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映画 ハリケーンアワー ネタバレ感想 病院内をジタバタするポールウォーカー

ハリケーンアワー
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ハリケーンアワー

―2013年製作 米 96分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:2005年8月、ハリケーン“カトリーナ”に襲われたニューオーリンズを舞台に、生まれたばかりの我が子を守ろうとする父親の姿を描いたドラマ。主演は2013年11月に事故死したポール・ウォーカー(「ワイルド・スピード」シリーズ)。「遊星からの物体X ファーストコンタクト」の脚本家エリック・ハイセラーの初監督作品。(KINENOTE)

あらすじ:過去最大の巨大ハリケーン“カトリーナ”が迫るニューオーリンズの病院に、救急車で運ばれた妊婦とその夫ノーラン・ヘイズ(ポール・ウォーカー)の姿があった。強風によってロビーの窓ガラスは破壊され、患者や医師、看護師たちは避難で右往左往。混乱の中、一心に妻の無事を祈るノーランだったが、医師からは早産で生まれた子供は助かったものの、妻が亡くなったことを聞かされる。打ちひしがれるノーラン。その上、やっと生まれたわが子は生命維持装置の中に入ったままで、動かすこともできない。病院は暴風雨によって浸水。ほとんどの人々は避難して誰もいない。ノーランは、わが子を守るため、1人で病院に残ることを決意する。赤ん坊の入った生命維持装置の電源を確保するため、寝ずに手動で電気を起こし、清潔な水を供給するために病院内を動き回る。だが、救出も来ない状況下、次々とトラブルに見舞われ、ついには銃を持った略奪者たちが現れる。果たしてノーランは無事、わが子を守り、生き残ることができるのか……?(KINENOTE)

監督・脚本:エリック・ハイセラー
出演:ポール・ウォーカー/ジェネシス・ロドリゲス/ヨハンス・マイルス

ネタバレ感想

「壊滅した都市、現れた武装略奪集団!」てなコピーが過激なアクションぽさを煽ってるんだけど、そんな派手さはなく至って地味な映画だった(笑)。ディザスターパニックっていうほどの激しさもなく、基本はポールウォーカー扮する主人公が生まれたばかりの自分の娘に向かって独り言を述べ続けるだけ(笑)。

ハリケーンが襲ってきたために停電になり、みんなが避難してしまった街で、娘のために病院から出られない彼は、保育器の充電が切れないよう一定時間が経ったら手動で充電をしなくてはならない。その縛りがある中で、彼はなんとか救助を求めようとジタバタするのだ。で、その繰り返しの充電作業の合間に、招かれざる訪問者や救い手が姿を現してくる。

で、冒頭のコピーのようなことも起こらなくはない。確かに、ハリケーンカトリーヌによって街は機能を停止している。そして、略奪集団も出てくる。最初は1名。そのあとは2人組だけど(笑)。どこが集団なんだよと思っちゃうんだが、まぁ一応、2人組とのほうは少しだけ戦闘がある。とはいえ、主人公が一方的に相手をぶち殺すだけなんだけど(笑)

この作品って続きが気になって最後まで鑑賞させる力はあるんだけど、なんか物足りなさもあるんだよな。というか、主人公はなんであんな冷静に銃を手にして侵入者を殺せたのだろうか。もともと奥さんとの出会いも強盗を捕まえたことがきっかけとかいう話だったので、彼がそれなりに勇気のある男なのはわかるんだけど、例えば彼が元警官とか、軍人とか、職業が何なのか過去にどんな経験を持つ男なのかの説明しておいてほしかったな。

そういう描写がないので、銃の扱いがうまいのもそうだし、充電の仕組みがわかっちゃうこととかに違和感を持ってしまった。アメリカンはみんなあのくらい銃を当たり前に使えるんだろうか。使えるにしても、それで躊躇いなく人を撃てるかどうかって問題は、だいぶ違うことだと思うんだけどなぁ。

あと、保育器は最初、3分ごとに充電をすればよかったんだけど、次第にその時間が減ってきて、最終的に1分30秒くらいまで時間が縮んでしまう。その短い時間の中で主人公はいろいろ活動する。でも、ちょっと時間短かすぎないかなと思った。どう考えてもその時間内にはできないことが描写されているように見えてしまう。しかも彼は眠ることもできずに、病院内をことあるごとに走り回っていて、体力がなくなっているのだ。せめて、最初は10分くらい充電がもつ設定にしとけばよかったんではないかと思わなくもない。

まぁともかく、賢い救助犬が可愛い作品です。

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