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映画 バッドジョブ シカゴセレブ強盗団 ネタバレ感想

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バッドジョブ シカゴセレブ強盗団

大学を卒業したのに景気が悪くて職に就けないランスは、いとこのジャックに誘われて強盗団に加入。セレブの屋敷に侵入して盗みを働く日々を送る。しかし、チームの輪は次第に乱れ始め…。セレブを痛い目に遭わせて留飲を下げてくれるわけでもなく、ただただ強盗団の若者らがアホにしか見えない残念作品。ネタバレあり。

―2020年製作 米 94分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:『ダニエル』のパトリック・シュワルツェネッガー主演による実録クライムアクション。大学を卒業するも不景気で職がないランスたちは世の中への不満を晴らすため、金持ちの豪邸から美術品や金品を盗む“仕事”を始めるが…。(KINENOTE)

あらすじ:シカゴ。大学を出たのに、不景気で職もない6人の若者。ランスやエリスたちは、世の中への不満を晴らすため、ある“仕事”をはじめる。それは金持ちの豪邸に侵入し、高価な美術品や金品を盗むこと。そして屋敷内を滅茶苦茶に破壊し、セレブたちに“罰”をくだすのだ。情報提供と盗品の処分は、故買屋のメルが引き受けてくれる。6人の犯行はどんどん大胆になり、警察の捜査網も迫って来る。そして彼らは、金庫室の大金を狙う危険なヤマに手を出すことにする。だがそれが、破滅のはじまりだった。(Amazon)

監督:セス・サヴォイ
出演:パトリック・シュワルツェネッガー/マイケル・シャノン/アレックス・ペティファー/レスリー・アン・ウォーレン

ネタバレ感想

U-nextで見つけて鑑賞。主人公のランスを演じた人は、シュワルツェネッガーの息子なんだって。知らなかったなぁ。そんなに似てるようにも思えないので、言われなきゃ気付かない感じ。

あとは、強盗団を雇っているオッサン=メルを演じてるのがマイケル・シャノン。あとは知らない役者さんたちであった。

アメリカの若者たちは大学を出ても職にありつけないくらいに不景気なのかね? 格差社会であることは間違いないと思うが、実際の若者の就職事情はよくわからん。

いずれにしても、この作品内では大学出でも職に就くのが難しいみたいで、若者たちはセレブのみを狙った強盗団を結成し、金品や美術品を盗んでいるのだ。しかも、セレブへのルサンチマンを爆発させて、侵入した家の中を破壊しまくるという迷惑な奴ら。

リーダーのエリスと恋人のアリーにはそれなりに金持ち嫌悪というか社会変革に向けた思想があるっぽい。ランスのいとこであるジャックは金が稼げればいいって感じ。残りの二人は一人は親から虐待されてたっぽくて、もう一人はアフガニスタンで兵役についてたっぽくてそのトラウマがある様子。

ともかく若者たちは、格差社会に憤っているみたい。であるから、セレブを狙って強盗を働き、奪い取ったものをネルの組織に売り飛ばして生活している。けっこういい暮らしをしてるものの、将来の展望はない。そもそも、ネルに顎で使われているわけで、しかもいろいろと危険を冒しつつ犯罪行為をしているのに、安全な場所からあーだこーだ抜かしているネルのことを快く思ってない感じ。

ついでに、強盗団のリーダーはエリスで、最初こそ頭がよさそうに見えるけども、実は恋人のアリーに対しては嫉妬深いし、他のメンバーに対してリーダー風ふかせているものの、大して敬われてもいない感じ。要するに、無能とは言わぬまでもカリスマ性は皆無。

であるから、ジャックはリーダーであるという理由だけで分け前を多めにとっていくエリスが気に入らないので、いつか出し抜いて組織と関係ない仕事をしちゃおうとたくらんでいる。

何が言いたいかっていうと、最初からこいつらにチームとしての結束なんてなくて、運命共同体というには脆弱な絆しか持ち合わせていないのだ。そこへ美術品に詳しいという理由だけで嘘つかれて組織に所属することになっちゃうランス。こいつもこいつで、まじめな顔して最初は組織の仕事をやることに難色を示してたのに、流されるままに強盗を続けちゃって、葛藤はあるんだけど、今更後戻りはできぬーーみたいな感じで、なんともやってることが中途半端。

最終的に、案の定チームはいろいろな要因があって瓦解していき、どうあっても捕まるだろうと思われる愚行の数々を犯して逮捕されてまうのだ。

だから何なん? てな終幕。何のひねりもありゃしない。しかも、金を持ち逃げしたジャックや、頼りにならんリーダーのエリスは捕まってないんだから、よけいに不満が残る。いったい何を描きたかったのかよくわからねぇ中途半端な残念作品であった。

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