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映画 オクトパス ネタバレ感想 ボンクラ主人公にイラつくタコパニック

オクトパス
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オクトパス

―2001年公開 米 99分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:放射能汚染により超巨大化したタコが、極秘ミッションを遂行中の潜水艦に襲いかかる海洋パニック映画。(KINENOTE)

あらすじ:放射能汚染により超巨大化したタコが極秘ミッションを遂行中の米軍潜水艦に襲いかかる!極秘任務遂行中の米軍潜水艦に、謎の巨大生物が襲撃!それはキューバ危機時に沈没したソ連原潜の放射能汚染により巨大化したタコだった。敵のねらいはタンパク質。人間の肉を求め、潜水艦を破壊、次のエサを求め豪華客船へ向かった…(KINENOTE)

監督:ジョン・イヤーズ
出演:ジェイ・ハリントン/デイヴィッド・ビークロフト/キャロライン・ロウリー/ラビル・イスヤノフ/リッコ・ロス

ネタバレ感想

アマゾンプライムで見つけて鑑賞。駄作なのはわかったうえで見たのもあって、そこそこ楽しめたかな。でもそれは内容がいいってわけではなくて、突っ込みどころが満載過ぎてある意味でおもしろいということだ。

では、物語冒頭からそのツッコミどころ列挙していくかというと、ほぼすべてにおいてそういうシーンばかりなので、さすがにそれは無理だ。

この作品、まず映像がすごくショボくて、迫力に欠ける。まぁでも、そういうクオリティは求めてないのでいいとしよう。一方で、驚いたことに、いちおう、それなりに登場人物たちのキャラがわかるように、描写で説明する努力をしているところはすごいなと思った。

だが、それはあくまで努力程度にしか感じられなくて、すべてのキャラにおいてそれが成功しているかと言われればそうではない。

特に、ヒロイン役で海洋生物などの研究しているらしいリサは、なんか単なる躁病的エロ女にしか見えない。ラストのほうで、主人公とキスをしていたが、あの主人公とどうしてそんなことをする気分になったのか意味がわからない。

タコの棲み処近くの水を分析しただけで、その生態や出自を暴いてみせるのはすごいと思うが、あんな短時間でそんなことがどうしてできるのか。そういう有能さを見せたと思いきや、客船を襲ってきた巨大タコがテロリストばかりを倒してくれることに対して「悪い奴を食べてくれるんだわ」とギャグなのか本気なのかわかりかねるバカ発言しちゃうしちゃう始末。

それよりもさらにひどいのが主人公で、無能の中の無能。どうしてこいつがCIAのエージェントでいられるのか。大使館テロをしたキャスパーを護送する任務に就いた彼は、キャスパーに何度も逃げられるし、銃で撃つチャンスもいくらでもあったのに、最後までそれができない。

そして、バカにしたような扱いをしてくる潜水艦の艦長に対して、「俺は新米だし、この任務は専門外なんだから仕方ないだろ!」などと逆ギレする。というか、ラストのほうに至るまで、無能の癖に、こいつはやたらと艦長に噛みつくのである。

その艦長はどうかというと、確かにそんなに良い奴ではなさそうだが、それほど無能ではない。であるから余計に主人公のヘタレさが際立ち、イライラするのだ。

でまぁ、最後は汚名返上とばかりに、主人公は艦長の代わりに潜水艇に乗って巨大タコに爆弾を浴びせるべく突貫するわけだが、爆破まで20秒くらいしか時間がなかったのに、彼はどのように潜水艇から脱出し、爆弾の衝撃から逃れたのか。まず不可能だと思うんだけどな。

潜水艇と言えば、潜水艦から脱出するにあたって、生き残った主人公らがこれに乗り込むわけだが、なぜかその際に操縦するのがリサ。なんでなの? あの状況だとふつう艦長だと思うのだが。主人公も普通に操作してたけど、そんな簡単に乗り回せるような代物じゃないだろ。

ついでに言うと、潜水艦の乗組員の多くは、とても訓練を受けたとは思えないパニクりぶりで萎える。潜水艦の中をジタバタ逃げ回っても仕方ないだろと思うんだが。けっきょく全員死んじゃうし。

あとは、冒頭の旧ソ連の潜水艦のエピソードで、部下が上長の命令に従わずに殺されちゃうシーンあったけど、あれって必要だったのかね? 他にも、主人公の登場するくだりで、大使館がキャスパーに爆破されるところ。あの少女と母親との交流もなくてよかったような。だって、後になんの後も引かないんだもん。客船でテロリストがルームサービスの女性を殺すところもそう。ああいう無駄とも思えるシーンを挿入しているせいで、展開が遅い。

とかこうやって腐してはいるものの、個人的にはそこそこ楽しめた。

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