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映画 バトルオールナイト武装集団の襲来 ネタバレ感想

バトルオールナイト
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バトル・オールナイト武装集団の襲来

麻薬カルテルから足を洗おうとしてた税理士の家に、謎の少女がやってきた。それどころじゃないんだけど、その彼女を追ってきた謎の集団を屋敷に入ろうと攻撃してきたので、税理士とその家族たちが反撃に転ずるべくジタバタするアクション作品。ネタバレあり。

―2020年製作 墨 94分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:『ダイ・ハード4.0』のクリエーターが放つノンストップアクション。組織から足を洗いたい麻薬カルテルの税理士・ペドロは、セキュリティのため家を要塞化していた。組織との最後の取引が行われる夜、謎の武装集団に追われて来た少女をかくまうが…。【スタッフ&キャスト】監督・脚本:リゴベルト・カスタニーダ 共同脚本:マイケル・カイシシー 撮影:ジャーマン・ラマーズ 制作:アーノルド・リフキン 出演:ダニエル・マティネス/リセッテ・モレロス/パウリア・ギル/アラップ・ベック(KINENOTE)

あらすじ:麻薬カルテルの税理士をしていたペドロは、組織から足を洗いたいと思っていた。その夜は、組織と関係を断つための最後の取引が行われる。万全を期すため、その取引はペドロと彼の家族が住む、人里離れた場所に建つ最先端のハイセキュリティを備えた要塞のような家で行われた。 加えてマシンガンを携えた用心棒を警備として雇った。そこへ一人の美少女が、謎の武装集団に追われてやって来る。少女を助け、彼女を家の中に通すと、追ってきた武装集団はあっという間に用心棒を倒した。ペドロは、家の窓という窓に鋼鉄製のシャッターを下ろし、外部と一切を遮断するが・・・。
しかし、その先には大きな罠が待ち受けていた…。(Amazon)

監督・脚本:リゴベルト・カスタニーダ
出演:ダニエル・マティネス/リセッテ・モレロス/パウリア・ギル/アラップ・ベック

ネタバレ感想

レンタル店の新作コーナーにあったので鑑賞。なんというか、不穏な感じの冒頭から始まって、その冒頭で出てくる少女が、物語展開のすべての鍵になっているような内容の話だった。

カルテルの命令で働いていた税理士のペドロは、家族と楽しく暮らしたいので、カルテルの仕事から足を洗いたがっている。で、その話を顔なじみの組織の人間(長髪と喋れない人の兄弟)からボスに取り次いでもらって、その夜に足を洗うための交渉をする予定だった。ところがそこに、どっかから逃れてきた謎の少女がやってきたことで、話がまったく違う方向に展開していくことになる。

冒頭だと、少女のことが謎過ぎるし、それを追ってきた忍者みたいな集団も、何なのかさっぱりわからない。その分からない存在から襲撃を受けて、ペドロの護衛兵たちはなすすべなく殲滅されてまう。そういう展開であるから、その後、ペドロやその家族、そして、組織から派遣された兄弟たちがどうやって共闘しながら武装集団を退けるのかなとワクワクしていたのだが、そういう話にはならなかった。

それよりも、ペドロと家族の愛情物語みたいになってて、兄弟との共闘はないのである。弟はすぐに死んじゃうし、兄のほうはそれなりに強いんだけども、ペドロと反目しあって、殺されることになる。じゃあ誰があの武装集団と戦うのかと言ったら、少女なんである。

実は少女は以前、吸血鬼にさらわれて、吸血鬼にされていたのだ。吸血鬼になると身体能力が上がって、武装集団以上の力を持てるのである。

あと、ペドロもそこそこ家族のために頑張って、最後まで家族のことを考えて終わるわけだが、なんかそこがねぇ。彼が足を洗いたがっていた組織のボスも出てこないし。ペドロも強くて魅力的な人物になりそうの思えたのに、単なる嫌な奴で終わってしまう。そんなこんなで、『要塞警察』と『フロムダスクティルドーン』を足して2で割ったらそれぞれの良さがほとんど消えてしまったような作品という印象。

映画『要塞警察』ネタバレなし ジョン・カーペンターの憎い演出が光る良作
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めちゃくちゃ面白い作品なので内容を紹介。未見の方は、以下を一切読まずに先に鑑賞することをオススメしたい。そのほうが作品をより楽しめるので。ネタバレあり。―1996年公開 米 119分―
映画 真夜中の処刑ゲーム/反撃 ネタバレ感想
本作を鑑賞した人の感想を調べてみると、ジョン・カーペンター大先生による『要塞警察』にシチュエーションは似ているとの指摘がけっこうあった。確かに、建物に立て籠っている側と、外から攻撃を加える側の攻防を描いているところなんかが、似ている。ネタバレあり。

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