REVENGE リベンジ
男たちから理不尽な暴力にさらされた女性が、怒りに燃えて復讐を果たすリベンジムービー。ネタバレあり。
―2018年公開 仏 108分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:フランスの新鋭女性監督コラリー・ファルジャによるバイオレンス。ヤングセレブのリチャードと不倫関係にあるジェニファーは、彼の豪華な別荘で甘い休日を過ごすはずだった。だがそこにリチャードの狩猟仲間が現れ、ジェニファーへの欲情が暴走しはじめる……。出演は「ザ・リング/リバース」のマチルダ・ルッツ、「ビヨンド・ザ・ロウ」のケヴィン・ヤンセンス。一般公開に先駆け『フランス映画祭2018』にて上映。(KINENOTE)
あらすじ:ヤングセレブのリチャード(ケヴィン・ヤンセンス)と不倫関係にあるジェニファー(マチルダ・ルッツ)は、砂漠地帯に建つ彼の豪華な別荘を訪れる。ふたりだけの甘い休日のはずだったが、リチャードの狩猟仲間のスタン(ヴァンサン・コロンブ)とディミトリ(ギョーム・ブシェド)が現れ、不穏な空気が漂いはじめる。セクシーなジェニファーの体に、舐めるような視線を這わせるスタン。やがてその欲情は暴走し、ついにジェニファーに襲い掛かる。汚れた体を震わせ助けを求めるジェニファーだったが、男たちは口封じのために彼女を崖から突き落とすのだった。ジェニファーは崖下の木に串刺しになるが、瀕死の重傷を負いながらも死んではいなかった。そんななか、獲物の息の根を止めるため“人間狩り”をはじめる野獣と化した男たち。だが一方で、地獄の底から蘇ったジェニファーの心は復讐に燃え滾っていた……。(KINENOTE)
監督・脚本:コラリー・ファルジャ
主演:マチルダ・ルッツ
ネタバレ感想
ジェシカ・アルバほどで美人ではないけども、ちょっと似た雰囲気のある女優さんが、自分をレイプして崖から突き落として殺そうとした男たちに復讐を果たす話。
主人公のジェニファーは、エロエロなファッションで男たちの目をくぎ付けにしちゃって、その気もないのに一緒にダンスしてあげたりとか、あの辺の無防備さがアラブ系の男にレイプされちゃう要因になっているわけだが、まぁなんといいますか、あんなエロいカッコで誘惑みたいなことされたら(誘惑のつもりはないんだろうけど)、オスのほうだって我慢はできんわな。
で、翌日にそのアラブ系の男はなかなか恐ろしい迫り方をジェニファーにしてくるわけで、あのくだりが本作一番の、観ていて嫌なシーンであった。
その後の展開はけっこうツッコミどころ満載である。まず、あんな棒切れにくし刺しにされて生きてられるもんかいな? さらに薬物で感覚麻痺させて治療するくだりはいいとして、くし刺しになったんだから、背中も手当しないといけないと思うぞ。さらにさらに、内臓ぐちゃぐちゃになってるんじゃないかね? 痛みで歩けないんじゃないかね? くし刺しになったんだから。
まぁそれはおいておいても、アラブ人との決闘時に車を奪うチャンスなのに一度スルーしてしまったり、裸足であの地帯を走り回れるわけないだろとか思っちゃったり、ともかくツッコミどころはいろいろある。
あるんだけども、めでたくリベンジを果たしたジェニファーの耐久力に、拍手を送りたくなるラストであった。チンポコ丸出しの裸野郎との血みどろバトルも笑える。
にしても、この手の作品って定期的に新作が出ているように感じるけど、何でだろうか。需要があるから? とか疑問に思いつつ、こうやって鑑賞する俺みたいな変態野郎がいるからかも(笑)。ていうか、この作品の監督女性らしいけど、何でこんな作品を手がけたんだろうか。
コメント