デッド・ノート
新人警官レイチェルの赴任先の警察署にいろいろな人間が連行されてくる。中でも変なのは汚いノートを持った謎の男。こいつの言動で連行されてきた人間や署員がクズ人間だと判明していく。男は一体何者なのか? なかなかグロイ感じに人が死んでいくだけで他に見どころはほとんどない作品。ネタバレあり。
―2014年製作 英=愛 92分―
あらすじ・スタッフとキャスト
あらすじ:警官になって、初の夜勤となる新人警官のレイチェル。その夜、不気味な男が署へと連行されてきた。すると、刑務所にいた7人の男女が一人ずつ残酷な死を遂げる事態が起き始める―。何が起きているのか!?常識ではありえない事態を目の当たりにしたレイチェルは、それが人間ではない“何かの力”で行われていると感じる。逮捕された男が持っていた「1冊のノート」。そこには死亡した人間の名前が書きつらなっていた。この男は何者なのか?全ての謎が明らかになった時、そこには驚愕の事実があった…。(Filmarks)
監督:ブライアン・オマリー
出演:ポリアンナ・マッキントッシュ/リーアム・カニンガム/ハンナ・スタンブリッジ/ダグラス・ラッセル/ニール・グレイグ・フルトン
ネタバレ感想
Amazonプライムで見つけて鑑賞。最初っから期待してなかったし、期待してなかったとおりのツマラナイ映画であったなぁ。日本にはデスノートって漫画があるけども、あれから着想を得たんだろうか?
登場する謎の男はおそらく死神か天使の使いか。どっちでもいいんだけど、彼の所有するノートには死すべき人間の名前が書かれていて、死に方は特に決まってないみたいだけど、実際に死んじゃうみたい。そう考えると、俺は全部読んだことないけども、デスノートに似てるとは言えるが、今作の場合、あんなノートあろうがなかろうがどっちでも良くないかね?
観た限りではどうも、死を招く謎の男に近づかれた人間は、自分の過去の罪がフラッシュバックしちゃうみたいで、みんな激しく動揺しちゃうのだ。そうやって動揺させておいて、俺はすべてをお見通しーーみたいな感じに余裕綽々な態度で謎めいた言葉を投げかけてくる謎の男。
そうやっているうちに、どいつもこいつもトチ狂った行動をし始めて、自殺したり、暴れ出して他の奴らに仕留められたり、開き直って殺人鬼になっちゃったり、めいめいがクズっぷりを発揮し出して署内は殺し合いの様相を呈していく。
というか、最初に死んじまった先生と、殺人医者以外はすべて、頭がおかしくなった殺人ゲイ巡査部長に殺されるわけだが、まぁともかくこいつら全員押しなべてクソ人間。とはいえ、DV先生とひき逃げ青年の罪と、殺人医者とゲイ巡査部長の罪はどう考えても後者2名のほうが重そうだが、謎の男にとっては罪の軽重などは関係ないようだ。
しかしこの謎の男。ノートを手にわざわざ死ぬべき人間のところを訪問しなきゃいけないわけだし、それを延々と繰り返してて面白いんだろうか。ラストではなぜか自分ひとりでは寂しいとか抜かし始めてレイチェルを勧誘し、なぜかレイチェルはその勧誘に乗ってキスまでしちゃうという謎展開で物語は終わる。
昔助けられたことがあるにしたって、レイチェルが謎の男のことを手伝おうと思えたのはなぜなんだろうか。さっぱりわからぬ。
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