ファントム(1998)
ほとんど前置きもなく、冒頭からいきなり事件が始まる展開がいい。神隠し事件を引き起こしている謎の存在とはいったいなんなのか。ネタバレあり。
―1998年公開 米 96分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:帰郷した姉妹が体験する恐怖を描くSFホラー。モダンホラーの巨匠、ディーン・クーンツが製作総指揮・原作・脚本を手掛けた。監督は「ハロウィン6/最後の戦い」の新鋭ジョー・チャペル。出演はベン・アフレック、ピーター・オトゥール、ローズ・マッゴーワン。(KINENOTE)
あらすじ:コロラド州スノーフィールド。ひっそりと静まりかえるこの町に、ジェニーとリサの美人姉妹が戻ってきた。ところが、帰還早々キッチンで家政婦ヒルダの死体を発見。電話で通報しようとしてもつながらない。仕方なく警察へ赴くふたりが目にしたのは、保安官の変死体だった。その保安官の無線連絡を受けてやって来たハモンドら3人の保安官と出くわすジェニーとリサ。やがて、誘われるように古いホテルへ足を踏み入れた彼らは、バスルームの鏡に奇妙な文字が浮かんでいるのに気づく…。(KINENOTE)
監督:ジョー・チャペル
脚本・原作/ディーン・クーンツ
原作 ディーン・クーンツ
出演:ベン・アフレック/ローズ・マッゴーワン/ジョアンナ・ゴーイング/ピーター・オトゥール
ネタバレ感想
昔、地上波の深夜枠で放映されたのを鑑賞したのが本作の記憶。今回、DVDを購入して再観賞してみた。前半の謎めいた展開にワクワクさせられる。後半は多少のグダグダ感はあるものの、「太古の敵」の正体もそれなりに判明するので、消化不良感はなく劇終に至るB級ホラー作品だ。ただ、別に面白くはない(笑)。
この作品の「太古の敵」は存在するようでしていないような感じもする。で、その存在を人類に知らしめる役割を果たすことになるのが、あの教授なわけだ。ラストの描写からするに、「太古の敵」はまだ存在しているということだろう。
にしても、人間よりも上位の存在に思える「太古の敵」が、どうして人間にわざわざ存在を知らせたいのか、そこんところはよくわからん。神様(というには語弊があるかも)みたいな存在が人間の基準に合わせてきちゃったらダメだろ。と思わずにはいられない。
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