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映画 ゴジラVSコング ネタバレ感想 小栗旬はほぼ白目(笑)

ゴジラVSコング
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ゴジラvsコング

シリーズ4作目。前作でキングギドラやラドンなどをボコって怪獣王になったゴジラが、未対戦だった髑髏島のキングコングと喧嘩をすることになる話。相変わらずストーリーとかは適当なので、怪獣プロレスを楽しめないとみる価値なさそう。ネタバレあり。

―2021年公開 米 114分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」に続く“モンスター・ヴァース”シリーズ第4弾。壊滅的な被害を受けた地球で再建が進むなか、特務機関モナークは危険な任務に挑み、巨大怪獣の故郷の手がかりを追っていた。だがその頃、ゴジラが深海の暗闇から姿を現す。出演は「ターザン REBORN」のアレクサンダー・スカルスガルド、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のミリー・ボビー・ブラウン、「ティーンスピリット」のレベッカ・ホール、「チャイルド・プレイ(2019)」のブライアン・タイリー・ヘンリー、「罪の声」の小栗旬。監督は「ザ・ゲスト」のアダム・ウィンガード。(KINENOTE)

あらすじ:モンスターたちの戦いによって壊滅的な被害を受けた地球では、各地で再建が進められていた。特務機関モナークは未知の土地で危険な任務に挑み、巨大怪獣(タイタン)の故郷<ルーツ>の手がかりを掴もうとする。だがその頃、深海の暗闇からゴジラが出現し、再び世界を危機へと陥れていく。人類は対抗措置として、コングを髑髏島<スカルアイランド>から連れ出す。そんななか、ゴジラを信じ真意を探ろうとする者、故郷を求めるコングと心を通わせる少女など、怪獣を取り巻く人間たちの思惑が錯綜する。やがて人類の生き残りをかけた争いは、ゴジラ対コングという最強バトルを引き起こし、人々は史上最大の激突を目にすることとなる……。(KINENOTE)

監督:アダム・ウィンガード
出演:アレクサンダー・スカルスガルド/ミリー・ボビー・ブラウン/レベッカ・ホール/ブライアン・タイリー・ヘンリー/小栗旬/エイザ・ゴンザレス/ジュリアン・デニソン/カイル・チャンドラー/デミアン・ビチル

ネタバレ感想

海上と香港で怪獣プロレス

ゴジラとキングコングによる怪獣プロレスは海上での戦いと香港での戦いの2つ。それに加えてメカゴジラとの戦いがあって、その他に、コングがモブキャラなヘンテコ怪獣と何度かバトルをする感じ。

わかりきってることだけども、怪獣プロレスは死闘を繰り広げる怪獣同士の技が、噛みつく、熱線を吐く、殴る、その他いろいろあるとはいえ、なんというか、攻撃パターンが単調になりがち。そこをいかに工夫して見せてくれるかが大事なわけで、であるから、戦う場所などが重要になる。

上記を踏まえると、今作でのゴジラとコングの喧嘩は、軍艦や空母を大地として利用しながら戦う海上&海中戦、そして香港の摩天楼を障害物にしながら戦うというシチュエーションで、それぞれに工夫があるし、撮影にも迫力があって、そこは見所になっている。

コングのパワーアップ

で、前作で王座についたゴジラと、髑髏島の中だけで最強の称号を手に入れているコングでは、その強さの描写に差がありすぎて喧嘩にならんだろうと俺は想像してて、人類がコングに武器や防具を与えてゴジラに対抗させるしかないと思ってたんだが、そういう路線にはならない。サイズが違いすぎる問題については、最初のほうのセリフで「大きくなった」と体が成長したことを説明する描写があっただけで、パワーアップ要素がそれしかない。

