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映画 マキシマムリスク ネタバレ感想 ナターシャヘンストリッジがいい

マキシマムリスク
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マキシマム・リスク

双子の弟の死因を探るためにヴァンダムがジタバタする話。ナターシャヘンストリッジが美人だし、そこそこ面白いヴァンダム作品。ネタバレあり。

―1997年公開 米 100分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:双子の弟の死によって、ロシア・マフィアとFBIの絡んだ陰謀に巻き込まれた男の姿を描くサスペンス・アクション。「ハード・ターゲット」で香港映画界からジョン・ウーを招いたジャン=クロード・ヴァン・ダムが、今度は「友は風の彼方に」「ツイン・ドラゴン」などで知られるリンゴ・ラムと組んで、ハリウッド映画離れしたハード・アクションを展開する。脚本は「レッド・オクトーバーを追え!」「エイリアン3」のラリー・ファーガソンのオリジナル。製作は「ダブル・インパクト」から「クエスト」まで、ヴァン・ダム作品のほとんどを手掛けるモシェ・ディアマント。製作総指揮は「判決前夜/ビフォア・アンド・アフター」のロジャー・バーンバウム。撮影は「ザ・クラフト」のアレクサンダー・グルジンスキ、音楽はロバート・フォーク、美術は「ジャングル・ブック」(94)のスティーヴン・スペンス、編集は「カリートの道」のビル・パンコウ、衣裳は「インデペンデンス・デイ」のジョゼフ・ポロ。共演は「スピーシーズ/種の起源」のナターシャ・ヘンストリッジ、「メランコリー」のジャン=ユーグ・アングラード、「パリのレストラン」のステファーヌ・オードラン、「ツイスター」のザック・グリニア、「トウルー・ロマンス」のポール・ベン=ヴィクター、「ジェフリー!」のフランク・センガー、「グース」のデイヴィッド・ヘンブレンほか。(KINENOTE)

あらすじ:南仏の港町で1人の男が何者かに追われて死んだ。ミカエル・スヴェロフ(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)という名のその男は、地元の刑事アラン・モロー(ヴァン・ダムの二役)と瓜二つで、NYからこの町へアランに会いに来たらしい。アランは母親(ステファーヌ・オードラン)から生後間もなく養子に出された双子の弟の存在を知らされ、ミカエルがその弟だと知る。アランは同僚のセバスチャン(ジャン=ユーグ・アングラード)と養子縁組を手配したパリの弁護士を訪ねるが、ひと足遅く殺されていた。アランはミカエル宛にホテルに残されていたメッセージを手掛かりに、NYに飛ぶ。リトル・オデッサ(ロシア系移民街)にあるナイトクラブ、ボヘミアを捜し当てた彼は、そこで働く女アレックス(ナスターシャ・ヘンストリッジ)からホテルの鍵を渡された。彼女はアランを恋人のミカエルと思い込んでいた。外へ出たアランは、今度はロシアン・マフィアの一団にミカエルと誤解され、銃撃される。小説家志望のタクシー運転手デイヴィス(フランク・ヴァン・キーケン)に助けられ、彼は間一髪で脱出に成功した。その夜、ホテルで待つ彼の元に現れたアレックスに、アランは自分はミカエルではないと明かす。そこへ再びマフィアのイワン(ザック・グリニア)一味が襲ってきた。2人はデイヴィスの助けで難を逃れるが、彼が犠牲となった。マフィアの狙いは、組織から足を洗おうとしたミカエルがニースの銀行に保管した、FBIとロシアン・マフィアの癒着を示す証拠の載ったリストを取り戻すことにあった。一方、FBIの悪徳捜査官で、ミカエルを殺したペルマン(ポール・ベン=ヴィクター)とルーミス(フランク・センガー)もリストを求めてアランの前に現れた。アランは真相を確かめるためにマフィアのボス、キーロフ(デイヴィッド・ヘンブレン)に会いに行く。イワンがミカエルの命まで狙ったことを知り、彼をわが子同然に思っていたキーロフは激怒した。だが、形勢不利と見たイワンは、弁護士を殺したのと同じ殺し屋を使ってその場でキーロフを殺害。死闘の末に逃れたアランはイワン一味と町中で大追跡戦を演じ、警察に逮捕される。留置場に現れたペルマンはアレックスを人質にとっており、アランは仕方なく彼らとニースに向かう。ニースではペルマンたちと裏取引していたイワンが、セバスチャンを人質にして待っていた。為す術もなく金庫室へ向かったアランは、そこでミカエルが彼に託した「この資料を公表してくれ」というメッセージと拳銃を手に入れる。行外に出たアランはイワン一味に立ち向かい、セバスチャンを救出。イワンが倒されたのを知ったペルマンとルーミスはアレックスを連れて逃亡したが、アランは猛追撃の果てに彼らを倒す。事件は解決し、アランはアレックスと結ばれた。(KINENOTE)

