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映画 J・エドガー ネタバレ感想 セクシャルマイノリティの苦悩を描いている?

Jエドガー
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J・エドガー

―2012年公開 米 138分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「インセプション」のレオナルド・ディカプリオが、FBI初代長官ジョン・エドガー・フーバーに扮し、創設から50年もの間、そのトップに君臨し続けた権力者の隠された生涯を描く。監督は「ヒア アフター」のクリント・イーストウッド。共演は「フェア・ゲーム」のナオミ・ワッツ、「007/慰めの報酬」のジュディ・デンチ。(KINENOTE)

あらすじ:FBIのジョン・エドガー・フーバー長官(レオナルド・ディカプリオ)は、人生の終盤に差し掛かり、部下に命じて回顧録を書き取らせる。記憶はFBI誕生以前へと遡り、彼の表の経歴が語られるとともに、その裏側の野望、企み、葛藤、苦悩が次第に明らかにされていく……20世紀の半分を占めるおよそ50年もの間、アメリカで大統領さえも及ばない強大な権力を手にしていた男。そのたった一人の人間が、アメリカのあらゆる秘密を掌握し、国さえも動かしていたという事実。50年間に入れ替わった大統領は8人にのぼり、その誰もが彼を恐れた。それが、ジョン・エドガー・フーバーFBI初代長官である。20代でFBI前身組織の長となり、以後、文字通り死ぬまで長官であり続けた。今日では当たり前とされる科学捜査の基礎を確立し、犯罪者の指紋管理システムを作ったのも彼なら、FBIを子どもたちの憧れの的にまで押し上げたのも彼だった。紛れもない英雄であるにもかかわらず、彼には常に黒い疑惑やスキャンダラスな噂がつきまとった。やがて、国家を守るという絶対的な信念は、そのためになら法を曲げてかまわないというほど強く狂信的なものとなる。それゆえ彼は正義にもなり、悪にもなった。国を守るという大義名分のもと、大統領を始めとする要人たちの秘密を調べ上げ、その極秘ファイルをもとに彼が行った正義とは一体何だったのか?映画やコミックを使ってFBIの素晴らしき喧伝させる裏側で、彼は何を画策していたのか……?あきなく高みを目指した男の深い心の奥底が描かれる……(KINENOTE)

監督:クリント・イーストウッド
出演:レオナルド・ディカプリオ/ナオミ・ワッツ/アーミー・ハマー

ネタバレ感想

クリントイーストウッド監督の作品の中では、やや面白味に欠ける内容だった。過去と現在を行ったりきたりする演出もその場のシーンで何が起きているのかを分かりづらくさせてて、けっこう見づらい映画だなと。

FBI創設者のフーバーの伝記映画という観点から言っても、本人の語りで自分の業績を紹介していく感じで、その内容自体も淡々としているし、細部まで説明がされないので、よくわからない部分が多い。

そもそも、FBIの前身となる機関がどうしてFBIという組織になるに至ったのかがちゃんと描かれないし、FBIが強大な組織になって大統領ら権力者になぜ恐れられるまでになったのかの説明もない。ともかくないところばっかで、浅学の俺なんかがお勉強的に鑑賞するには不親切に感じる内容だ。

で、鑑賞してて思ったのは、どっちかというとこの作品は長官と副長官たるクライドとの交流を描きたいのかなということ。でも、それはそれで愛憎まみれたやりとりはあるものの、心に何か刺さる部分があったかというとそういうわけでもなく、何とも中途半端に感じてしまった。

フーバーが自己顕示欲が高く、クライドに対して愛情表現がきちんとできない感情の持ち主というのは何となくわかる。それは彼の育ちにも要因があるらしいが、セクシャルマイノリティの苦悩物語としても、何だか物足りない。

まぁしかし、時代背景もあって、FBIの長官がゲイであることなんてカミングアウトできないんだろうから、それなりの苦悩は当然あったんだろうなとは思います。権力を握り続けるのも大変よね。

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