で、それを補う形で登場するのが、ゴジラの背びれ? みたいなのでつくった斧。これを手に入れるのは地球の地下にある空洞世界。あんな世界あるわけねーだろと思うものの、そこはSF作品なのでその地球空洞説を腐すつもりはない。どうやら巨大生物はその世界からやってきたようで、ゴジラとコングも、この空洞内で子孫同士がずっと戦い続けてたみたい。そんな中で、昔のコングがやっつけたゴジラがいて、その背びれが地中に埋まってて、そいつを刃にしたのが、劇中でコングが使うことになる斧ってわけだ。

メカゴジラがダサくない? そして小栗旬は白目ばっか(笑)

でまぁ、こいつを手にした2戦目はコングがゴジラの熱線を利用してカウンターみたいのを食らわしてダウンさせるってことで、ここまでの勝敗は五分五分、だけどそのあと、コングがボコられてバトル終了。この2匹の勝負は引き分けに終わらせず、明確に白黒つけているーーみたいなことを公開前から監督が明言してたらしいので、バトル的にはゴジラが勝利ってことなんだろう。一応、雄叫びのあげ合いで、コングもプライドを見せてたが、地面に大の字になってたからね(笑)。

そういうタイミングで登場するのが、メカゴジラ。俺の中でメカゴジラは平成のシリーズの印象が強く、すぐ機械が不具合起こして動かなくなるポンコツメカなイメージ(笑)。ところが、今作のメカゴジラはクソ強いのである。小栗旬が演じてた芹沢君が動かすシーンはほとんどなく、彼の手を離れて暴走しちゃってる状態で、ゴジラと対戦。こうなると、小栗君は何のために出演したのかよくわからん感じがした。出演中、ほとんどの時間白目になってるし(笑)。

まぁそこは置いといて、デザインはダサすぎるものの、このメカゴジラにゴジラがボコられまくってて、殺されそうになってるところにコングが復活して、2匹がかりでメカゴジラをやっつけるという展開に。なんだかなぁ…。最終的に2匹の共闘によりメカゴジラの暴走を止めてぶっ壊しちゃうことに成功した2匹は、相手を敵ではないと認めてバトル再開とはならず。ゴジラはいつものように海に帰っていくわけだ。

一番強いのはメカゴジラ=人間じゃん

けっきょく、2対1でないとメカゴジラは倒せなかったってことなんで、キングオブキングの座はゴジラではなく、もとよりコングでもなく、メカゴジラってことになって劇終しちゃってて、前作で王座についてゴジラの格が下がっただけ。

確かにゴジラとコングだと、ゴジラのほうが強かったーーていうのはわかるが、メカゴジラを出すことによって、ちょいとだけ引き分けっぽい雰囲気出しちゃってるのが何とも微妙だ。

けっきょく、人間が私欲のためにいろいろやってたら、ゴジラが反応しちゃって、それを食い止めるために人間が無理やりコングを利用してゴジラを止めようとして、その騒動の中でたくさんの人間が犠牲になるという…。なんだよこれ、上級国民が庶民を搾取してるディストピアな新自由主義社会そのもんじゃねぇか。さしずめゴジラとコングはコロナみたいなもんか。そしてキングオブモンスターは人間だったと。

続編匂わせてなかったので、これで終わり?

今回も感じたんだが、コングが出てくると、そこに人間との信頼関係的な描写が出て、なんだかウェットなストーリー展開になるのが個人的には好きではなく、そもそも突っ込みどころ満載なくらいストーリーがガバガバなんだから、中途半端なヒューマンドラマは描かなくていいような気もする。前作に出てた研究者(だったと思う)のオッサンなんて、ストーリーになんも関わってないからね。それで無事だった娘と抱き合われても、こっちはなんも感慨もない。

今回は次作の存在を匂わせるようなエンディングじゃなかったんだが、このシリーズはこれで終わりなんだろうか。まぁ、プロレスに参加する怪獣は有名どころは出尽くした感はあるから、終わりでもいいんだけど。ともかく怪獣プロレス映画は、やはり映画館で見るべきだってことは間違いない。

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