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映画 バイス ネタバレ感想 権力者にビジョンはない 実話を基にした物語

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バイス

―2019年公開 米 132分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「マネー・ショート 華麗なる大逆転」のアダム・マッケイ監督が、ジョージ・W・ブッシュ政権時に影の大統領と言われたディック・チェイニー副大統領に焦点をあてた社会派ドラマ。ホワイトハウスの権力を掌握し、世界情勢に多大な影響を与えた彼の足跡とは。「アメリカン・ハッスル」のクリスチャン・ベールが約20kgもの増量と特殊メイクを施し、チェイニーの20代から70代までを体現。ブラッド・ピット率いるプランBエンターテインメントが製作、ブラッド・ピットやウィル・フェレルがプロデューサーとして参加した。第76回ゴールデン・グローブ賞映画部門(コメディー/ミュージカル)主演男優賞(クリスチャン・ベール)受賞。第91回アカデミー賞にて作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、編集賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の8部門にノミネート。(KINENOTE)

あらすじ:酒癖の悪い青年チェイニーは、1960年代半ば頃、才女であり後に結婚する恋人リンに尻を叩かれ、政界を目指した。後に国防長官となるドナルド・ラムズフェルドのもとで政治の表と裏を学び、次第に権力の虜に。大統領主席補佐官、国務長官を経て、2001年ジョージ・W・ブッシュ政権の副大統領に就任。大統領の影に隠れる地位を逆手に取り、入念な下準備をし大統領を操って強大な権力をふるうように。2001年9月11日に同時多発テロ事件が起こると、ジョージ・W・ブッシュ大統領を差し置いて危機対応にあたり、イラク戦争へと導く。幽霊のように自らの存在感を消したまま、意のままに法をねじ曲げ国民への情報操作をし、チェイニーはその後のアメリカと世界情勢に多大な影響を与えていく。(KINENOTE)

監督・脚本:アダム・マッケイ
出演:クリスチャン・ベール/エイミー・アダムス/スティーヴ・カレル/サム・ロックウェル

ネタバレ感想

アダム・マッケイ監督は『マネーショート』でもそうだったけど、社会派的な内容をコミカルに描くのが上手。今作も、アメリカの元副大統領であるチェイニーがいかなる人物だったのかが描かれている。俺はジョージ・ブッシュ政権下でこの人が副大統領だったのを全然知らなかった。それは俺が知識の浅いバカなのも含めてだが、それでも、副大統領ってのはそういう目立たない存在らしい。

ところがこの男は、その目立たなさを逆手にとって、裏でアメリカを動かしていたみたい。同時多発テロからイラク戦争に至るシーンなどは、ほぼ独裁者なんじゃないかと思ってまうくらいの強権の使用ぶりで、何とも恐ろしい。

物語途中でエンドロールが流れるギャグがある。あそこでこの話が終わったら映画としては物足りないけども、現実の世の中ではイラク戦争などは起こらなかったのかもね…。

で、俺がもっと恐ろしいと思ったのは、こいつは結局、権力を握って何をしたかったのかがよくわからんところだ。こいつをさらに裏で操っているのは奥さんで、この奥さんも名誉欲とかが強いだけで、それを得ることを目的としていて、何をなすことでその欲望を満たすのかーーというのはあまり考えてないように思える。

つまり、単に権力と名誉がほしいだけの人間にしか見えないところだ。だから、政治で何をして、その先にどれだけの人間が犠牲になろうが、知ったことではないのである。ビジョンがない。権力を行使して自分の思っている方向に事が動けば、あとはどうだっていいのである。単なる権力者同士の権謀術数の中で生きているようにしか見えない。そこに市民はいない。恐ろしい。そこが恐ろしい。

そういう人間が政治を行っているのは、日本も同じだ。マジで困っちゃう状況なのに、選挙に行くくらいしかできることがない…。他になんかないのかなぁ。

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書籍 『何ものにも縛られないための政治学 権力の脱構成』 栗原康 感想
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