぁ、メチャクチャな展開で、全部説明するのが面倒(笑)。ともかくよくわからん行動のオンパレードだ。例えば、あることがきっかけで工場の外から子供がやってくる。どうやら通気口から出入りできるらしい。ところがエマは少年と一緒に外には出ないで、「自分は工場に残るから、あんたが外の電波届くところから警察に連絡して」という謎戦略に出る。
ところがこの戦略により、彼女は一命をとりとめることになるのだ(勘がいいね)。なぜなら、外にはドローン兵器がいて、近づくものを射殺してしまうから。では、どうやって少年は工場内にやってこれたのか。そこは謎だ。ちなみにこのドローン兵器、クライマックス近くでラスボス的にエマを苦しめるんだけど、これ、誰が操縦しているの? 軍関係者? もしかしたらAIを搭載してた?
わけわからん。ちなみにエマが閉じ込められてる工場って、単なる倉庫にしか見えないんだけど、エマの推測によると、軍需工場らしい。で、彼女を拉致った奴は、この工場の清掃員で、工場にあるステルススーツを奪って、女性に暴力をふるっては殺すというとんでもないことをしてる奴だったのだ。
…て、おかしいだろ。なんで軍需工場に清掃員しかいないんだよ。なんで兵器盗まれてんのよ。どうも、工場がお休みなんだそうです。アホか。休みでもセキュリティ万全にしとくもんだろ。だって軍の施設だよ。
でさ、話を戻してあのドローンですよ。仮に軍関係者が操縦してるんだったら清掃員も始末されてるはずなんだが。あいつ何度も外と工場を行ったり来たりして、エマ以外に何人も女の人をさらってるんだけど。透明化してたから余裕で出入りできてたってこと? まぁそうなんだろう。そいうことにしておく。
ちなみに清掃員が着ているステルス兵器は、カメラの映像には映るらしい。どんなポンコツ性能なんだよと思うけども、この弱点を知ったエマは、なんとか清掃員を清掃することに成功するのだ。ラストの展開もお笑いでしかない。清掃員を射殺してドヤ顔をするエマには少し怒りを覚えたが(笑)。
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