マンハント
アマゾンプライムで鑑賞。オランダの映画らしい。コミュニケーションコンサルタントという耳慣れない職業のおっさんが、無実の罪で刑務所に送られそうに。美人弁護士の助けで事なきを得たが、事件の背後には大規模な陰謀があったのだ。果たして主人公はどうなっちゃうのかという話。ネタバレあり。
―2012年製作 蘭 85分―
あらすじとスタッフ・キャスト
あらすじ:車ではねられ一人が死亡。無実なマイケル・ベリハーはひき逃げの容疑をかけられる。誰かがベリハーになりすましている。犯人を探そうとするが、ベリハーは警察にも犯罪者にも標的にされ、追い詰められる。
監督:Peter de Baan
主演:Daan Schuurmans/Tim Murck/Anniek Pheifer
ネタバレ感想
いろいろ検索したけども、ほとんど情報がない映画。ツッコミどころもあるんだけど、それなりに楽しめた。主人公のベリハー氏の職業はコミュニケーションコンサルタント。どうやら、著名人らのマスコミ向け記者会見とかで、ボロがでないようにコーディネートしてやる仕事らしい。
で、彼の依頼人だった政治家が車ごと川に落ちるという事故死に見せかけられて暗殺されてまう。現場に居合わせたベリハーは、ドライバーを何とか助けたはいいものの、なぜか警察の取り調べを受けることになり、少女ひき逃げ事件の犯人扱いされちゃう。身に覚えがないのに罪をなすりつけられて戦々恐々としていたら、美人弁護士が助けてくれて、何とか釈放。
何で自分がこんな目にあうのかわからんベリハーは、助けたドライバー(どうやら政治家の息子だったらしい?)のリチャードと共に、事件の究明に奔走するのである――というのが適当なあらすじ。
彼を助けるリチャード氏は、なぜか喧嘩が結構強い。けっこうな大男に対して背中にひじうち、首のあたりにチョップをかますだけで相手を気絶させられる(笑)。すげぇな、おい。さらに、彼らを追う刑事(なりすましているだけ?)とも劣勢になりながらもけっこう戦えちゃう。最後はやられちゃうのかと思ってたら、次のシーンで涼しい顔をして主人公の前に姿を現すナイスガイであった。服装がダサいけど(笑)。
服装と言えば、ベリハー氏は何度か自宅に帰っているのになぜか着替えない。なぜだ。なかなかお洒落な服を着こなしているが、一張羅の余所行きなのだろうか。走り回ったり格闘したりとけっこう汗まみれ血まみれな気がするんだけど、なぜ着替えないのか。いっぽう、彼を助けてくれる美人弁護士はシーンが変わるごとに別の服を着ている――というどうでもいい情報(笑)。
どうでもいいついでに、ベリハー氏はこの美人弁護士と酒を一杯(たぶん)飲んだだけでセックスに及べるほどのイケメンだ。いいなぁ、羨ましい。弁護士がホテルの部屋を2部屋おさえておいてくれなかったら、そして、仮にセックスにこぎつけていなかったなら、彼は暗殺者に殺されていたはず。なんともそこはご都合主義な感じであった。運のよい男だ。
にしてもあの暗殺者、黒幕の男と行動を共にしていたかと思いきや、なぜかそいつに窒息死させられてまう。何でなん?
最後、リチャード氏は爆死するのが気の毒で仕方ない。あれ、あんな必死こいて持ち出さなくてもさっさと捨てちまえばいいのになぁと思わずにはいられなかった。合掌。
この作品はアマゾンプライムで鑑賞できます。
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