監督:リンゴ・ラム
出演:ジャン・クロード・ヴァン・ダム/ナターシャ・ヘンストリッジ

ネタバレ感想

ヴァンダム作品の中で、観たことのないやつだったので、レンタルで鑑賞。監督のリンゴラム氏のハリウッドデビュー作らしい。ヴァンダムは、ジョンウーとも組んで作品撮ってるし、香港出身の映画監督と相性いいのかもね。

で、内容。俺はリンゴラム監督の作品ってそんなに好きなのがないだけど、これはけっこう面白かったなあ。基本的には、ヴァンダムがそこいら中を走り回ってるだけって感じなんだけど、テンポも悪くないし、ストーリーもしっかりしてる。

仮に、ロシアンマフィアのボスとミカエル+イヴァンの関係性、そのボスに息子のように思われていたミカエルとイヴァンの関係性、ミカエルとアレックス(ナターシャヘンストリッジ)の関係性がもっと掘り下げられてたら、もっとドラマに深みが出て面白くなったんではないか。

というか、この作品の主人公はアランのほうなので、上記のようなことを描いている暇はもちろんないので、仕方がなくはあるんだが。仮にミカエルが主人公の別作品があったとしても、主人公がラストで事故死する展開になっちゃうわけだし(笑)。

まぁでも、その辺の背景がもう少しわかってれば、イヴァンによるボス殺しなんかは、もっと深みのあるシーンになっただろうなぁと思われる。

そういえば、関係性の話でいうと、アレックスとアランがけっこうあっさり恋仲になっちゃうのもいかがなもんか。アランは弟の恋人ってことで多少の遠慮はあるにせよ、彼女にメロメロになっちまったのか、けっこうセックスするまでの時間が短い(笑)。逆にアレックスは恋人が死んじまったのを知ってショックのはずなのに、同じ顔かたちの男が出てきたら、そっちにアッサリ乗り換えちゃってるように見えるのがなんとも…。

まぁでも、この作品のナターシャヘンストリッジは本当に美人だしエロい。この人の目って魂が入ってない人形みたいな目になるときもあるし、感情がこもっているように見えるときもあるし、実に不思議な女優さんですね。

アクションについては、カーチェイスもあれば、肉弾戦もあるし、銃撃シーンもあるし、それなりに頑張ってて楽しめる。ヴァンダムの一番のライバルとなるのは、序盤から出てくる金髪肉ゴリラ。こいつがけっこう強くて、サウナ室の戦いをはじめ、ヴァンダムもけっこう苦戦してる。

ただ、今作のヴァンダムはこの肉ゴリラとの戦いも基本的には取っ組み合いのもみ合いしかしてないように見えて、得意の回し蹴りが出てこないんだよなぁ。あと、彼は軍人時代に狙撃手として活躍したという設定があるのに、ライフルを使うシーンが一切でてこない。

ハンドガンで敵を狙い撃つシーンは確かにかっこいい演出ではあったけど、狙撃手ってハンドガンの名手でもあるんかなぁ? 同じ銃と言っても、使用法がまったく違うはずなんで、あのシーンによって狙撃手であった過去に説得力が出るかというと、そんなことはないわな。とは言え、繰り返しになるけど、カッコよくていいシーンではある。

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