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映画 コリジョン交錯する運命 ネタバレ感想 ネットフリックス配信の南アフリカ作品

コリジョン交錯する運命
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コリジョン交錯する運命

出世をもくろむ会社員とギャングのボスとの対立を軸に、南ア社会にはびこる差別や犯罪の実態を描いたネットフリックス配信作品。けっこう重たいテーマなんだけども、なんだか物足りない残念作。ネタバレあり。

―2022年制作 南阿 99分ー

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あらすじ・スタッフとキャスト

あらすじ:不正に手を染めたビジネスマンと社交好きな彼の妻。運命の日、悪名高きギャングのボスに娘が連れ去られたと知った2人が、我が子を救い出そうと奔走してゆく。(FILMARKS)

監督・脚本:ファビアン・マルトレル
ファビアン・マルトレルショーン・キャメロン・マイケル
出演:ラングレー・カークウッド/ゾーイ・スニードン/シペシフレ・ヴァジ/ムポ・セベング/ブヨ・ダブラ/テッサ・ジャッバー/サムケ・マコバ

ネタバレ感想

ネットフリックスで配信されてたので鑑賞してみた。南アフリカの作品ってあんまり見た記憶がないんだけども、白人による黒人差別以外にも黒人同士の差別問題があるってのはこの作品で初めて知った。恐ろしいねぇ。

黒人同士の差別ってのは、南アに流れてくる移民(不法移民もいるらしい)が土着の黒人に迫害されているということ。地元民たちは移民のことを外国人(ナイジェリア人やジンバブエ人のことらしい)と呼び、自分たちの土地に流れてくることをあまり快く思ってないみたい。

なんでも外国人は人の土地に来てモノを盗んでは安く売りさばく、盗人なんだそうだ。であるから、雑貨屋みたいなのを営んでいるパレサの親父は自分の娘と恋仲になってるナイジェリア人のアゼを憎んでて、しかもこいつが自分が夢見ていた新店舗の土地を先に手に入れちゃったもんだから激怒しちゃう。

んで、地元の外国人排斥主義者の集団と一緒になって、アゼの店を襲撃しちゃうのだ。で、そのドサクサでアゼだけでなく、パレサも死んじゃうことになる。悲惨。親父がバカすぎ。

上記のようなエピソードが挿入されているわけだが、これって本筋とあんまり関係ない話に感じちゃうんだよなぁ。でも、内容自体は、会社員のヨハンとブラ・ソルの対立よりも深刻に見えちゃって、であるから、こっちの悲惨な話を中心にした物語にすればよかったのにーーと思わなくもない。他の登場人物とほとんど運命交錯してないしね(笑)。

で、ヨハンとブラ・ソル、ヨハンの娘ニッキーと恋人のセシル、その友だちのタンドのエピソードってバカが各々ジタバタしてるようにしか見えないんだよなぁ。

ヨハンとブラソルが示し合わせて不正を働いてたとか言ってるけど、どういう不正なのかぜんぜん説明がないし。

まぁでも、大人たち世代は差別的な感情が働いている一方で、セシルとニッキー、アゼとパレサみたいな若い人たちは恋をすることで差別を乗り越えようとしているわけで、恋愛の力ってのは偉大でありますなぁとは思ったかな。

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