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映画 イットカムズアットナイト ネタバレ感想

イットカムズアットナイト
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イット・カムズ・アット・ナイト

森の中で暮らす一家は、ある恐怖から逃れるために自給自足の生活を続けている。そこに招かれざる客が現れて、共同生活をすることに。疑心暗鬼になりながら暮らす家族の運命はいかに。ネタバレあり。

―2018年公開 米 92分―

解説:「イット・フォローズ」の製作陣による心理スリラー。夜やってくる正体不明の“それ”から逃れるため森の中の一軒家に隠れ住むポール一家のもとに、ウィルと名乗る男と家族が助けを求めてやって来る。ポールはあるルールを守る条件で彼らを受け入れるが……。監督は、新鋭トレイ・エドワード・シュルツ。出演は、「ザ・ギフト」のジョエル・エドガートン、「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」のクリストファー・アボット。(KINENOTE)

あらすじ:ポール(ジョエル・エドガートン)とその家族は、夜やってくる正体不明の“それ”から逃れるため、 森の中の一軒家に隠れ住んでいる。そこに、ウィル(クリストファー・アボット)と名乗る男とその家族が助けを求めてやって来る。ポールは“それ”が侵入しないように「夜入口の赤いドアは常にロックする」というこの家のルールを守ることを条件に、彼らを受け入れる。共同生活はうまく回っているように見えたが、ある夜、赤いドアが開け放たれていたことが発覚する。互いへの猜疑心と“それ”への恐怖が、2つの家族の本性を露わにしていく。ウィルたちは何者なのか? そして彼らに迫る“それ”の正体とは……?(KINENOTE)

監督・脚本:レイ・エドワード・シュルツ
製作総指揮:ジョエル・エドガートン
出演:ジョエル・エドガートン/クリストファー・アボット/カルメン・イジョゴ/ケルビン・ハリソン・ジュニア/ライリー・キーオ/グリフィン・ロバート・フォークナー

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ネタバレ感想

感染症みたいのが蔓延している世の中で、森の中の一軒家に立てこもって暮らしている家族。周囲に人がいない土地で自給自足で毎日を送っていたら、ある日、家に侵入者が。ジョエル・エドガートン=ポールは侵入してきた男=ウィルを撃退。いろいろあって、彼の家族を一軒家に連れてきて共同生活をすることに。しかし、家族の命を守ることにしか興味がないポールにとっては、ウィルの一家は招かれざる客。安定した生活は長く続かず、少しずつお互いの関係がほころび始めて…。というのが適当なあらすじ。

序盤が眠くてたまらなかった。実際何度か意識が飛んだし。ホラーというよりはサスペンス的な要素を強く感じる作品であった。なぜ感染症みたいのが蔓延しているのかは不明。最後までその謎が解明されることはない。そして、どうしてポールはそこまで頑なに家族を守ることに執着するのか、どうして黒人の奥さんと結婚することにしたのかなど、その辺の人物びょしゃの掘り下げはない。ないからこそ、この夫妻の狂気みたいなのに触れられるのはわかるんだけども、内容としてはどうにも物足りない。

この夫妻の息子=トラヴィスは情緒不安定気味で、悪夢に悩まされている。おそらく父への反発心はかなりのものらしいことがわかる。しかし、彼は従順だ。彼の夢を通じて、感染することへの恐れ、性欲、そして父への反発の心などの内面が見て取れる。だけどそれらがあんまり物語内で機能的に活かされていないような感じも。

結局彼は、チクリ野郎みたいなことばっかしててウィル一家とポール一家がお互い疑心暗鬼になる発端をつくっているわけだし、結果として自分は感染症に犯されて劇終。彼の両親は彼を守るために殺人を犯したものの、それらの非道は報われることなくラストを迎えるのである。

恐らくウィル一家が家を出たがっていたのは、トラヴィスが感染症に犯されていることを悟ったからではあるまいか。ポールはそういうことを感じ取ることができない。家族以外の人間に対して猜疑心の塊のようになっているからだ。

話の内容は重たいが、特に何か示唆的なものを感じることもない普通の作品であった。この一家は感染を防ぐためにマスクをしたりしなかったりするんだけども、けっこう簡単に脱いだりしちゃうので、どういう状況のときにマスクを着けておくべきなのか、最後までよくわからんかった。犬のくだりもわかるようで俺にはよくわからん。勝手に戻ってきたのか?

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