メジャーリーグ
―1989年公開 米 107分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:弱小チーム建て直しのために集められた落ちこぼれ選手たちの活躍を描く野球映画。エグゼクティヴ・プロデューサーはマーク・ローゼンバーグ。製作はクリス・チェサーとアービー・スミス、監督・脚本は本作品が日本公開第1作になるデイヴィッド・ワード。撮影は「ルーカスの初恋メモリー」のレイナルド・ヴィラロボス、音楽は「熱き愛に時は流れて」のジェームズ・ニュートン・ハワードが担当。出演は「背信の日々」のトム・ベレンジャー、チャーリー・シーンほか。(KINENOTE)
あらすじ:アメリカンリーグ、東地区クリーブランド・インディアンズは伝統こそあるが、ここ34年間優勝から遠ざかり、Aクラスすら叶わない有様である。急死した夫の跡を継いで新オーナーとなったダンサー上がりのレイチェル・フェルプス(マーガレット・ウィットン)は、本拠地をマイアミに移すため、市の条約に従い、1年間の観客動員数60万人を下回らせようと企んでいた。彼女はマネージャーのチャーリー・ドノヴァン(チャールズ・サイファース)に新チームのリストを渡し、監督のルー・ブラウン(ジェームズ・ギャモン)を始めとする一癖も二癖もある連中を集めさせた。メキシカンリーグのキャッチャー、ジェイク・テーラー(トム・ベレンジャー)や刑務所から仮出所してきたピッチャーのリッキー・ボーン(チャーリー・シーン)たちは、憧れのメジャーリーグ入りに張り切るが、もとより実力のない彼らの戦いぶりは惨めで、連戦連敗を繰り返していた。ある日ジェイクは、町で別れた妻リン(レネ・ルッソ)と出会った。彼女には新しい婚約者がいたが、彼はリンへの断ち切れない愛のためにプレーにより熱がこもっていった。そしてノーコンに悩むリッキーの、その原因が彼の近眼にあることがやがて判明し、メガネをかけて登板するや、見違えるようなピッチングを披露し、チームに勝利をもたらした。が勝利に湧くロッカールームにレイチェルが現れ、悪態をついて出ていったことから、チャーリーたちは事の真相を知り、以後チームの結束は一段と強まり、士気はますます高まった。一転してチームは連戦連勝の快進撃、ついにインディアンズは首位のヤンキーズに並び、優勝の行方は本拠地クリーブランド・ムニシバル・スタジアムでの最終戦に持ち込まれた。そしてこの試合でチームを優勝に導く一撃をかっ飛ばしたジェイクは、リンとの愛も再び手にするのだった。(KINENOTE)
監督・脚本:デイヴィッド・ウォード
出演:トム・ベレンジャー/チャーリー・シーン/ジェームズ・ギャモン/レネ・ルッソ/ウェズリー・スナイプス/チャールズ・サイファース/デニス・ヘイスバート
ネタバレ感想
チャーリーシーンとトムべレンジャー
ネットフリックスで配信されてたので鑑賞。久しぶりだし懐かしい。昔は地上波で放映されてたのをよく見たもんだ。トムべレンジャーが主人公で、チャーリーシーンが出てたのは覚えてるが、ほかにもレネルッソがいたり、ウェズリースナイプスがいたり、さらにはわき役にもけっこう知ってる顔の人がたくさんいて、キャストが豪華だ。
この当時のチャーリーシーンはスター俳優だったなぁと思い出されるし、よくよく考えたら、トムべレンジャーとは『プラトーン』でも共演してるんだよなぁ。
で、本作での彼は野球の才能はあるものの、素行が悪く刑務所にいる青年という設定。確かにチンピラっぽい風袋で笑えるんだが、メジャーの選手になってからはプロとしての自覚をもってその才能を発揮するようになる。とはいっても、けっこう従順で、監督の言うことをはチャンと聞くし、兄貴分のトムべレンジャーを頼りにしてるし、多少喧嘩っ早いとはいえ、チンピラ臭は抑えめで、けっこう可愛く見えちゃう。
優勝を決める試合の、9回で登場するシーンは、とてもカッコよくてこの作品の見所の一つだ。
そのほかのキャラもそれぞれに個性があって、ポンコツチームが一つにまとまっていく様をユーモアを交えて描いている。ベタといえばベタな展開だが、娯楽作品としては楽しめる内容。
トムべレンジャーは選手としてはキャプテンシーもあって、けっこうまともないい奴なんだけど、元恋人に復縁を迫るあたりは、今となっては単なるストーカーにしか見えない(笑)。
そういえば、この作品はシリーズ化されてて、2には日本の石橋貴明も出てたな。チャーリーやトムも出てくるし、そこそこ楽しめたような記憶がある。さらには3作目もあるんだけど、これは見たかどうか覚えてない。キャストもけっこう変わってたはずで、たぶんつまんないんだろうね(笑)。
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