60セカンズ
―2000年公開 米 118分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:24時間で50台の高級車を盗み出す車泥棒の活躍を描くカーアクション。「バニシングIN60”」をもとにしている。監督は「カリフォルニア」のドミニク・セナ。脚本はスコット・ローゼンバーグ。撮影はポール・キャメロン。音楽は「ディープ・ブルー」のトレヴァー・ラビン。出演は「シティ・オブ・エンジェル」「救命士」のニコラス・ケイジ、「17歳のカルテ」のアンジェリーナ・ジョリー、「カーラの結婚宣言」のジョヴァンニ・リビージ、「日陰のふたり」のクリストファー・エクルストンほか。(KINENOTE)
あらすじ:高級自動車専門の窃盗をしていたメンフィス(ニコラス・ケイジ)は今では足を洗って子供相手にカートレース場を経営。そこへ昔の仲間がやってきてメンフィスの弟キップ(ジョヴァンニ・リビージ)の命が危ないと告げられる。兄に憧れたキップが車の窃盗に手を染めたものの警察に見つかり、地元を牛耳るカリートリー(クリストファー・エクルストン)の怒りを買ってしまったのだ。本来ならカリートリーを経て船積みされるはずだった高級車50台を出航までに集め、積み込まなければキップの命はない。そこでメンフィスは昔の仲間を集めて再び昔の家業をすることになった。その中にはかつての恋人スウェイ(アンジェリーナ・ジョリー)の姿もある。キップの仲間たちも加わり、残された24時間で作業に取りかかる。着々と船に積み込む兄の仲間たちの足を引っ張るように、盗みに手こずるキップの仲間たち。メンフィスが再び車を盗むという情報を聞きつけた警察も市内に捜査網を敷く。警察に追われながらもやっとの思いで最後の1台を納品。だが約束の時間を10分オーバーしていた。冷徹なカリートリーは弟に代わって兄メンフィスの命を奪おうとし、スクラップ工場で死闘のレースが繰り広げられる。刑事も加わり三つ巴の追跡の末、カリートリーが刑事の頭に銃を突きつける。メンフィスは危機一髪で刑事を救い、カリートリーを高所から突き落とす。仲間との打ち上げの席で、メンフィスは憧れの車をキップからプレゼントされるのだった。(KINENOTE)
監督:ドミニク・セナ
出演:ニコラス・ケイジ/アンジェリーナ・ジョリー/ロバート・デュヴァル/ジョヴァンニ・リビシ/デルロイ・リンド―/ヴィニー・ジョーンズ
ネタバレ感想
ニコラス・ケイジが好きなので鑑賞。この作品が上映されてた頃の彼は、けっこうな売れっ子で大作にいっぱい出てた印象があるけども、ここ10年くらいは珍作や駄作に出るようになってきて、もはやB級野郎って感じ。だけど、個人的にはそういうニコケイが好きなので、今作は実は初鑑賞だったりする。
で、内容としては普通。いろいろな高級車が出てくるので、車好きな人は楽しめるかもね。最後のカーアクションなんかも見所なんだと思う。しかし、ラストの展開はちょっと読めちゃう感じ。
ただ、酷い内容ってわけでもなくて、王道的な娯楽ですな。
キャストも豪華で、ニコケイのほかにアンジェリーナジョリーも出番が多くはないがそれなりの存在感はあるし、まだ若い。ほかにもロバートデュバル、ジョヴァンニリビシ、デルロイリンド―、ヴィニージョーンズとなかなか豪華。
ニコケイは弟を救うため、過去の仲間や弟の仲間をチームに加えて車強盗の任務を遂行することに。で、この作戦は悪者に強いられたものだから仕方がないとはいえ、仲間たちには同窓会的な楽しみや昔の血が騒ぐという恩恵があっただけで、利益としては1円の儲けにもなっていないところが気になってしまった。
単にニコケイと弟が関係性を深めただけで、誰も金銭的には旨味を得ていない。それはそれで、クリーンな終わり方ともいえるんだけど、素直に兄弟を祝福してる仲間たち、ずいぶんと人間ができておますなぁ(笑)。
コメント