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映画 チング永遠の絆 ネタバレ感想 ジュンソク再び

チング永遠の絆
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チング 永遠の絆

『友へ チング』の続編。ドンス殺しの罪で17年間服役していたジュンソク。幼馴染の女性の息子=ソンフンがチンピラになっていることに気を病んでいて、彼女の相談に乗ってやり、ソンフンを舎弟として迎え入れる。だが彼は、ドンスの息子だったのである――ネタバレあり。

―2014年公開 韓 122分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:釜山を舞台に、4人の幼なじみの壮絶な人生を描いたヒューマンドラマ「友へ チング」の続編。三世代にわたる裏社会の男たちの生き様が、前作では明かされなかったドンスの死の真相と共に描かれる。引き続きクァク・キョンテク監督のもとユ・オソンが主役を演じ、TV『相続者たち』のキム・ウビン、「男たちの挽歌A BETTER TOMORROW」のチュ・ジンモが脇を固める。(KINENOTE)

あらすじ:2010年。親友だったドンス(チャン・ドンゴン)の殺害に関わった罪を償ったヤクザのジュンソク(ユ・オソン)が出所、故郷の釜山に舞い戻る。しかし、組織は副会長のウンギ(チョン・ホビン)に牛耳られ、ジュンソクの居場所はどこにもない。そんな中、ジュンソクは刑務所で出会ったソンフン(キム・ウビン)という血気盛んな若者を弟分に迎え、ウンギ一味との非情な抗争に身を投じていく。だがジュンソクと固い絆で結ばれたはずのソンフンが実はドンスの隠し子だったという衝撃的な事実が発覚。やがて二人は残酷な運命に翻弄されていくのだった……(KINENOTE

監督・脚本:クァク・キョンテク
出演:ユ・オソン/キム・ウビン/チュ・ジンモ/チョン・ホビン/チャン・ヨンナム/キ・ジュボン

ネタバレ感想

前作でジュンソクの幼馴染として主要人物だった2名は物語には登場しない。軸となるのは、ドンスの息子であるソンフンとジュンソクの関わり。そこにジュンソクの父親の過去、そしてジュンソクがチンピラになるまでの過去が描かれる。

ということで、2つの過去と現在が入り組んで描かれる構成のため、なかなか話の筋を追うのが面倒くさい。集中して観ていればさほど問題はないんだけども、ジュンソクの親父を描く必要ってあったんだろうか。

なんか、セットや服装からは昔感が出ているんだけども、親父やその周辺人物を演じるのが今風の顔立ちの役者さんばっかなもんで、ジュンソクの老け顔と比較すると親父感が出てなくてちょっと違和感があったな。

あの過去が描かれないほうが、すっきりとしたストーリーになったような気が。時代の変化によりヤクザの商売も変わらざるを得ないと感じさせる『ゴッドファーザー』的な演出をしたのかったのかもしれないし、そんな雰囲気はあるんだけども、なんかちょっともったいない感じ。

ソンフン演じる役者はまさに目つきが危ないチンピラって感じで存在感があってよかったけども、彼の不良仲間だった僧侶との関係ももう少し掘り下げがあってよかったような。

ソンフンが実の父親の殺害の首謀者がジュンソクだと知ってからの振る舞いの変化からラストに至るまでの展開も、なんかあっさりとしてるし、あまりソンフンの葛藤を感じられなくて、さいごのジュンソクの表情も生きていないような。

楽しめることは楽しめるんだけども、前作のほうが個人的には高評価です。

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