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映画『追憶(2017)』ネタバレ感想 長澤まさみの出番が少ない…

追憶
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追憶(2017)

富山県のどっかが舞台になってたと思うんだけど、なかなか閉そく感のある雰囲気が漂っていて、息がつまるような苦しさを感じる。そんな希望のない土地で、悲惨な幼少時を過ごした人間たちの25年後が描かれる。ネタバレあり。

―2017年公開 日 99分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:監督・降旗康男、撮影・木村大作のコンビ15作目となるヒューマンサスペンス。幼少期を共に過ごした少年3人が、一つの殺人事件によって刑事・被害者・容疑者として25年ぶりに再会し、事件の真相そして心に蓋をしてきた忌まわしい過去と対峙する姿を映し出す。(KINENOTE

あらすじ:富山県警捜査一課の四方篤(岡田准一)は、富山湾を臨む氷見漁港に佇んでいた。そこで刺殺体となって発見された男は、かつて共に少年時代を過ごした旧友・川端悟(柄本佑)だった……1992年、冬の能登半島。13歳の四方篤は、親に捨てられた同じような境遇の田所啓太、川端悟と共に、軽食喫茶「ゆきわりそう」を営む仁科涼子(安藤サクラ)、山形光男(吉岡秀隆)を慕い、家族のような日々を送っていた。しかしある事件をきっかけに、幸せだった日々は突然終わりを告げ、少年たちは離れ離れになってしまう……。あれから25年、刑事となった四方篤は、あの日二度と会わないと誓った川端悟と再会を果たす。やがて捜査が進むにつれ、ある容疑者が浮かび上がるが、それは田所啓太(小栗旬)であった……。幼少期を共に過ごした少年たち3人が一つの殺人事件をきっかけに、刑事、被害者、容疑者という形で25年ぶりに再会。それぞれが家庭を持ち、歩んできた人生が再び交錯し、封印したはずの忌まわしい過去と対峙することになる。そしてその先にある事件の真実の裏に隠された衝撃の秘密が明かされていく……。(KINENOTE

監督:降旗康男
出演:岡田准一/小栗旬/柄本佑/長澤まさみ/木村文乃/安田顕/西田尚美/安藤サクラ/吉岡秀隆

ネタバレ感想

特に注目してたわけでもなかったけど、レンタルしてたので鑑賞。人間ドラマとしてはなかなか面白く観られた。個人的に長澤まさみは好きな女優なんで、あんまり登場シーンがなかったのが残念。西田尚美もけっこう好きなんだけど、あんまり登場シーンがなかったので残念(笑)。しかし、それは物語の質とは関係ないことだ。

で、ネタバレすると殺人事件の犯人は保険金目当ての身内とその愛人だったてことで、その辺は拍子抜け感もある。岡田准一演じる刑事は幼馴染みの小栗旬を疑惑の目で見るわけだけど、普通に捜査を進めていた同僚によって事件は解決する。つまり、岡田は無能だったということでいいんだろうか(笑)。

事件の犯人は誰なんだってことは、物語上重要ではあるものの、それよりもこの作品は、過去の出来事に囚われてしまって地元から離れられない男たちが、図らずも過去と向き合うことになり、その呪縛から脱する再生の物語だったんだと思われる。ちなみに、小栗の演じた男のほうはきちんと過去と向き合って、逃げずに自分のできることをしていたことが、物語が進むにつれて判明する。てことは、岡田氏の再生物語だったってことなんだろうね。

楽しめはするんだけども、特に思考に広がりは出てこない、俺にとってはいたって普通な映画であった。

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