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映画 底知れぬ愛の闇 ネタバレ感想 ベンアフレック&アナデアルマス

底知れぬ愛の闇
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底知れぬ愛の闇

金持ちのヴィックとその妻、メリンダは友人たちとパーティを開くなどして悠々自適に暮らしていた。しかし、娘もいるにもかかわらず、メリンダは奔放な女性で、ヴィックの目の前で不倫同然な感じに他の男とイチャイチャ。嫉妬に燃えるヴィックはやがてーー。妻に翻弄される旦那かと思いきや、この旦那も大概で、目クソ鼻クソな二人。特に捻りも驚きもなく終わるラストが残念な、アマデアルマスにしか見どころがない作品。ネタバレあり。

―2022年配信 米 116分―

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解説・スタッフとキャスト

解説:ベン・アフレック(「ゴーン・ガール」)とアナ・デ・アルマス(「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」)主演、エイドリアン・ライン(「危険な情事」、「幸福の条件」)監督のサイコスリラー「底知れぬ愛の闇」。完璧と思える夫妻、ヴィック(アフレック)とメリンダ(デ・アルマス)の結婚生活。2人が繰り広げる危険な心理ゲームに巻き込まれていく人々。彼らに何が。(Amazon)

監督:エイドリアン・ライン
出演:ベン・アフレック/アナ・デ・アルマス/トレイシー・レッツ

ネタバレ感想

アナデアルマスとベンアフレック

アマゾンプライムで見つけて鑑賞。あらすじを見てもさして魅かれるものはなかったが、アナデアルマスが出ているってことと、その相手役がベンアフレックと、なかなか豪華だったので鑑賞してみた。どうやらコロナ禍などもあって公開がスルーされ続けて、アマプラでの配信のみとなった作品みたい。まぁそれもそうだなー、と思わせる程度の内容でしかないんだけど。

ちなみに、この主演の二人は、この作品の撮影当時だか、その後だったかよく知らんけど、恋人同士だったらしいね。へぇ、そういう芸能界の話に詳しくないので、けっこう驚いた。まぁその辺はどうでもいいとはいえ、アナデアルマスとイチャイチャできるなんて、羨ましいですな。

ビッチでも好きなものは好き

てなことで、アナデアルマス扮するメリンダは、かなり奔放な女性で、いわゆる男女の関係においての貞操観念みたいのがないみたい。であるから、旦那のヴィッグ(ベンアフレック)の前でも、別の男とイチャイチャしちゃってる。

これって、一般的に考えるとビッチなわけだが、メリンダはこの点においては、道徳とか倫理観がない女性として描かれているように見える。つまり、旦那に嫉妬されたり、浮気野郎となじられることについても、自分の価値基準としてはどうでもいいことなんで、自分のやりたりように、異性と関わらせていただくーーというスタンスのようだ。

普通だったらこういう女性は周囲から注意を受けたり、旦那から三下り半を叩きつけられそうなもんだが、そうはならない。仮にそうなったとしても、彼女はまったく動じたりしないんだろうが、ともかく、そういうことにはならない。

なぜなら、旦那自身が、そういう彼女の行為を容認しているように見えるからだ。どうやら、嫉妬はしているみたいだが、自分から離婚を迫ったり、厳しく彼女の浮気を追求するようなことはしない。まぁこれは、要するにそういう彼女であっても、愛しているってことなんだろうね。

それでも旦那を愛している…ようにも見える

メリンダは、そういう旦那の愛情を知ってるからこそ、見せしめのように他の男とイチャイチャしているようにも見えるし、しかも、そういうことをするのが彼女の旦那に対する愛情表現なのかなぁと思えなくもない。

一方で、そのようなことはまったくなくて、単に男好きだからなのかもしれないとも見える。その辺は、俺はラストまで、彼女がどっちの感情で動いているのかようわからんかった。しかし仮に彼女が後者のビッチだとしても、ラストの選択を見るに、それなりにヴィックのことを愛しているようには見える。

ついでに言うと、彼女は他の男たちとイチャイチャしてる描写があるだけで、ヴィック以外とsexしているシーンはないので、もしかしたら、ヴィック以外の男には純潔を守っていたと考えることもできなくもない。

もしそうだとすると、彼女に対する解釈もいろいろ変わってきそうなところだが、けっきょく、決め手になるような何かは俺には見出せなかったので、ようわからん。まぁでも、そういうシーンがないだけど、どう考えてもやってるだろ、と思わせる描写はあるんだけどね(笑)。

カタツムリを飼うキモい男

一方のヴィックは、メリンダが他の男とイチャイチャしてんのを見てるだけ、もしくは彼女が不在にしているとき、どこにいて何をしていたのかを問いただすくらいで、彼女を強く責めたりすることはない。そんで、なぜかカタツムリを一杯飼っているというキモさ(笑)。

メリンダに近づく男に対しては、自分が嫉妬で殺しをすることをほのめかすこともするし、中盤以降では、実際にこいつがメリンダと親しくしている男をぶっ殺していたことが判明する。

何の捻りもない、つまらない展開

これがもう、なんというか、本当に何の捻りもない展開。その殺しの手口がどれも行き当たりばったりで、どうして警察に捕まらないのか不思議でしかたない。ラストの方では殺しの証拠になりそうなものを、メリンダにも見つかってるし。

こんなしょうもない展開になるより、メリンダは浮気が好きなのでそれを繰り返し、そういう相手をヴィックは殺すのが好きで仕方ないので、それを殺す。夫婦はお互いのそうした変態性を知っているので、そこを容認したうえで、共犯的にそうしたことを繰り返していたーーという話のほうが面白かったような気もしなくもないが、今作はどちらかというと、二人はそれぞれに愛し合っているようだが、その愛の形がいびつであるーーというような描き方をしているように見えた。

正直なところ、掘り下げが少ないので、二人の真意が推し量りづらく、いかようにも解釈はできる。そこがこの作品のいいところなのかもだが、個人的にはそこの曖昧さがあまり効果的に見せられてないように思えた。

夫婦の娘は父親=ヴィックが人を殺しているのを知っていて、彼女がメリンダをヴィックのもとに引き留める役にも立っている。けっこうまともそうな女の子で、可愛げもあるんだが、さすが変態夫婦の娘だけあって、彼女の将来が心配になっちゃいましたな(笑)。

いずれにせよ男の俺から見たら、アナデアルマスみたいな美人が奥さんだったら、あんな奔放な奴でも何とか自分のところに引き留めておきたいと思っちゃうかも。ホント、どうしようもないですな。

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