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映画 友よ、さらばと言おう ネタバレ感想 フレンチノワールアクション

友よ、さらばと言おう
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友よ、さらばと言おう

―2014年公開 仏 90分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「あるいは裏切りという名の犬」のオリヴィエ・マルシャル監督の原案を「すべて彼女のために」のフレッド・カヴァイエ監督が映画化したアクション。主演は「すべて彼女のために」のヴァンサン・ランドン、「この愛のために撃て」のジル・ルルーシュ。ギャング同士の抗争に巻き込まれた元刑事とその親友の刑事の戦いを描く。(KINENOTE)

あらすじ:南フランスの港町トゥーロン。ある日、任務終了を祝って羽目を外した親友同士の刑事、シモン(ヴァンサン・ランドン)とフランク(ジル・ルルーシュ)は、同じ車で帰宅する途中に衝突事故を起こしてしまう。幼い子供を含む3人の命が奪われ、運転席で重傷を負ったシモンは、飲酒運転が発覚して警察を懲戒免職。刑務所送りに……。6年後。刑務所を出たものの、罪の意識から逃れられないシモンは、妻のアリス(ナディーン・ラバキー)と離婚。自堕落な生活を送り、9歳の息子テオに対しても父親らしい役割を果たせずにいた。刑事を続けているフランクが何かと気遣うが、シモンは心を閉ざしたまま。そんなある日、フランクが連続殺人事件の捜査を担当することになる。犯人は外国人の麻薬密売グループ。犯罪組織同士の抗争が事件の発端になっているらしい。やがて、闘技場でマフィアが報復殺人を行なう現場をテオが目撃。辛うじてマフィアの追跡を逃れ、目撃者として保護されるが、警察は護衛をつけずに解放してしまう。その直後、マフィアの刺客に狙われたアリスとテオを救うシモン。だが、身の安全が確保されたわけではなかった。シモンは息子を守るため、マフィアとの対決を決意。フランクも行動を共にする。マフィアのアジトであるクラブに乗り込んだ2人は銃撃戦を展開。マフィアのボスの弟がシモンの手にかかって命を落とす。復讐を誓うボス。さらに、クラブでの騒動によって警察もシモンを追い始める。フランクは、シモンとテオ、アリスを特急列車TGVに乗せてパリに身を隠すよう手配する。だが、それを察知してマフィアもTGVに乗り込む。パリへ向けて激走するTGVの中で幕を開けるシモンとマフィアの死闘。その危機を知り、必死にTGVを追うフランク。果たしてシモンはテオを守り切れるのか……?(KINENOTE)

監督・脚本:フレッド・カヴァイエ
出演:ヴァンサン・ランドン/ジル・ルルーシュ/ナディーン・ラバキー/マックス・ベセット・ドゥ・マルグレーヴ

ネタバレ感想

オリヴィエ・マルシャル監督が原案、監督はフレッド・カヴァイエ。この監督の作品はハリウッドや韓国とかで何作かリメイクされている。娯楽的に楽しめるからだろう。本作はリメイクされてるのかどうか知らんが、オリヴィエマルシャル的フランスノワールを、アクション要素を強めに、しかもうまく盛り込んだ感じ。尺が短い中でスピーディに話が進んでいくところがとてもいい。

元刑事のシモンの子どもがマフィアの人殺し現場を目撃してしまって追われる身になってから、シモンの元相棒だったフランクとシモンが子どもを守るためにマフィアをぶっつぶしてやろうと、捨て身の特攻作戦をかまし始める。

そこからは、あれよあれよと舞台を変えて血みどろの銃撃・肉弾戦が繰り広げられるのだ。シモンはすでに初老に入ってるおっさんなんだが、自分の子どもためということもあって、鬼神のごとき活躍を見せる。

その相棒のフランクも、なんでそこまで頑張れるのかわからんくらいに身を挺してマフィア組織と闘争を繰り広げる。そして、死んでまうのである。

フランクの頑張りには訳があって、それは過去の出来事が関係する。シモンはある日の仕事帰りに、フランクを車に乗せてやろうとしてたものの、しこたま飲酒していたのもあって、死亡事故を起こして懲戒免職になる。

その後、シモンは良心の呵責に苛まれたのか、妻子のもとから離れて警備員をしている。その中で起こるのが今作の事件だ。で、俺はなんでこのシモンはなんも喋らずにハードボイルドぶってブスくれてるのかとイライラし、献身的なフランクを気の毒に思ってたんだけど、あろうことか、事故を起こしたのはフランクだったのである。

泥酔して眠ってるフランクの代わりに運転代行してて、事故ったのは彼だったのだ。で、シモンも死んじまったと思って彼を運転席に移して罪をなすりつけた。ところが彼は生きていた。呵責していたのはフランクだったのだーーというのがラストのオチ。

だからフランクはシモンの息子を守るために頑張っていたのである。では、フランクの娘がどうなったのかはわからない。そして、死にゆくフランクをみとったシモンは、そもそも罪をなすりつけられていたのを知っていて黙っていたのか、それともフランクの死の間際に初めてそれを知ったのか、それはわからない。

わからないけども、俺好みな男汁全開かつ、バイオレンスなアクション作品であった。しかしまぁ、飲酒運転しちゃだめだわな(笑)。

映画『そして友よ、静かに死ね』ネタバレ感想
実在したギャングの自叙伝をもとに製作された作品らしい。オリヴィエ・マルシャル監督らしく、非常に男汁満載のハードボイルドな内容である。にしても、友情に厚い男って考えようによっては、迷惑この上ないわな。カッコいいけど。ネタバレあり ―2012年公開 仏 102分―
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