ザ・ルースレス ~とあるマフィアの転落人生~
あらすじ・スタッフとキャスト
あらすじ:1980年代、隆盛の波に乗る街、イタリアのミラノ。サント・ルッソは、犯罪と暴力の裏社会で勢力を伸ばし始める。彼が求めた先にあったものとは?!主演は『ジョン・ウィック: チャプター2』でイタリアン・マフィアの幹部を演じた、リッカルド・スカマルチョ。レナート・デ・マリア監督(Netflix)
監督:レナート・デ・マリア
主演:リッカルド・スカマルチョ
ネタバレ感想
タイトルどおり、ある男が裏社会でのし上がり、最後には斜陽を迎えるという内容。マフィアとかギャングを描いた作品って大体がそういうもんだし、俺はそういう作品好きなので本作も期待してたんだけど、全然面白くなかったな。
なんかこの主人公って、何考えてるのかよくわからんくて、あまり魅力がない。というかこの人、自己中すぎるし、他人への情ってのがまったくない。ないようにしか見えない。しかも、そんなに有能にも見えないので、何であんな成りあがっているのかがよくわからんのだ。この作品で彼が仕事をしているシーンって、人を殺しているところばかり。殺せば成りあがれるなら、ギャングはみんな金持ちになれるだろう。でも、殺しだけで出世できるような世界じゃないから、裏社会で権力を握るのって難しいんじゃないかなぁ。
仲間に対してもさして思いやりがないし、奥さん美人なのに扱いひどすぎるし、芸術家みたいな愛人つくってたけど、どうしてあんなのがいいのかよく分らないし、最後には裏切られているし、そして、そうなって当然な奴なのである。
だから、最後また別の女の人と出会ってめでたしめでたしみたいな終わりになっていることに、まったく納得がいかん。
てなことで、退屈で眠くなる犯罪映画であった。唯一よかったのは、奥さん役の女優が美人なところ。髪を切る前までは。
この作品はネットフリックスで鑑賞できます。
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