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映画 スノーデン ネタバレ感想 監視社会はここまで来ていた

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スノーデン

―2017年公開 米=独=仏 135分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:エドワード・スノーデンがアメリカ政府による監視プログラムの存在を告発するまでの経緯にオリバー・ストーン監督が迫った伝記ドラマ。CIAや米国国家安全保障局で働くうちにプライバシーを脅かしかねない実態を知ったスノーデンは、危機感を募らせていく。「ザ・ウォーク」のジョゼフ・ゴードン=レヴィットが、風貌や仕草をスノーデン本人に似せ、彼の繊細な心情を表していく。ほか、彼の恋人を「きっと、星のせいじゃない。」のシェイリーン・ウッドリーが、彼を指導するCIA教官をニコラス・ケイジが演じる。(KINENOTE)

あらすじ:香港の高級ホテル。ドキュメンタリー作家のローラ・ポイトラス、ガーディアン紙の記者グレン・グリーンウォルドのいる一室に、一人の青年がやってくる。彼の名はエドワード・スノーデン。アメリカ国家安全保障局(NSA)職員であるスノーデンは機密資料を提供し、アメリカ政府が秘密裏に構築した国際的な監視プログラムの存在を告発した。国を愛するごく平凡な若者だった彼は、CIAやNSAで勤務するうちに、その恐るべき実態に直面。テロリスト、民間企業、さらには個人までも対象にアメリカ国内のみならず全世界のメールや携帯電話での通話を監視する体制に危機感を募らせ、キャリアも幸せな生活も捨ててまでリークを決意する。(KINENOTE)

監督:オリバー・ストーン
原作:アナトリー・クチェレナ:(「Time of the Octopus」)/ルーク・ハーディング:(「スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実」(日経BP社))
出演:ジョセフ・ゴードン=レビット/シャイリーン・ウッドリー/メリッサ・レオ/スコット・イーストウッド/ニコラス・ケイジ

ネタバレ感想

実話を基にした物語。ほぼほぼ真実が描かれていると思われる内容で、その真意なんて確かめようがないけども、やっぱこれはほぼ事実だろ。『エネミーオブアメリカ』の世界なんて、かわいいもんだ。

そして、こうした告発により、権力が行っている非人道的な行いが世間に暴露されても、監視社会を止めることができていないこの世の中って、何なんだろうか。俺もそれに加担してしまっている部分もあるんだろうけど、こんな糞みたいな社会はぶっつぶれても仕方ない。世界は滅びても仕方ない――と思ってしまう。

監視社会であり管理社会が崩壊するとしたら、先端技術の暴走か超ド級の自然災害くらいなもんで、滅びずに存続すれば人類は権力から今以上に強固に監視・管理されて、世界はさらにディストピア化するだろう。

その先にあるのは、すべてがデジタル化、機械化された世界であり、その頃には人間が生きる余地はどこにもなくなっているはずだ。これは権力者も同様であろう。きっと。もしくは権力者のみが神のように生きる世界になっているかもしれない。それは遠くない未来に実現されるのではないかと思っちゃう。だって、もうここまで進んでいるから。

スノーデンの言うように、今の状況を放置していたら、一般庶民の生活には権利なんて何もなくなるし、自由もなくなる。権力は独裁化されていき、そのパワーに庶民は逆らうことはできなくなるだろう。なぜなら、個人のプライバシーを握られているからだ。思想や思考も把握されていて、危険人物とみなされた場合は秘密裏に抹殺することすら可能なのである。

スノーデンは日本でも仕事をしていて、日本人たちのデータも管理できるようになっていることが示唆されていた。というか、おそらくアメリカだけがこうしたことをしているのではなく、中国も似たようなことをしているだろうし、日本だって、アメリカの属国としてこうした状況を是としているわけで、全世界が権力によって監視可能な世界になっているのだ。

この物語ではCIAでスノーデンを育てた奴が、アメリカの安全を守るためには必ず必要なのが、スノーデンたちの仕事だといけしゃあしゃあと抜かす。こういう奴が権力の中枢にいることのほうがよっぽど危険だと思う。こいつら権力者たちは、国家を守るために国民をないがしろにしているのであり、そもそも何のために国家があるべきなんかを考えたことがあるのだろうか。

国家てのはもともと、国民を飢えずに食わせて、安全な生活させるための機能を働かすのがりそうなんではないかねぇ。ともかく、その脅威が市井の人々に及んでいるという意味で、本当に恐ろしいことが描かれた作品。現実はホラー以上に恐ろしいことになっている。

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