インターセクション
クズ人間どもが、ダイヤをめぐって騙しあいみたいなことをするサスペンス作品。登場人物にまともな奴がほとんどいないのはいいんだけど、ラストはあれでいいんだろうか。ネタバレあり。
―2013年製作 仏 101分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:リュック・ベッソン製作によるカークライムアクション。モロッコに新婚旅行で来ていた夫婦が砂漠の真ん中で背後の車に追突される。そこには何と愛人が乗っていたのだ。車は修理中だったバンにも激突し、男女5人が砂漠に取り残されることに。(KINENOTE)
あらすじ:モロッコに新婚旅行で来ていた夫婦が、砂漠の真ん中で、背後の車に追突される。そこにはなんと愛人が乗っていたのだ。修理中だったバンにも激突し、やがて砂漠のど真ん中に取り残された5人。最寄の民家までは30㎞。灼熱の太陽の下、協力しながら脱出を図ろうとする、見ず知らずのはずの5人…。しかし、ダイヤモンドの存在が明らかになった時、駆け引きと裏切りは加速し、思いもよらぬ人間関係が浮上していく…。最後に生き残るのは、一体誰か。 (Amazon)
監督・脚本:デヴィッド・マルコーニ
製作:リュック・ベッソン
出演:ジェイミー・アレクサンダー/フランク・グリロ/ロシュディ・ゼム/マリ=ジョゼ・クローズ/ムーサ・マースクリ/チャーリー・ビューリー/カルロス・レアル
ネタバレ感想
登場人物がほぼ全員クズ。ファンドマネジャーみたいな仕事をしている男の奥さんの愛人(ややこしい)がまともに思えてくるくらいにみんな糞。特に一番悪役的に描かれるのは、そのファンドマネージャーの奥さんなんだけど、この人の取り柄は美人なことくらい。あとはすべてクズ要素しかない。
だから最後は旦那に復讐されてまうわけだけど、あの終わり方ってどうなんだろうね。細部を説明するのが面倒なので端折るけど、最後に生き残るのは旦那と、ニット帽を被っている男の2人。ニット帽が復讐のためにやったことはそれはそれでいいと思うんだけど、あいつって結局ダイヤを盗んでなかったっけ?
最後にこのニット帽と旦那がそれぞれの目的を果たして去るときに、お互い目を合わせて健闘を称えあっているようなシーンがある。でも、旦那は人をひき殺してるし、いくらクズとはいえ奥さんを刺殺してるんだが、あんなハッピーエンドみたいな終わり方でいいんだろうか。
エンディングでクズ奥さんが撮影していたカメラのSDカードのデータに何が撮影されてたのかが紹介される。俺はあの画像の中に、旦那の奥さん殺しを証明するような何かが残っているのかと期待していたんだけど、そういうデータがあるようには思えなかった。
もしそれがあれば、旦那もいずれはお縄を頂戴するんだろうなと思えたのに、それがない。じゃあ何であんな映像をエンディングのスタッフロールと一緒に見せる必要があるかわからない。だから、もしかしたらあったのかもしれないけど、もう一度見直す気にはなれないので、どっちでもいいかという感じ。
物語は二転三転するので最後まで興味を惹かれて楽しめるんだけど、なんかなぁ。
コメント