THAT/ザット
うーん。つまらない。二番煎じの邦題に言及する気にもなれないし、そこはどうでもいいとしても、かなりの残念作品。その残念さを楽しく鑑賞してください。ネタバレあり。
―2016年製作 米 99分―
解説:謎のアプリが若者たちを恐怖に陥れるホラー。親友のニッキが原因不明の突然死を遂げ、悲しみに暮れるアリス。高校卒業を間近に控えたある日、死んだはずのニッキの携帯から、あるアプリへの招待状が届くが、アプリは徐々に暴走し始め…。(KINENOTE)
監督・脚本:アベル・ヴァン
出演:サクソン・シャービノ/ボニー・モーガン/ブランドン・スー・フー/ヴィクトリー・ヴァン・タイル
ネタバレ感想
昨年話題になった『IT』はそれなりに面白かったが、傑作というほどもないように思った。スティーヴン・キングの原作を映画化したものって良作駄作どちらもあって、その辺の話はまた機会があればしたい。
で、本作について。邦題を抜きにしても、やっぱり『IT』からインスパイアされているような部分があるんだけども、インスパイアされてオマージュしてみたものの、それが作品内に効果的な何かをもたらしてはいるようには思えない。
もしかしたらそんな意図はなくて、単にスマホのアプリを用いたホラーなんだとしても、そこにさしたる目新しさもないし、怖くもないし、それぞれの人物の行動原理がわかるようでようわからん。
登場人物が襲われる描写もスプラッタ的な要素が全くない。特にそんなシーンを見たいとは思わないものの、こうした作品においてはある程度は惨殺描写って必要なんだなって思って勉強にはなる。
ともかく、最初から最後まで何の面白味も感じられない作品であった。でも、そこがいいのだ。それでいいんです。なぜかというに、そういう作品の中に、たまに俺の琴線に触れる何かを感じさせてくれる作品があるからだ。
つまらないけど、俺にとって示唆的な何かを残してくれた作品↓
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