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映画 ダブルビジョン ネタバレ感想 道教VS刑事とFBI

ダブルビジョン
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ダブル・ビジョン

―2003年公開 香=台=米 109分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:道教に伝わる<5つの地獄>と<ダブル・ビジョン>という2つの伝説をモチーフに、台北で発生した猟奇連続殺人事件の謎と恐怖を描くサイコ・スリラー。出演は「愛人/ラマン」のレオン・カーフェイと「グリーンマイル」のデヴィッド・モース。(KINENOTE)

あらすじ:台湾の大都市台北で、不可解な連続殺人が起こる。第1の犠牲者は真夏に凍死。第2の犠牲者は、火の気の全くないところで焼け死んでいた。そして、第3の事件が起こる。アメリカ人神父が、腹から内臓を取り出され、再び傷口を縫合した異常な姿で発見されたのだ。事件解決のため、FBIはプロファイリングの専門家を台北に派遣する。彼は、地元の刑事とともに捜査を進めるが、すべてが解決したかと思われたその時、異常な出来事が2人を襲う……。(KINENOTE)

監督:チェン・クオフー
出演:レオン・カーファイ/デイヴィッド・モース

ネタバレ感想

台湾を舞台にした猟奇殺人事件を追う刑事たちの物語。台湾警察の国際課の刑事と、アメリカから派遣されてきたFBIの捜査官がタッグを組んで謎の連続殺人の犯人を捜査。その過程で二人の間にちょっとした友情が育まれる、バディムービー的な展開も楽しめる。

初めて鑑賞したのは確か15年くらい前、レンタルビデオで借りたときだったような気がする。当時はまだ2000年代で、95年に公開されたデヴィットフィンチャー監督の『セブン』に影響を受けたような猟奇殺人の犯人を追う作品が、たくさん出現してたような記憶がある。この作品もけっこうそんな感じのする一作で、セブンがキリスト教をバックボーンに物語が作られていたのに対し、こちらの背景は道教で言われる五つの地獄が題材になっている。

でまぁ、この作品は当時の日本で公開されたのかどうかも知らないし、ともかく話題になってはいなかったと思われる。内容に対する評価もそんなに高くない。だが、個人的には好きな作品だ。何がよいかというと、レオンカーファイとデビッドモースがコンビを組んでいるところだろう。最初のほうはけっこう退屈なんだけど、デビッドモース扮する捜査官が台湾に来てからは、それなりに面白くなってくる。特に、台湾の路上で麺線食ってるシーンなんて、何か『ブラックレイン』を思い出させる。

んで、謎の連続殺人には道教の流れを汲むらしいカルト教団が関わっていたことが判明し、主人公とFBI捜査官以外が、そこの教団に乗り込むシーンが今作の屈指の見どころ。警官たちが信者と教主みたいのを連行しようとしたら、信者たちが刀とかで襲い掛かってきて、けっこうなグロシーンを含むハチャメチャな殺し合いが始まるのだ。マジ、唐突なので呆気にとられるんだけども、ある意味ではコメディチックなドタバタで、このシーンはやっぱり見どころ。

そっから後の展開でこの教団が連続殺人の主犯ってことになって、FBI捜査官はお役御免。帰国することになる。その夜はレオンカーフェイとその妻子を交えてハッピーエンドな雰囲気なんだけど、それで物語は終わらない。

なんと、FBI捜査官は死んでまうのである。これには初見の時は驚いた。事件はまだ終わってなかったのである。てなことで、レオンカーフェイは再び捜査を始めて、黒幕をつきとめて、いろいろあって彼も死にかけるんだけども、この世に戻ってきて劇終。

ハッキリ言って、道教の地獄をモチーフにした真相についてはよくわからんことが多い。科学的捜査とオカルトを交えて至った真相は、黒幕が不老不死を得るための儀式だったようだが、細部のところは何度見てもよくわからんし、すぐ忘れてしまう。

であるから、何度見ても飽きないと言えば飽きない作品だ。俺だけかもしれないが(笑)。

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