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映画 ブッシュウィック 武装都市 ネタバレ感想 謎の軍団の正体は?

ブッシュウィック
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ブッシュウィック 武装都市

もっと荒唐無稽でSFっぽい内容かと思っていたら、ハードかつシリアスな作品で驚いた。長回しを使って全編10カットでラストに至る展開に、なかなかの満足感を得られた。ネタバレあり。

―2018年公開 米 94分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:平凡な日常がある日突然崩れ去る恐怖を映し出すサバイバル・アクション。ブルックリン近郊の地下鉄駅に降り立った大学生のルーシー。地上に出ると、上空をヘリや戦闘機が旋回し、街なかでは銃弾が飛び交い、ミサイルが落下。見慣れた街が突如戦場と化していた。出演は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのデイヴ・バウティスタ、「ピッチ・パーフェクト」シリーズのブリタニー・スノウ。監督は「ゾンビスクール!」のジョナサン・ミロとカリー・マーニオン。(KINENOTE)

あらすじ:アメリカ・ニューヨーク州ブルックリン近郊。大学生のルーシー(ブリタニー・スノウ)は家族に会うため、ブッシュウィックの地下鉄駅に降り立つ。周囲の異変を感じながら地上に出ると、上空をヘリや戦闘機が旋回し、街なかでは夥しい数の銃弾が飛び交いミサイルが落下、見慣れた街が戦場と化していた。突如として極限状況に放り込まれ、地獄のような街を逃げ惑うルーシーだったが、謎の男ステュープ(デイビッド・バウティスタ)と出会い、生き残りをかけ共に戦う決心を固める。謎の軍隊が行き交い、見えない敵への恐怖を抱えながら、ルーシーとステュープは歩を進めていくが……(KINENOET)

監督:ジョナサン・ミロ/カリー・マーニオン
出演:デイヴィッド・バウティスタ/ブリタニー・スノウ

ネタバレ感想

楽しめる映画であった。安易にハッピーエンドにならないところがまた、リアリティを感じていい。序盤にルーシーの彼が気の毒に爆死して以降、謎の軍隊の全容がわかるまでのあいだ、緊迫感あるシーンが続く。

で、敵の全容がわかって以降は、住民たちも反撃に出始めていて、街は一方的な殺戮の場ではなく、血みどろの戦場と化していく。

この作品の敵は、なんとアメリカ合衆国の南側の州から兵を募った連合軍。北の各州を制圧して、アメリカから独立しようとしてるんだとか。ニューヨークだけは住民の反撃が激しいために、殺戮もやむなしという指令があったらしい。

なぜ反撃にあうかといえば、住民に民族的多様性があるから。そして、武器を所持している人がやたらと多く、反撃が猛烈だったとステュープが捕らえた兵士は吐露する。諜報員の調べが甘かったそうだが、諜報員無能だな。

てなことで、後半以降は戦士として覚醒した感のあるルーシーが妹を守りつつ避難場所に向かうことに。ラストはステュープもルーシーもあっさりと銃弾に倒れる悲惨な結末。死に際になんの余韻もないところが理不尽かつリアルだ。

結局、ギャングの息子を持つ母ちゃんが教会の神父を説得して住民を組織化して避難所に向かう作戦はなくなるし、母ちゃんそのものの安否も不明。その教会のシーンで神父がトチ狂って自殺しちゃったから、ルーシーがみんなを別の場所に導くことになるんだけど、なんでみんな素直に従えたのか、その辺もちょっとよくわからない。

あとは、肩幅が広すぎて背負えないからなのか、ステュープがリュックを常に肩がけしてるのが気になって仕方なかった。邪魔臭いだろ、あれ(笑)。ほかにも、敵を倒した際にハンドガンより強い武器が手に入るのに、なぜか彼は拾わない。ルーシーは使用できないだろうからよいとして、彼は元海兵隊員なんだから、手にした方が有利に戦えそうなんもだが。

ルーシーは初めて銃を使うわりに、終盤では結構距離ある敵にも弾をヒットさせている。そんな簡単に当たるんかいな?

――などと変に思うシーンはあるものの、楽しめる作品であった!

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