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映画 スペシャル・フォース ネタバレ感想 敵ボスを避けて雪山パニック作品に(笑)

スペシャルフォース
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スペシャル・フォース

序盤はノンフィクションかと思わせるものの、人質救出に成功して後、山登りが始まっちゃうあたりからオイオイオイという展開に。でも、戦闘描写はかっこよく、相手役のボスがけっこうムカつく奴なので、娯楽的戦争映画として鑑賞すれば、それなりに面白く観られる。ネタバレあり。

ー2011年製作 仏 104分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:フランス特殊部隊の戦いを描いたミリタリーアクション大作。アフガニスタンの首都・カブール。フランス人女性ジャーナリストのエルサは、タリバン系武装組織のリーダー、アメフド・ザイエフを批判したことから協力者と共に誘拐されてしまう。(KINENOTE)

あらすじ:命を懸けて守り抜くーアフガニスタンの首都カブール。フランス人女性ジャーナリストのエルサは、イスラム社会で虐げられる女性達にスポットを当てた取材を行っていた。しかしある時タリバン系武装組織のリーダー、アメフド・ザイエフを批判した事で、彼の怒りを買い、協力者と共に誘拐されてしまう。ザイエフら組織の残虐性に対して、事態を重く見たフランス政府は、軍特殊部隊へ救出命令を下す。そして直ちに、リーダーのコバックス、爆破スペシャリスト、ティクタク、そして若く優秀なスナイパー、エリアスらを含むクセ者揃いの猛者達6名が集められた。限られた情報から彼ら部隊は敵のアジトを見つけ出し、ザイエフ不在の隙に、エルサ達を奪還する事に成功するが、無線の故障から本部との連絡手段を失ってしまう。絶望的な状況に立たされる彼等に対し、怒り狂うザイエフは部下たちへ、部隊を追撃し皆殺しにするよう命じる。徐々に迫り来る追っ手との攻防を繰り返すなか、部隊は一人また一人と命を落としてゆく。仲間を失う悲しみに耐えながら、彼らは最後の一人になっても「エルサを無事に救い出す」という任務だけは遂行すべく、極寒の高山に阻まれた国境越えを決行するのだが・・・(Amazon)

監督・脚本:ステファン・リュボジャ
出演:ダイアン・クルーガー/ジャイモン・フンスー/ブノワ・マジメル/チェッキー・カリョ

ネタバレ感想

適当なあらすじ

人質救出作戦を遂行する特殊部隊は6名。最初は偵察目的だったみたいだけど、救出をはやめないとマズイ状況になったらしく、上層部からの命令で、急遽彼らが人質を奪還することになる。彼らはそれぞれに得意分野のある精鋭だし、チームワークもよいので、多勢のタリバン系組織に対しても、6名でかなり戦える。

てなことで、救出は無事成功する。しかし、この映画ではそのシーンはまだ序盤。救出したはいいものの、無線を壊されたり、撤退中に落としちゃったりして、司令部と連絡がとれなくなってまう。しかも、最初の作戦に入っていた救出ヘリは、敵の攻撃にあって着陸ができない。

ヘリの到着をあきらめた6人は、救出した女性ジャーナリストとそのお供を連れて、タリバンの追っ手から逃げるため国境を越えようと必死の逃亡劇を繰り広げることに。その中で、ジャーナリストを守るため、一人、また一人と兵士が犠牲になっていき――というのが適当なあらすじ。

なぜか雪山パニック作品に(笑)

よいところは、特殊部隊の面々がそれなりに描き分けられてて、かっこいいところ(なんだかよくわからん奴と、区別がつかないヒゲ面が2人いたりはするがw)。特に、狙撃主の兄ちゃんはイケメンで、寡黙な奴だが仲間のために身体をはれる男で、いい。死に様も自分がおとりになってみんなを逃がしてやろうという英雄的行為。すごいねぇ。

彼が必死こいて、他のメンバーとは違う方向に敵を誘導してやっている間に、逃げ続ける一行は、富士山よりも高く吹雪いている山脈を越えようとする…んだけど、さすがにそれは無理ないだろうか(笑)。

山の麓あたりと山中の天候や気温のギャップが激しすぎてちょっと笑ってしまう。アフガニスタン周辺は、マジであんな環境なのだろうか。

てなことで、最初は軍事ものの内容かと思わせておいて、途中から雪山パニック映画みたくなっていくのである。命からがら雪山からの下山に成功後、また戦闘シーンはあるものの、フラフラになりつつも歩き続けるシーンがかなりの間続くのだ(笑)。

最初からボスを狙っておけば…

前述した雪山から下山して後、タリバン系のボスたちに結局は追いつかれて戦闘がはじまるシーン。人数は減っているし、みんな息も絶え絶えだったのに、部隊長がアッサリと敵ボスを銃殺。ジャーナリストを人質にされているのに、隙をついていとも簡単に射殺してしまう。すごい。

と考えると、6人が五体満足だった序盤に、玉砕覚悟で敵の軍団と戦ってボスの首を狙ったほうが、メンバーの生存率高かったように思うんだけど。実際、それに近いシーンではかなり戦えてたわけだしさ。とか言っちゃうのは、ジャーナリストがもっと慎重になってれば誘拐されなかったのに――と言ってしまうのと同じくらい、この作品を成り立たせなくすることなんだろうけど(笑)。

いずれにしても、戦闘シーンがかっこよくはあるので、それなりに楽しめる作品です。

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