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映画 スーパーマグナム ネタバレ感想 ブロンソンが街に蔓延るダニを一層!

スーパーマグナム
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スーパー・マグナム

ハードボイルド親父、チャールズ・ブロンソン扮する自警団のポール・カージィa.k.aキンボールが街に巣くうダニどもを皆殺しにかかるハチャメチャで最高なアクション。シリーズ第三弾にして最高峰の娯楽作品。ネタバレあり。

―1985年製作 米 91分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:チャールズ・ブロンソン主演、マイケル・ウィナー監督のコンビによる、アクション復讐劇“デス・ウィッシュ”シリーズ第3弾[第1作「狼よさらば」(74)、第2作「ロサンゼルス」(82)]。旧友を惨殺したストリート・ギャングに敢然と立ち向かう主人公の活躍を描く。監督は「狼よさらば」のマイケル・ウィナー、製作はメナヘム・ゴーラン、マイケル・ウィナー、マイケル・カーガン、原作とキャラクター創造はブライアン・ガーフィールド、脚本はマイケル・エドマンズ、撮影はジョン・スタニアー、音楽はジミー・ペイジ、マイク・モウラン、編集はアーノルド・クラスト(マイケル・ウィナー)がそれぞれ担当。(KINENOTE)

あらすじ:ポール・カーシー(チャールズ・ブロンソン)はロサンゼルスから、ニューヨークに引っ越してきた。かつての友チャーリーに会いに彼のアパートへ出かけるが、旧友はストリート・パンク・ギャングの一団に惨殺されていた。その場でカーシーは逮捕され74分署へ連行される。署の主任シュライカー(エド・ローター)は、カーシーが10年前、この街の殺人鬼やレイプ魔を一掃した男であることを知っており、釈放する代わりにギャングたちを始末しろと持ちかける。そんないきさつを知らない官選弁護士のキャサリン・デービス(デボラ・ラフィン)は、警察の不当逮捕に抗議し人権を主張するようカーシーに勧めた。フレーカー(ギャバン・オハーリヒー)らギャングたちは、ニューヨークの一角を完全に支配しており、レイプ、殺人、強盗と善良な市民を徹底的にいたぶり尽くしていた。カージーは、チャーリーの親友だったベネット(マーチン・バルサム)に街の状況を聞き、宣戦を布告する。スーパーマグナム(475口径のウィルディ.マグナム)を手に、罠を仕掛けてはギャングどもを有無を言わさず撃ち倒していく。が、こんな街を出ようと決め、カーシーと一夜を共にしたキャサリンがフレーカーたちの襲撃に遭い命を落とす。激しい抗争のあまり一度は署に保護されたカーシーだったが、そこを抜け出しギャングとの闘いに挑んでいく。最初は温厚で被害者に甘んじていた住民たちも、ついに銃を持って立ち上がる。カーシー、住人、警察が協力してギャングの大群と闘う白昼の市街戦の末、街は平和を取り戻す。(KINENOTE)

監督:マイケル・ウィナー
音楽:ジミー・ペイジ
出演:チャールズ・ブロンソン/マーティン・バルサム

ネタバレ感想

ポール・カージィのデスウィッシュシリーズ第三弾。『狼よさらば』『ロサンゼルス』から続くこのシリーズは回を重ねるごとにB級ハチャメチャアクションになっていくわけで、カージィを取り巻く周辺人物が悲惨な死を迎えるのは相変わらずなんだけども、やっぱりこの三作目で何かこれまでの軸みたいなのが振り切れて違う場所に行っている気がする(いい意味で)。

シリーズの中では俺はこの作品が一番好きだな。昔は地上波で全5作がけっこう放映されてて、俺はチャールズ・ブロンソン大好きで、この作品のおかげでファンになったのかもしれないと思うくらいに、好きなのだ。何かよくよく考えると彼の行動はトンマだし、計画性もへったくれもないメチャクチャなもので、それがシリーズを重ねるごとにより拍車がかかっていくわけだが、そんな突っ込みどころなんてどうでもいいくらいにブロンソン先生はカッコいいのだ。

今作でも当然彼にお近づきになった女性は死んでまう。それも、シリーズ屈指のアッサリしたスピーディな死に方で、カージィも彼女の死を目の当たりにしておきながら、事件現場で一瞬悲しい顔をしただけで踏ん切りがついてしまうというお笑いシーンを目の当たりにしても「カージィだからいいか」と思えるのである。

ともかく、老人なのに結構走れるし、射撃上手だし、喧嘩強いし、糞みたいなチンピラどもには一切容赦をしない。そして、トーク力があるし、紳士なので女性にもモテる。そんなモテそうな容姿ではないが、滲み出る男のダンディズムに女性はメロメロになってまうのだ(たぶん)。

てなことで、前作までは静かな処刑人だったカージィが、今作では白昼堂々と、しかも警察も巻き込んでニューヨークに巣くう、悪のチンピラ軍団と大銃撃戦を繰り広げるのである。もう、過去2作と全然違うテイスト(笑)。だが、そこがいいのだ。

イイ奴なのか悪い奴なのかよくわからない警察署長とタッグを組んでチンピラ軍団と銃撃戦を繰り広げるクライマックスは、西部劇のようなテイストがあって、2人のたたずまいがなかなかにカッコいい。

いやぁ、本当に何度鑑賞しても笑えるし、カージィはカッコいいのだ。しかも、本作は音楽がまたいい。『ロサンゼルス』から続いて、レッド・ツェッペリンのジミーペイジが曲に参加しているのである。今作では一部参加らしいが、『ロサンゼルス』のほうのはサントラも出てて、ともかく、エンディング曲がメチャクチャカッコいいのである。

でも、このサントラは手に入りづらくて持ってないので、俺はいつも『ロサンゼルス』のDVDで、その曲を聴いている。本当に素晴らしい曲でカッコいいので併せておススメ。

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街のダニに娘を殺されたカージィは表向きは建築士としての仕事を淡々とこなしながら、夜は一人自警団として、娘を殺したチンピラどもの捜索を続ける。ジミーペイジの曲が素晴らしく、特にラストの曲は本当に大好き。
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