ポーラー 狙われた暗殺者
ネットフリックス配信作品。引退することになった凄腕の殺し屋。所属していた会社が彼に年金払いたくないので殺しのターゲットにされて血みどろの戦いを繰り広げるバイオレンスアクション。ネタバレあり。
―2019年製作 米=独 118分―
あらすじ・スタッフとキャスト
あらすじ:ダンカン・ヴィズラ(通称ブラック・カイザー)は殺し屋稼業から足を洗おうとした矢先、自分自身が殺しのターゲットに。世界に名をはせた殺し屋が、冷徹無比の若手ヒットマンたちを相手に究極のバトルに挑む(Filmarks)。
監督・脚本:ヨナス・アカーランド
出演:マッツ・ミケルセン/ヴァネッサ・ハジェンズ/キャサリン・ウィニック/マット・ルーカス/ロバート・メイレット
ネタバレ感想
ある殺し屋斡旋会社に雇われている殺し屋たちは、会社の制度で50歳の誕生日で定年退職を迎えることになっている。主人公のダンカンはブラック・カイザーの異名を持つ凄腕のベテランだが、彼も50歳を迎えるにあたり引退することになり、会計士に資産の相談などをして隠居の準備を進めていた。
しかし、彼の同僚で彼よりも早く引退したマイケルが何者かに暗殺される。彼を雇っていた会社のボスはそれを見過ごすことができないと、ダンカンにマイケルを暗殺した殺し屋の抹殺を依頼してくる。ダンカンは足を洗うことを望むももの、そうは問屋が卸さない。
実は、暗殺会社のボスは高額な退職金払うのが惜しいので、引退する殺し屋たちが50歳になる前に別の殺し屋に彼らを殺させて、払う金を会社の運用資金にあてようとしていたのである。そのターゲットの一人になったことを知ったダンカンは、最初の暗殺者を先制攻撃してやられる前に始末しちゃう。
そして、過去に間違った情報で自分に家族を殺された少女(現在は成人女性)を陰ながら見守る暮らしをしていた。ところが、ボスは執拗に暗殺者を送り込み、隠居生活しているダンカンを殺しにかかってくるのであった――というのが適当なあらすじ。
結末までをネタバレすると、ダンカンの屋敷に攻めてきた暗殺者どもを返り討ちにしたはいいけども、見守っていた女性を拉致されてしまい、自身も先に引退していた元暗殺者にはめられてボスに捕まり、すさまじい拷問を受けることに。しかし、隙を見て拘束から脱したダンカンは、ボスの護衛を皆殺しにして過去の仲間に治療を受け、武器を手に入れる。
そして、拉致された女性を助けるべく復讐戦を開始。ボスを殺して女性を助ける。女性は助けたダンカンが何者かを最初から知っており、彼を射殺しようとする。ダンカンもそれを望むが、女性は心変わりして、自分の家族を殺す依頼をダンカンにした人間を彼と共に突き止めることにするのであった。おしまい。
以上のような話にアクション要素が加わったバイオレンス作品。女性暗殺者とその部下たちを一層する武器には笑った。あのシーンはなかなかいいね。ただ、ダンカンが強すぎて他の暗殺者たちがボンクラにしか見えず、ボスもけっこうアホだし人望がないし弱いのでラストの盛り上がりがイマイチに感じた。
この作品はネットフリックスで鑑賞できます。
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