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映画『スリザー』ネタバレ感想 ラストまで楽しめるSFホラーコメディ

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スリザー

2000年代後半の作品とは思えないくらい、80年~90年代のモンスターパニック系映画の雰囲気を感じる作品であった。エイリアン侵略ものホラーで、コメディよりの演出が多い。特に期待もせずに観たものの、最後までなかなか楽しめる作品でした。ネタバレあり。

―2007年公開 米 96分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:謎の宇宙生命体(スリザー)が地球上の全生物にパラサイト攻撃を仕掛けるというSFホラー。監督・脚本をつとめるのは「ドーン・オブ・ザ・デッド」のジェイムズ・ガン。出演は、「ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた」のネイサン・フィリオン、「スパイダーマン」シリーズのエリザベス・バンクス。(KINENOTE)

あらすじ:アメリカ南西部、謎の宇宙生命体が潜む隕石が落下した。警察署長のビル・パーディ(ネイサン・フィリオン)はその晩も自らパトロールに出ていた。一方、彼のかつての恋人スターラ(エリザベス・バンクス)は、街の有力者であるグラント(マイケル・ルーカー)と結婚生活を送っていたのだが、些細なことで喧嘩、グラントはスターラをひとり残し出かけてしまった。バーに立ち寄ったグラントは、昔の女友達ブレンダと再会する。酒を飲むうちに親密になっていく二人は、森を訪れ謎の物体を発見する。本能的に危険を察知した瞬間、その物体から何かが飛び出し、グラントの身体に突き刺さったかと思うと、あっという間に体内に侵入してしまう。その日を境に、街では不審な事件が多発した。街中のペットが姿を消し、行方不明者が続出、ブレンダも失踪していた。グラントにも変化が現れていた。身体中に腫れ物ができ、生肉を喰い、攻撃的になっていたのだ。その異常な変化に街で起こっている事件との関連性を感じたビルは、スターラの協力を得て、グラントを容疑者とした捜査に乗り出す。もはや人間とは思えない姿になってしまったグラントは、ビルたちを森へと誘い込み、山小屋に姿を消してしまう。警官達が山小屋へ突入すると、そこには行方不明となっていたブレンダの姿があった。しかし、次の瞬間、彼女の身体は破裂し、無数の未知なる生命体(スリザー)が溢れ出し、警官達の口に向かって一斉に侵入を開始しはじめる。(KINENOTE)

監督・脚本:ジェームズ・ガン
出演:ネイサン・フィリオン/エリザベス・バンクス/マイケル・ルーカー/タニア・ソルニア/グレッグ・ヘンリー

ネタバレ感想

コメディっぽい

冒頭でも書いたとおり、最後まで楽しめる。全編をシリアスタッチにしなかったところが、よかったのかもしれない。別に大笑いはしないけど、要所で笑わせてくれるシーンもあって、なかなかよいのである。

突っ込みどころ

実はそんなに突っ込みたいところはない。強いて言うなら、グラントとスターラは冷蔵庫にどんだけ肉を入れてるんだよって思ったことぐらい(笑)。宇宙から来た生命体に寄生されたグラントが、腹が減って冷蔵庫空けたら、買い置きの肉が大量にあるけど、期限切らさずに2人であれだけの肉を消費するのってかなり大変だと思う。

あと、一つ気になったのは、この物語の元凶となった生命体みたいのは、放置でいいのかなということだ。俺はグラントに何かを突き刺したあの生物を、主人公たちがいつ見つけ出して抹殺するのかを期待していたのだが、グラントが何かを寄生させられるシーン以降、あの生命体は出てこないのである。何でだろうか。

でっかいナメクジみたいなの

グラントに何かを植えつけられ、どっかの小屋みたいなところで食料を与えられて飼育されたブレンダは、特大にピザ化する。で、その膨れ上がった体の中で、ナメクジみたいな寄生生物を育てていたのである。気持ちわりぃ。

で、このナメクジに侵入されちゃった人間は、ゾンビみたく寄生されてない生身の人間を襲うのである。しかもこいつら、緑色の液体みたいのを吐くのがたちわるい。この液体浴びると、人間の肌が溶けちゃう? みたいで、浴びちゃったらゲームオーバー。

てなことで、寄生生物の親玉みたいになったグラントを倒したい主人公たちだが、このナメクジに寄生された人々からも逃げなきゃいけなくて、ジタバタするのである。

人類補完計画でしょ

ちなみにグラントは、普通に人間だった頃の人格を残して活動を続けている。で、ナメクジに寄生された人間も、もとの人格は残っているらしい。だが、グラントだけは寄生された人間を操れちゃうようだ。

と、考えると、宇宙からやってきた侵略者は、地球の生物を全部、グラントの支配下にしようとしているように観られる。で、そのグラントを支配するのが、自分たちだと(一度も姿見せないけど)。

てなことで、この映画の侵略者はグラントを使って、アニメの『エヴァンゲリオン』でやってた人類補完計画(簡単に説明すると、人間を固体でなく、一つの生命体にまとめること)を行っていたのでありますな。

で、この作品と似たようなことを描いている作品には、『ダークシティ』とか『インベージョン』とか『パラサイト』とかがある。本作を通じて感じたことは、それらの作の記事でも触れたので、よければそちらも読んでみてください。どれも面白い映画です。

映画『パラサイト』 人類が理想郷をつくるにはどうすればいいのか
面白い作品です。というのも、人間にとってのユートピアとはどんな世界なのかと示唆している描写があって、主人公はそれを否定して現実に生きようとする映画だから。要するにそれは、今ある世の中と向き合って「戦え、肯定しろ」っていうメッセージにも感じるんですなあ。そこがこの作品のよいところと思います。
映画『インベージョン』ネタバレ感想 結末から考えられること
主人公以外の人間たちが、すさまじい勢いで人間じゃないものに変えられていき、主人公はそいつらと同類にさせられないように逃げ続ける話である。しかも、逃げ続ける間、眠ってはいけないという。わかりやすいうえに、込めている内容にはかなりの毒がある良作。ネタバレあり。―2007年公開 米 96分―

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